しれとこ (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索
しれとこ
JRH-Kiha54 Rapid-Shiretoko.jpg
キハ54 515 快速しれとこ
(2005年8月13日 釧網本線 清里町駅
概要
種類 快速列車
運行開始 1989年5月1日
運営者 JR logo (hokkaido).svg 北海道旅客鉄道(JR北海道)
路線
起点 網走駅
終点 釧路駅
運行間隔 1往復
使用路線 釧網本線根室本線(花咲線)
技術
車両 キハ54形気動車
釧路運輸車両所
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 非電化
テンプレートを表示
清里町駅で行き違う上下列車
(2009年8月)
増結と車両回送により
3両で運行されるしれとこ
(2010年2月)

しれとことは、北海道旅客鉄道網走駅 - 釧路駅間を釧網本線を経由して運行する快速列車である。

本項では、釧網本線内で運行された優等列車の沿革に着いても述べる。

運行概況[編集]

網走駅釧路駅の間を約3時間10分で結び、1日1往復運転されている。

停車駅
網走駅 - 桂台駅 - 鱒浦駅 - 藻琴駅 - 北浜駅 - 原生花園駅 - 浜小清水駅 - 止別駅 - 知床斜里駅 - 中斜里駅 - 清里町駅 - 札弦駅 - 緑駅 - 川湯温泉駅 - 美留和駅 - 摩周駅 - 磯分内駅 - 標茶駅 - 茅沼駅 - 塘路駅 - 釧路湿原駅 - 遠矢駅 - 東釧路駅 - 釧路駅
  • 桂台駅、鱒浦駅は下り列車のみ停車。
  • 原生花園駅は、営業期間(5月1日 - 10月31日)のみ停車。
  • 釧路湿原駅は、下り列車は毎日停車。上り列車は5月1日 - 11月30日のみ停車。
使用車両
釧路運輸車両所所属のキハ54形気動車を使用。1両でワンマン運転が行われる。繁忙期や事前申込の団体客乗車時は増結される。増結車両はキハ40系気動車が使用されることが多い。

沿革[編集]

  • 1957年(昭和32年)6月、単行の気動車により川湯駅(現:川湯温泉駅) - 釧路駅間を運行する臨時準急列車として、「摩周」(ましゅう)の運行が開始する。なお、このころは2往復とも夏季限定の運行であったとされる。
  • 1959年(昭和34年)5月1日、「摩周」1往復が定期列車に昇格。同年7月1日には2往復とも定期列車化。
  • 1960年(昭和35年)4月1日、「摩周」運行区間を網走駅 - 釧路駅間に変更。列車を2両編成とする。
  • 1961年(昭和36年)10月1日、いわゆる「サン・ロク・トオ」と称されるダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
    1. 「摩周」列車名を函館駅 - 釧路駅を結ぶ急行列車の名称となる。→このあとについては「狩勝」のページを参照されたい。
    2. 1往復が北見駅 - 網走駅間を延長し、北見駅 - 釧路駅間を運行する「しれとこ」に変更する。
    3. 釧網本線内運行の準急列車1往復は「わこと」に名称を変更する。
  • 1962年(昭和37年)5月1日、標津線根室標津駅 - 釧路駅間を運行する準急列車「らうす」2往復を新設。また、「わこと」1往復を増発。「わこと」2往復となる。うち1往復に1等車を連結。なお、「わこと」と「らうす」は1往復釧網本線内を併結運転を実施。
  • 準急「らうす」を2往復とも2両編成化する。
  • 1966年(昭和41年)
    • 3月5日、準急制度改変に伴い、「しれとこ」・「わこと」急行列車に格上げ。また、「らうす」の釧網本線内併結列車を急行列車に昇格。急行列車には「くなしり」の愛称が与えられる。
    • 3月25日このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
    1. 「わこと」、「しれとこ」に統合。「しれとこ」北見駅発着1往復と網走駅発着の2往復(内1往復には「くなしり」を連結)の3往復体制となる。
    2. 「くなしり」・「らうす」の根室標津駅 - 中標津駅間を普通列車化。
  • 1968年(昭和43年)10月1日、のちに「ヨン・サン・トオ」と称されるダイヤ改正に伴い、以下のように変更される。
    1. 釧網本線内及び標津線直通急行列車の愛称として「しれとこ」の愛称が与えられる。運転区間は北見駅・網走駅・川湯駅・根室標津駅-釧路駅間、標津線標茶駅 - 中標津駅間急行は2往復。
    2. 大雪」の旭川駅→釧路駅間1本(2両編成)、小樽駅 - 釧路駅間1往復(6両編成・1等車連結)の直通列車が設定され、根室標津駅 - 釧路駅間「しれとこ」の1往復が釧路駅 - 標茶駅間併結運転となる。
  • 1970年(昭和45年)10月、標津線標茶駅 - 中標津駅間急行1往復を普通列車化、急行は1往復に。
    根室標津駅始発(標茶駅まで普通)のキハ22 168 急行「しれとこ1号」
    (1986年8月 釧網本線 標茶駅
    後は網走始発の「しれとこ1号」
  • 1972年(昭和47年)10月2月、「大雪」のうち小樽駅 - 釧路駅間の列車を札幌駅 - 釧路駅間に短縮。
  • 1980年(昭和55年)10月1日、「しれとこ」標津線標茶駅 - 中標津駅間急行だった1往復も普通列車化。
  • 1981年(昭和56年)10月1日、「大雪」釧路駅直通列車の釧網本線間を分離。「しれとこ」3往復とする。
  • 1984年(昭和59年)2月1日、「しれとこ」釧路駅→留辺蘂駅間及び北見駅→釧路駅間各1本ずつ廃止。「しれとこ」2往復体制となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日、「しれとこ」廃止[1]
  • 1989年(平成元年)5月1日、「しれとこ」網走駅 - 釧路駅間を運行する快速列車として1往復運行を開始。

脚注[編集]

  1. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 49頁。

関連項目[編集]