クラシエ薬品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索
クラシエ製薬株式会社
Kracie Pharma, Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
108-0022
東京都港区海岸三丁目20番20号
ヨコソーレインボータワータワー6F
設立 2006年(平成18年)5月1日
業種 医薬品
事業内容 漢方薬を中心とした医療用医薬品と一般用医薬品の製造・販売
代表者 代表取締役会長執行役員 石橋 康哉
社長執行役員 大西重樹
資本金 24億0500万円
特記事項:2006年4月12日に紀尾井町インベストメントからカネボウ製薬に社名変更。2007年7月1日にクラシエ製薬に社名変更し、現在に至る。
テンプレートを表示
クラシエ薬品株式会社
Kracie Pharmaceutical, Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
108-0022
東京都港区海岸三丁目20番20号
ヨコソーレインボータワータワー6F
設立 1972年(昭和47年)5月10日
業種 卸売業
事業内容 医薬品、医薬部外品等の病医院、診療所及び薬局・薬店への販売
代表者 代表取締役社長 大西重樹
資本金 4億6000万円
特記事項:1972年にカネボウ薬品販売として設立、1974年にカネボウ薬品に社名変更。2007年にクラシエ薬品に社名変更し、現在に至る。
テンプレートを表示

クラシエ薬品株式会社(クラシエやくひん、: Kracie Pharmaceutical, Ltd.)とはクラシエホールディングスの薬品事業を担う関連子会社である。

概要[編集]

前身企業に漢方薬を中心に扱っていた山城製薬、『ワカ末』などの大衆薬に強みがあった中滝製薬が入っている。脱繊維を模索したカネボウが両社の経営権を取得して薬品事業に参入し、1974年に両社を合併した(旧山城製薬の工場は高槻第二工場、旧中滝製薬の工場は春日部工場となった)。

山城製薬の流れから漢方薬に強みを持ち、漢方製剤における一般用医薬品部門では業界首位、医家向け商品も製造、販売されている(業界2位)。かつては中滝製薬の流れで医療用新薬事業も行っていたが、1999年に日本オルガノン(現在のMSD)へ売却した。親会社はクラシエ製薬株式会社(ファンド設立の紀尾井町インベストメントが母体)。

沿革[編集]

  • 1966年 - 鐘紡が山城製薬の経営権を譲り受け、薬品事業に進出。
  • 1969年 - 山城製薬がカネボウ山城製薬に社名変更。
  • 1971年 - 鐘紡が中滝製薬の経営権を譲り受ける。
  • 1972年 - 中滝製薬がカネボウ中滝製薬に社名変更。カネボウ薬品販売設立。
  • 1974年 - カネボウ山城製薬、カネボウ中滝製薬を鐘紡に合併。カネボウ薬品販売がカネボウ薬品に社名変更。
  • 1976年 - 漢方研究所設置。
  • 1978年 - 漢方エキス錠の発売開始。
  • 1982年 - 『コッコアポ錠』発売。
  • 1984年 - 漢方かぜ薬シリーズ発売(第1号商品は『葛根湯』)。
  • 1985年 - 漢方療法推進会向け商品の発売開始。
  • 1988年 - 青島華鐘製薬有限公司設立。
  • 1993年 - 『コッコアポA錠』発売。
  • 1997年 - 『コッコアポL錠』発売。
  • 1999年 - 医療用医薬品事業の一部を日本オルガノン(現・MSD)へ営業譲渡。
  • 2000年 - 『カネボウ万寿丹』発売。
  • 2002年 - 医療用漢方1日2回服用製剤『KB2』発売。
  • 2006年 - カネボウの薬品事業がカネボウ製薬(旧・紀尾井町インベストメント)へ譲渡され、カネボウ薬品がその子会社となる。『漢方セラピー』発売。
  • 2007年 - クラシエ製薬、クラシエ薬品に社名変更。『カンポウ専科』発売。
  • 2012年 - 『コッコアポプラスA錠』発売。
  • 2014年 - 『コッコアポG錠』発売(同時に、『コッコアポL錠』と前年にテスト販売していた『コッコアポEX錠』をリニューアル発売)、住友化学と共同開発した医療用医薬品の疥癬治療外用薬『スミスリンローション5%』発売。
  • 2015年 - 医療用漢方製剤・丸剤『ウチダの八味丸M』の販売をウチダ和漢薬から移管[1]

製品[編集]

  • カンポウ専科 - 旧カネボウ薬品時代に発売されていた漢方製剤を取りまとめ、新たにシリーズ化したブランド。詳細記事を参照のこと。
  • 漢方セラピー - 旧カネボウ薬品時代に発売された漢方薬シリーズ。具体的な症状を明記し、明るめのパッケージを用い、1回分ごとのスティック包装とした。詳細記事を参照のこと。
  • コッコアポ - 1982年発売の肥満症に向けたロングセラーの漢方薬ブランド
    • コッコアポEX錠【第2類医薬品】 - 2013年3月発売。発売当初、216錠(18日分・パウチ包装)のみの設定で、一部店舗のみのテスト販売だったが、2014年7月のリニューアルで容量が60錠(5日分・パウチ包装)、144錠(12日分・箱入)、312錠(26日分・箱入)の3容量となり、パッケージデザインも赤のパッケージとなった。
    • コッポアポG錠【第2類医薬品】 - 2014年7月発売。シリーズ初となる大柴胡湯エキスを配合。ピンクのパッケージ。
    • コッコアポL錠【第2類医薬品】 - 1997年3月発売。防已黄耆湯エキスを配合。当初はピンクのパッケージだったが、2004年2月からクリームイエローのパッケージとなり、2014年7月にオレンジのパッケージとなった。また、容量体系を見直し、パウチ包装は60錠(5日分)に容量を減らし、箱入は312錠(26日分)のみに集約した。
    • コッコアポプラスA錠【第2類医薬品】 - 2012年3月発売。防風通聖散製剤(フィルムコーティング錠)。内容量を見直すとともに、7日分(84錠)の小容量サイズをチャック付パウチ包装に変更。
    • 新コッコアポA錠【第2類医薬品】 - 2001年6月発売。防風通聖散製剤。なお、小容量サイズの60錠は「コッコアポプラスA錠」の84錠へ継承のため製造終了となり、また、2015年9月に従来の「コッコアポA錠(1993年発売)」からのリニューアルで青のパッケージの大容量サイズ480錠を追加したことにより360錠も製造終了となった為、180錠と480錠の2容量となった。
    • 新コッコアポS錠【第2類医薬品】 - 防風通聖散製剤(裸錠)。2007年6月に「コッコアポS錠(1984年9月発売)」の商品名を変更するとともに、男性向けに黒いパッケージにリニューアルしたものである。なお、現在は180錠が製造終了のため、360錠のみの設定である。
  • クラシエ当帰芍薬散錠【第2類医薬品】 - 2014年7月発売。前述の「コッコアポEX錠」・「コッコアポG錠」・「コッコアポL錠」とデザインを統一した青のパッケージである。
  • 新ハイピロガンK【第2類医薬品】 - 小青竜湯に解熱鎮痛成分・抗ヒスタミン剤を配合した総合感冒薬。また、以前には、シリーズ品として新ピロガンK、ピロガンカプセル、小児用ピロガンシロップ、ピロガン咳止め液を発売していた。
  • 「クラシエ」漢方九味檳榔湯エキス錠【第2類医薬品】 - 2015年6月発売。
  • 「クラシエ」漢方抑肝散加芍薬黄連錠【第2類医薬品】 - 2014年5月発売(製造販売元:日東薬品工業)。
  • クラシエヨクイニンタブレット【第3類医薬品】 - 2016年9月に瓶入りを504錠に集約し、新たに126錠パウチを追加。「クラシエの漢方」に移行した。
  • リエイジEX錠【第2類医薬品】 - 2012年10月発売。ジオウ等の8種の生薬を配合した錠剤タイプ。
  • ワカ末 - 当社の前身のひとつである中滝製薬の時から90年以上発売されている黄色のパッケージの下痢止め薬ブランド。社名変更後にマイナーチェンジを行っており、「Kanebo」ロゴから「カンポウ専科」シリーズに使われている鐘のマークに変更され、後に「Kracie」ロゴに変更されている。
    • 新ワカ末プラスA錠【第2類医薬品】 - 2010年8月に従来の「新ワカ末A錠」を38年ぶりにリニューアル。オウバクから抽出したベルベリン塩化物水和物、チアミン硝化物(ビタミンB1)に加え、生薬成分のサンザシ末を配合。従来の糖衣錠から甘みのあるフィルムコート錠に変更した。
    • ワカ末止瀉薬錠【第2類医薬品】
    • ワカ末錠【第2類医薬品】
  • 点温膏K【第3類医薬品】 - 1976年に「点温膏」として発売されて以来、ロングセラー製品となっている温感プラスター。2007年6月に「新てん温膏」と共に販売を終了していたが、配合成分を見直し、2007年12月に現在の製品にリニューアル発売された。(製造販売元:大協薬品工業
  • ベルクリーンS軟膏【第2類医薬品】 - しもやけ・あかぎれ用薬。2006年9月に従来の「ベルクリーン軟膏」をリニューアルし、リドカインを新たに配合した。なお、同じブランド名である内服薬の「ベルクリーン錠」は2007年10月に立ち上げた「カンポウ専科」へ移行している。
  • ロコイダン【指定第2類医薬品】 - 外皮用薬。軟膏タイプの「ロコイダン軟膏」とクリームタイプの「ロコイダンクリーム」がある。(製造販売元:鳥居薬品
  • 虔脩本方 六神丸S【第2類医薬品】 - 生薬配合の強心剤。(製造販売元:廣貫堂)
  • ヨクイノーゲンBC錠【第3類医薬品】 - チュアブル錠タイプのビタミンB2B6主薬製剤。
  • 人参ドリンク セパホルンZIII【第3類医薬品】 - 朝鮮人参エキス・タウリンローヤルゼリーを配合した滋養強壮剤。(製造販売元:田村薬品工業)
  • H・ミッテルクリーム【医薬部外品】 - 制汗・デオドラントクリーム。本来、医薬品部門の製造販売元は一部委託製品を除きクラシエ製薬となっているが、この製品のみ、製造販売元がカネボウからクラシエホームプロダクツに変更された。
  • しょうが湯 - 「クラシエしょうが湯」と黒砂糖を加えた「クラシエ黒しょうが湯」、国産を加えた「クラシエしょうが葛湯(2008年10月発売)」、「クラシエしょうが湯」の約3倍量の生姜(高知県産生姜)を配合して生しぼりし、本葛・黒砂糖を加えて仕上げたプレミアムタイプの「濃くておいしいしょうが湯(2012年8月発売)」の4種類がある。また、イオングループのハピコムでは通常品の別パッケージ仕様や本来のラインラップにない製品が販売されている。
  • ビイレバーキング - 滋養強壮。販売を担当、製造は日新薬品工業が担当。

漢方療法推進会向け製品[編集]

当社は1985年9月に発足した組織「漢方療法推進会」向けの製品も発売している。現在は900店舗あまりの薬局・薬店がこの組織に加盟している(詳細については外部リンクにある「漢方療法推進会」のサイトを参照のこと)。

医薬品
  • 漢方薬90包シリーズ
ほとんどの製品が【第2類医薬品】であるが、「サンワロンM顆粒(麻黄附子細辛湯)」は【指定第2類医薬品】に分類される。
  • 冠脉通塞丸(かんみゃくつうそくがん)クラシエ【第2類医薬品】
  • ロクジョン【第2類医薬品】
  • クラシエ独活寄生丸エキス顆粒【第2類医薬品】
  • 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)クラシエ【第2類医薬品】
  • 虔脩感應丸
  • ビイレバーキング【第3類医薬品】
  • ビイレバーキングS【第3類医薬品】
  • 天王補心丸(てんのうほしんがん)クラシエ【第2類医薬品】
  • 知柏地黄丸(ちばくじおうがん)クラシエ【第2類医薬品】
  • 大粒虔脩熊参丸【第3類医薬品】
健康食品
  • ケアピローサN - 2008年11月に従来の「ケアピローサ」を処方強化。沖縄県宮古島に自生するピデンス・ピローサエキスを配合。
  • クラシエケアマックスG - グルコサミンコンドロイチン硫酸配合の健康補助食品。
  • ケアリプラ - 吸収性に優れたアグリコン型の大豆イソフラボン含有。
  • クラシエ神仙丹M - アガリクス茸菌糸体と冬虫夏草菌糸体を配合した栄養補助食品。細粒タイプと粒タイプがある。
  • クラシエ万寿丹Sゴールド - アガリクス茸菌糸体にビール酵母を配合。
  • 板藍根・羅漢花顆粒
  • クラシエ霊田七 - 田七人参霊芝等を主原料とした健康食品。細粒タイプと粒タイプがある。
化粧品
  • ケアピローサエッセンス - 2008年11月発売。

以前発売されていた製品[編集]

※以下の製品は現在発売されていない。なお、一部の製品は他社への譲渡やリニューアルという形で販売を続けているものがある。

  • H・ミッテル(腋臭治療薬)→医薬部外品のH・ミッテルクリームへ
  • アプレアEC(ビタミン剤)→ゼリア新薬工業へ譲渡し、「アポスティーEC+B」の名称で発売
  • セピア(目薬・洗眼薬)→洗眼薬の「セピアフレッシュ」は、資生堂薬品へ譲渡
  • 漢方ノドロップ(口腔咽喉用薬)→田辺三菱製薬へ譲渡
  • サンリラックス(ビタミンE配合滋養強壮ドリンク剤)
  • サンリラークローション(外用鎮痛消炎剤・温感タイプ)
  • ドリンク金太郎→ツービードリンク【指定医薬部外品】へリニューアル
  • ワカ末胃腸ドリンク【医薬部外品】(健胃清涼剤)
  • PORES毛穴クリーンパック【化粧品】(小鼻用角栓除去パックシート)→コーセーコスメポートへ譲渡し、「ソフティモ毛穴クリーンパック」の名称で発売(製造販売元:ダイヤ製薬)
  • ハイセレニン(抗てんかん剤)→MSDへ譲渡

CMキャラクター[編集]

現在
  • 相武紗季 - コッコアポ(2014年7月 - )、カンポウ専科・かぜ薬シリーズ(2014年 - )
過去

カンポウ専科のCMに登場した「カンポウ6」については、カンポウ専科を参照のこと。

事業場[編集]

クラシエ製薬株式会社[編集]

クラシエ薬品株式会社[編集]

海外事業場[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「ウチダの八味丸M」の販売移管について - クラシエ薬品・ウチダ和漢薬 2社連名によるリリース(配信元:クラシエ薬品株式会社) 2015年3月16日(2015年8月27日閲覧)