サラリーマン金太郎

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サラリーマン金太郎
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 本宮ひろ志
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
発表号 1994年30号 - 2002年9号
巻数 全30巻
漫画:サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編
作者 本宮ひろ志
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
発表期間 2005年49号 - 2006年37・38合併号
巻数 全4巻
漫画:新サラリーマン金太郎
作者 本宮ひろ志
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
発表号 2009年7号 -
巻数 全7巻
漫画:サラリーマン金太郎 順不同
作者 本宮ひろ志
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
発表号 2010年18号 - 2011年1号
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サラリーマン金太郎』(サラリーマンきんたろう)は、主人公矢島金太郎のサラリーマンとしての活躍と成長を描いた、漫画家本宮ひろ志によるビジネス漫画である。1994年から、幾度かの休載期間を挟みつつ週刊ヤングジャンプで連載されている。

2005年より、外資系銀行に転職した金太郎の活躍を描くデジタルコミックのダウンロードサービスが、楽天で行われた。同年49号にてヤングジャンプ誌上に「マネーウォーズ編」として復帰。

2009年7号より新シリーズ『新サラリーマン金太郎』開始。倒産直前の窮地にいたヤマト中央建設の社長に就任した。2010年18号から2011年1号までは『新サラリーマン金太郎 順不同』と一部改題、エピソードごとに時間軸が前後する展開をとった。当ページでは本編の他、マネーウォーズ編、新サラリーマン金太郎(順不同)についても述べる。

2011年9月よりNTTソルマーレが配信する『定額本宮ひろ志魂』にて毎月順次配信。(iPhone/iPod touch/iPad端末[1]及びauandroid端末向け)

味の素グリナの夢コラボ漫画が登場した[2]

あらすじ[編集]

本編[編集]

暴走族集団・八州連合の元ヘッド矢島金太郎は、亡き妻・明美の故郷で忘れ形見の竜太とともに漁師をしていた。ある日、事故で漂流中のヤマト建設の会長・大和守之助を救った事がきっかけで、金太郎はヤマト建設に見習い社員として入社する。金太郎が入社したヤマト建設は、官僚から天下りしてきた横暴な大島社長が専横を極めており、守之助会長や創業時からの叩き上げである黒川専務は退陣を迫られていた。サラリーマンとしての枠に捉われない金太郎の大胆な行動に感銘を受けたヤマト建設の社員達は、守之助会長を退陣から救うために活動を開始する。

マネーウォーズ編[編集]

本編の最終回で金太郎が面接を受けた外資系銀行は、美々の義父フランクリン・モーガンが経営する会社であった。金太郎は外資、金融投資という未知の現場において悪戦苦闘していく。そんな中、金太郎がチーフとして運営するチームがナビリアの通貨「ギラ」に対し投資を続けるが、その世界の大物が金太郎チームの前に立ちふさがる。

新サラリーマン金太郎編[編集]

ナビリアの投資庁に所属していた金太郎だったがリーマン・ショックの影響を受け多大な損害をナビリアに与えたことに責任を感じ帰国、大和守之助の墓参りへ向かう。金太郎を待ち構えたのはヤマト中央建設倒産の話であった。倒産を回避するため金太郎は驚きの手段を使う。ヤマト中央建設は金太郎を社長にしたが、金太郎の考えに反発する人間たちが暗躍する。

順不同[編集]

サラリーマン金太郎の本編では書かれなかったエピソードを追加、単独コミックス化はされず、新サラリーマン金太郎のコミックスに収録している。また、本編と設定が変わっているものがある。

  • 設定が変わっているもの
    • 金太郎の正社員後の配属先(本編では営業一課だが、順不同では営業三課)
    • ヤマト建設における一課と二課の役割の相違(本編では一課は大手民間企業向け、二課は公共工事向けとなっているが順不同では逆になっている)
前述の理由により順不同はパラレルワールドになっている。

登場人物[編集]

矢島家[編集]

矢島 金太郎(やじま きんたろう)
本作の主人公で、最終学歴は高校中退。八州連合の頭を引退した後に漁師をしていたが、漂流中の大和守之助を救ったことが縁で、ヤマト建設の営業部社員として採用される。当初は鉛筆削りばかりさせられるも、削り方が良かったのか使っていた設計課の前田に「書き易い」と評される。また、黒川専務に浮きを作るなど手先は器用なようである。ナビリア出張やYMTランドへの出向、アメリカ留学、北海道支社長、社長室長などを経てヤマト建設退社時の最終的な地位は総務部長。公私に渡るつながりを利用しヤマト建設を何度も倒産の危機から救っていただけではなくリストラされたヤマト社員をYMTランドに取り入れ、金太郎自らがYMTランドの社長になり彼らの再生に成功、全員をヤマト建設に復帰させている(しかし、金太郎がアメリカ留学中にYMTランドの人間はほとんどが退職してしまう)。しかし総会屋との戦いで会長が殺害されるとヤマト建設を退職。漁師に戻り、本編ではヤマト建設に戻ることは無かった。
喧嘩は強く、上京して来たばかりの頃、渋谷で後に隣人そして後の上司となる水木がチンピラにからまれているのを見つけて、竜太をネンネコでおぶったまま竜太に怪我させる事なくチンピラと喧嘩して詫びさせたりしている。不良の間では未だに伝説の八州の頭(ヘッド)矢島の金ちゃんと恐れられており、そのチンピラ達も知っていた。しかし、一ツ橋(天風山)や伊郷などに敗れる場面もあり、作中において最強ではない。さらに物語が進むと喧嘩で負ける場面も増え、本人も歳のせいかと嘆く事になる。
八州時代は硬派で知られ、女の子にファンがいるほどで、実際に暴走族の写真集を買っていて金太郎に憧れていた女子社員がいた(件の女子社員は同僚の女子社員から「あんた、族だったの?」と言われて、「彼は特別」と言っている。このことからも分かるように、不良でない人にも人間的魅力を認められていた)。しかし、その人間的魅力や行動力で美鈴、加代といった女性陣はおろか、鷹司、山金、大島のように当初は敵対していたものですら心服させている。また、正直な性格ゆえ、行く先々で些細なトラブルを起こし刑務所に入ることになる。最終的な前科は4犯。
矢島(旧姓:末永) 美鈴(やじま みすず)
銀座の高級クラブ「ジャルダン」のママ。政界の大物・故黒田征四郎の元愛人、切れ者であり政財界に強い人脈を持つ。元々、三田から美鈴の気に入る人間を連れてくるという勝負をしていたが三田が最後に連れてきた金太郎に一目ぼれ、後に妻となり美香を出産する。娘の美々に対しては「金太郎を取ったら自殺する」や「金太郎のためなら殺されてもかまわない」と話していた。そのため、結婚前は金太郎の赴任先全てに姿を見せている。が、ゴルフになると人格が変わり、金太郎が浮気した時はその圧倒的な威圧感で金太郎を謝罪させている。金太郎がどの職業についても反対はしなかったが唯一、山金から地盤を譲ると美鈴に持ちかけた時だけは反対した。
矢島 明美
金太郎の亡き前妻。目が不自由であった。竜太を出産するときに亡くなった。時折回想シーンで出ることはあったが、金太郎が美鈴と結婚すると出番が無くなっていった。
矢島 竜太(やじま りゅうた)
金太郎の長男。金太郎と亡妻・明美の子。かなりの優等生。赤ん坊の頃はやんちゃだったが、金太郎の鶴の一声で大人しくなっていた。有名私立中学の試験に合格していたが、金太郎のヤマト退社に伴い移転、地方の中学に編入する。海外の大学へ留学後、結婚し一児の父となる。
矢島 美香(やじま みか)
金太郎の長女。美鈴との子。幼少時は髪の色が一定していなかった。荒井というボーイフレンドがいる。竜太とは異母兄妹。
末永 美々(すえなが みみ)
美鈴と黒田征四郎の間に産まれた娘。アイドルタレント。その姿はかなり日本人離れしており脚が異様に長く描かれている。初登場時に新聞の自らのヌード写真を掲載するなど破天荒である。母同様、金太郎に恋するが、金太郎からは「お母さん(美鈴)を選ぶ」と言われ振られる。後に芸能関係者と婚約発表寸前まで行くが破局。アメリカに渡り、芸能界を引退、モーガン財閥の御曹司、ジャック・モーガンと結婚した。金太郎の義理の娘、竜太とは義理の姉弟に当たるが、金太郎や竜太との血縁関係はない。美香とは異父姉妹。
矢島 照男
金太郎の父親。昔、ヤクザをしていて金太郎が子供の頃はずっと刑務所にいた。服役中に山王会の本城総裁を助けたことから、出所後、山王会本城総裁の相談役(将棋相手および居候)になり、頭に血が上りやすい本城総裁のブレーキ役になっているが、ヤクザ家業からは足を洗っている。しかし、傘下の組員からは本城総裁を止められる男として一目置かれている。成人した金太郎と再会し、和解。金太郎の子供たちにも祖父として接している。
矢島 光子
金太郎の母親。金太郎が小さいときに病死した。夫である照男が刑務所に入ってしまっても、恨み言は一度も言わず、「立派な男だった」と言い聞かせながら金太郎を育てた。

モーガン家[編集]

フランクリン・モーガン
美々の義父、アメリカの一財閥モーガン財閥の総帥。アメリカの政財界に多大なる力を持つためグレートモーガンと呼ばれている。当初は美々と息子ジャックの結婚に反対していたが、金太郎がアメリカ留学でモーガン家を訪れた際に金太郎を気に入り美々と息子ジャックの結婚を認めたばかりか、美鈴に惚れ込み、マネーウオーズ編では金太郎に家の隣にわざわざ移転、美鈴を我が物にしようと狙っていた。恐妻家であり妻のメリーには頭が上がらない
ジャック・モーガン
モーガン財閥の御曹司、美々の婚約者。容姿は金太郎に瓜二つである(年齢も同じ)。日本滞在時に金太郎と意気投合。金太郎のアメリカ留学時は何かと金太郎をサポートしている。
メリー・モーガン
フランクリンの妻。フランクリンを心から愛しており来日した際には、夫婦水入らずで生活できると大変気に入っていた。愛情表現でフランクリンを殴ることがある

ヤマト建設[編集]

本社(ヤマト中央建設含む)[編集]

大和 守之助(やまと もりのすけ)
ヤマト建設の創業者にして初代社長。金太郎に出会ったときは会長。命の恩人である金太郎の最大の理解者。ヤクザと喧嘩した金太郎、田中、前田を「ヤマトは元々土建業だ。喧嘩の一つや二つ出来んでどうする」と言う理由と「ヤマトのオーナー」の権限を行使し、でクビを回避させるなど人格者。物語終盤で総会屋とのトラブルに巻き込まれ暗殺される
大島 源造(おおしま げんぞう)
ヤマト建設の二代目社長。元建設官僚としてのコネクションを理由に社長に天下りするも、横暴な性格、そして金の亡者であり、「ヤマトのオーナー」である事を良い事に自分の意に沿わない会長、社長の自分に対してデカい態度を取る金太郎を嫌っている。金太郎と敵対し、結果的に会長派に解任される。解任後も、ヤマト建設の倒産危機に乗じて復帰を画策するが失敗。しかしアクアライン構想での金太郎と鷹司との争いの中で金太郎の態度に心服。真実を話し、金太郎を認め物語から去っていく。
黒川 優作(くろかわ ゆうさく)
ヤマト建設の三代目社長。創業からのたたき上げ。ヤマト建設専務取締役を経て、大島の解任の後に社長となる。金太郎を自分の後継者にと思っている。東北支社に所属する青葉高子の父親であり金太郎に結婚を薦めたが、美鈴がいたこともあり断られる。社長として辣腕をふるう半面、銀座で遊ぶことが多く、諸事情で美鈴、加代から店の出入り禁止や銀座遊びの禁止を言い渡されたこともある。ヤマトのリストラ計画で金太郎と対峙した際は表面上は対立していたが、金太郎にメールで新会社設立の策を影ながら授けていた。YMTランドを吸収合併した際、責任を取り辞任、伊郷に社長職を譲る。以後は娘高子と一緒に暮らしている描写が描かれている。
伊郷 龍蔵(いごう りゅうぞう)
ヤマト建設東北支社の副支社長で談合屋。元建設省出身。日本拳法の達人。金太郎を自分の若かりし頃の姿に重ね、厳しくも温かく見守る。後にヤマト建設の取締役を経て四代目社長となる。
一計を案じて元秘書室長で守之助の縁戚だった大石副社長との間に内部抗争を勃発させるという芝居を演じて日和見主義の役員陣を一掃した後、社長の座を大石に明け渡して自身は空席だった会長に収まる。
中央建設との合併を経て誕生したヤマト中央建設でも会長を務めるが余命いくばくもなかった丸山社長の自殺と金太郎の後任社長就任辞退を受けてヤマト中央建設の社長に復帰、会長となった黒川とともに守之助の血を引く龍平を新たにトップに据えることを画策、その実現とともに表舞台から退いた。
大和 龍平(やまと りゅうへい)
守之助が芸者に産ませた隠し子。旧姓は大友。世界を旅していた。金太郎が社長就任を辞退したことで急遽伊郷の後任社長候補として日本に呼び戻される。帰国後、正式に守之助の養子となり大和姓を名乗りその死後、ヤマト中央建設の社長に就任する。
鷹司 誠士(たかつかさ せいじ)
元通産省の官僚で黒川社長より次期社長候補にとヤマト建設に入社した。異常なほどに金太郎に対してライバル意識を持つ。ヤマト建設倒産危機に乗じて、自らの野望(ヤマトからの独立画策)を果たそうとするが、危機解消後に画策および横領が発覚し、過去の功績と引き替えに懲戒解雇を免れ、自主退職。その後もアクアライン構想などで金太郎の追い落としを図ろうとするが、すべて失敗した。基本的に、女性を使い相手の情報を仕入れ、先手を打ち先んじるという方法を取る。本編終了直前久美に一目ぼれしプロポーズするが「東紅へ入社し、金太郎を手助けすること」との条件出され、改心し金太郎をサポートすると久美に告げるが、すでに金太郎は退社した後だった。久美から携帯の番号とアドレスを受け取るがあえて拒否し、金太郎を追いかけることを誓った。マネーウオーズ編以降は官僚経験者として省庁の情報やアドバイスを提供するなど、金太郎の協力者となる。新サラリーマン金太郎では弟も登場する。
新井 徳明
ヤマト建設営業企画課係長。大島社長解任の騒動の時には社長のインサイダー取引の記事を出版社に仕掛けた。クールな人。
前田 一郎
ヤマト建設設計課勤務。元関東大学柔道部副将。鉛筆が書き易い削り方だったので誰が削ってくれているのかと聞きに来た時、出会って以来金太郎の友人にして良き理解者となる。
田中 政和
ヤマト建設営業課勤務。城東大学空手部出身。大島の解任後営業課長に就任、金太郎が営業一課に配属された際は直属の上司になるが金太郎の強運を前に自分と金太郎との差を見せつけられる。麻雀で人の性格を見抜くことができる。
石川 吾郎
ヤマト建設人事課勤務。コンピュータのスペシャリスト。金太郎や田中、前田と飲んでおり、ヤクザとは一緒にいたが喧嘩になる前に帰った為に難を逃れた。以前、偶然にも会社のシステムにハッキングした際、大島の不正を掴んでいたため、以後コンピューターを異常に嫌っていたが竜太の命を救ったことで正義感に目覚め大島の倒閣に参加、不正の証拠のハッキングに成功。役員会に乗り込む。
水木 衛
ヤマト建設役員。渋谷でチンピラがぶつかった事を詫びなかった事に注意する。しかし、逆ギレされてぶつかったチンピラにからまれている所を上京してきたばかりの金太郎に助けられる。金太郎の家の隣に住んでおり、金太郎と家族同然のつきあいをしている。大島社長解任の騒動で課長から役員へと異例の昇進をする。
のちに合併後のヤマト中央建設にて旧中央建設の手抜き工事が発覚した際、誠実な対応を訴える金太郎に対し旧中央の役員が賄賂による隠蔽工作を主張した際には旧ヤマト組の先陣を切って金太郎を全面支持した。
武田(常務)
大島社長派の役員。
掛井(専務)
大島社長派の役員。
岡崎(所長)
荒船山トンネル工事の所長をつとめていた。が、大島元社長の元で裏金作りに関わっていたおり、黒川社長に解任される。
丸山 登
ヤマト中央建設の社長に就任する。息子を若くして失っており、医師からは余命が短いことを告げられていた。
川口 良子
ヤマト建設営業第二課社員。在学中に自分の好奇心と探求心を満足させるために世界中を旅して10年をすごす。ヤマト建設に入社して金太郎班に配属される。
加瀬 光一
ヤマト建設営業第二課社員。将来を嘱望されるプロ野球選手だったが辞めてヤマト建設に入社、金太郎班に配属される。
早田 勝蔵
ヤマト建設営業第二課社員。元警察官(暴力団担当)で上司を殴って退職、ヤマト建設に入社し金太郎班に配属される。暴力団やパチンコ業界に顔が利く。
ジェームズ西崎
ヤマト建設営業第二課社員。日系4世のアメリカ人。金太郎班に所属。つねに状況を冷静に分析している。ノートパソコンをいつも所持。金太郎班解散後も金太郎をサポートするため登場している

地方支社[編集]

青葉 高子
ヤマト建設東北支社営業部員。黒川社長の子供だが世間的には伏せられている。金太郎に恋をして、父親である黒川に「金太郎の夢を壊さないでほしい」とお願いする
村上
ヤマト建設東北支社の営業部長。
岡本
ヤマト建設東北支社の設計積算部勤務。ゴルフもやるが野球の方が好き。
竹林 篤
ヤマト建設海外事業部社員。金太郎とともにナビリアに行った。大阪支社出身。
石峰 和彦
ヤマト建設海外事業部社員。金太郎とともにナビリアに行った。札幌支社出身。
大石 岩男
ヤマト建設海外事業部社員。金太郎とともにナビリアに行った。九州支社出身。

その他の登場人物[編集]

水木 一樹
水木衛の長男。父親がチンピラにからまれた時に金で解決しようとしているのを見て非行に走りそうになるが、金太郎に諭される。後にアメリカへ留学する
椎名 忠志
元八州連合の特攻隊長。現在は父の後を継いでヤクザの若親分。金太郎が前田達と行ったクラブでバカにされた事に立腹し、喧嘩したヤクザ達は彼の子分であった。金太郎と椎名は、翌日ヤマト建設に文句を言いに来た際に再会、その時金太郎がヤマト建設に初出社する時に八州の元メンバーがヤマト建設社屋前に迎えに来ていた時も金太郎が帰っていた事は知ってはいたが、父の葬儀があって迎えに出られなかった事を子分の前で詫びた。そのため、何も言わずに引き上げた。順不同では金太郎とタイマンを演じた。
中村 加代
新宿に広大な土地(漫画では広大な空き地にぽつんと中村の家が建っている)を持ち、莫大な金を動かす力を持つ謎のばあさん。昭和元年生まれ。政界財界、裏世界にまで強大な影響力を持つ。まっすぐな金太郎に気を掛けている。元々は相場師であり父親が日本が戦争に負けると予測、ドルを買い込み、戦後手元にあるドルを元手に一等地を買いあさり一代の財産を築いた。
同じ作者の漫画『男一匹ガキ大将』に登場する水戸のおばばと、キャラクターデザインと大富豪である点が似ているが、立ち位置は異なる(水戸のおばばは主人公の宿敵である)。
ドラマ版では、大和守之介の幼馴染みで真澄と言う娘がいると設定されており、真澄が金太郎と結婚したと言う設定もあり、ドラマ版では金太郎の義母である。
三田 善吉
関東の総会屋を牛耳る大物フィクサー。財界政界に強力な力をもつ。自分の息子を殴られたことがきっかけで金太郎と知り合うが、その心意気を気に入り、よき理解者となる。金太郎には自分の跡目を継いでもらおうとした。美鈴に金太郎を紹介した。
明智 刑事
昔の金太郎をよく知る刑事。物語の冒頭で必ず金太郎と遭遇し刑務所へ泊めている。
晴海
元大和会長宅のお手伝いさん。耳が不自由。金太郎に会い、男性を信じて生きる勇気を得る。
江沢 有希
大和守之助の孫娘。車で崖から落ちそうになるところを金太郎に助けられ、金太郎のことを好きになるが、金太郎は子供扱いで相手にされなかった。後に大場光司と結婚。
松井(部長)
スーパー牛木屋の京葉地区担当部長。電車の中で痴漢をしたのを金太郎に見逃してもらい、ヤマト建設に金太郎を名指しで仕事を出した。
木村 洋
一ツ橋土木社員。元八州連合城東支部長高橋将平の元にいた。
一ツ橋 伸吾(天風山)
一ツ橋土木社長。元力士。かつてヤマト建設から強引な仕事を請け負う条件に下請け料以外にも裏で金を貰う約束をしていた。当初はその金を当てにして借金で設備投資をしたが、ヤマト側が金を支払おうとしなかった為(噂ではヤマト建設元社長の大島が株の購入の為に横領したらしい)、腹いせに依頼されていた工事を行わなかった。その為当初は金太郎と対立していたが、後に和解。美鈴と内縁関係にあった黒田とは同郷であり、彼の生前にはその縁で可愛がってもらったことから美鈴には頭が上がらない。また美々とも面識がある(美々は彼の事を忘れていた)。
大川(先輩)
八州連合の初代総長。金太郎の高校時代の先輩。
神崎
暴力団、三葉会の組長。かけだしのころに金太郎の父親に人殺しの罪の身代わりになってもらっている。
堂島
三葉会の若頭。中村のばあさんのボディーガードをしていた。
神崎 千恵子
椎名の婚約者。電車の中で金太郎に痴漢から助けられる。
山金 幸四郎
民主自由党出身の代議士。河北出身。河北市民からは高い支持を得ているが、裏では河北市全体の談合を裏から操っていた。かつては黒田の部下であり、美鈴には恩がある。談合疑惑が明るみに出たことで暴力団・天保組を使い時限爆弾で伊郷らに重傷を負わせるが、その事が金太郎が八州連合を率いて河北を暴走する原因となってしまう。今度はそれを逆手に取りヤマト建設を潰そうと企むも、三田、中村、美鈴の3人に圧力を掛けられたことで断念する。その後は金太郎の理解者になる。漫画では後に総理大任に就任する。後年は病気のため地盤を金太郎に譲ろうとする。
黒田 征四郎
大物政治家。美鈴とは内縁関係にあり、美々の実父。現在は故人。かつて政界のほとんどを牛耳っていたが、物語開始の2年前に他界している。故人の為、作中では美鈴と山金幸四郎の回想にしか登場しない。生前は美鈴を溺愛しており、同郷である一ツ橋 伸吾(天風山)のことも可愛がっていた。しかし山金のミスで派閥から5人が落選した際には凄まじい剣幕で彼を罵倒していた。
倉本 一郎
北東総合建設社長。元河北市の助役。河北市の談合に関与していたが、金太郎が召集した八洲連合に吊し上げられる。
半田 司郎
河北市役所企画課長。飼い犬を金太郎に助けられたことから金太郎を気に入り、市民ホールの増改築の見積もりをヤマトに出した。後に不正入札に関わったとして懲戒免職処分となる。
田部
田部建設社長。北東建設に持ち株を担保に金を借りており持ち株を握られていた。
川島(副頭取)
昭栄銀行の元副頭取。定年で退職した。飛び降り自殺をしようとしたところを金太郎に止められる。
松平 一平
松平創業の社長で八州連合の配下に所属していた。ヤマト建設が密かに開発していた耐震構造技術の奪取と金太郎を自分の配下にするという目的のため取引銀行や前社長の大島を使いヤマト建設を倒産させようと計画するも金太郎の奇策の前に敗北する。
菊地 和成
ヤマト建設のメインバンクである東京昭和銀行から出向してきた取締役。ヤマト建設に人無しと話しを会社を潰そうとするが、加代の怒りに触れ加代の預金全てを引き上げられ、他行との取引を打ち切られる失態を犯す。
ハシリ
ナビリアに不慣れな金太郎をサポートし色々な事件から金太郎を助ける。一応英語の会話ができる。
アブ・ラル・マジェット
砂漠の建設会社、アル・シーク社の社長。ことあるごとに賄賂を要求し、最後は工事資金を持って夜逃げする。
ザイード
泥棒の罪で金太郎と同じ牢屋に入っていた。50人の手下を持つ大泥棒と自称していたが、実はゲリラのメンバーでアズラク解放軍東部方面司令官。獄中にて金太郎に食事をもらったことの恩返しに、命を救う。その後クーデターに成功し、現在では国のトップの地位にある。
北本
大日本電気社員で通信機器設置工事の監督を務める。金太郎達の仕事ぶりに驚き、見守っていたが逆にそれが金太郎にはプレッシャーとなる。
金崎 鉄男
金崎興業会長。パチンコ屋を経営している。はじめは金太郎を嫌っていたが、のちにパチンコ業界とのパイプ役として協力する。
金崎 光明
金崎興業会長の息子にして社長。金太郎を嫌っている。
金崎 貴明
金崎光明の息子。金崎一族の三代目として一族の期待をあつめる。竜太とおなじ幼稚園に通う。
木村 達也
ナンバーワンの売れっ子歌手。美々とつきあっていた。
川井 秀男
カントリーウイスキー会長。元ジャルダンの常連で美鈴をよく知っている。千秋の祖父でとてもかわいがっている。
菊川 千秋
カントリーウイスキーで社長秘書として働く。金太郎と恋に落ちそうになりやくざに誘拐され、金太郎に救出される。出生に秘密がある
大場 光司
大場建設の御曹司。守之助の孫、有希と結婚する。ヤマト建設の乗っ取りをたくらみ、金太郎を追い出そうとするがあと一歩のところでに金太郎に殴られて逃走し乗っ取りに失敗。
しかしその数年後には有希との離婚を無事回避し金太郎とも和解。元子会社だった中央建設を隠れ蓑に大手ゼネコンの加柴がヤマトの乗っ取りを画策していることを金太郎に伝えた。
町村
総会屋、町村経済研究所の会長。千秋を誘拐しカントリーウイスキーを強請るが失敗。金太郎と義兄弟の杯を交わす。
本城 勝
日本最大の暴力団の総帥。刑務所仲間だった金太郎の父、照男に命を救われたことを恩義に感じ、自宅に住まわせ面倒をみており、息子である金太郎にも協力を惜しまない。物語後半には頻繁に登場する。
ダイゴ
美鈴が馬主になっている競走馬。産まれた直後に母馬が急死している。気性難があり競走成績が悪く勝つことができなかったが金太郎と出会い変わっていく。中央在籍時は1勝だったが地方に移籍後は連勝の日本記録を樹立する。引退後は産駒のダイゴゴールドが無傷の4連勝で青葉賞を制している
朝倉 英雄
民主自由党の代議士、祖父の代から続く代議士一族。社長命令で金太郎が陣営の事務員として出向した。
はじめは独り立ちもできないバカ議員で物事から逃げてばかりであり、総選挙の選挙運動中も多くの有権者の目の前で元同級生の対立候補から仕掛けられた論戦から逃げ出すという大失態を演じた。
しかし金太郎との出会いで己を見つめ直し、在りのままの自分をさらけ出して世間と向きあう覚悟を決めた結果、ただ既得権益目当てで縋っていた祖父の代からの後援会員たちからは見放されたもののそれをカバーして余りあるほどの有権者からの純粋な支持を新たに獲得、善戦空しく惜敗したものの独り立ちを果たす。
その後はアメリカの上院議員の秘書を務めるためアメリカへ渡った。
北村
朝倉家を支えている参謀。英雄が独り立ちしたことに喜ぶ。

テレビドラマ[編集]

これまでに2度、それぞれ別のキャストと製作陣によって実写TVシリーズ化が行われており、1度目は1999年から2004年にかけて高橋克典主演でTBS系列にて放映され、2度目は2008年から2010年にかけて永井大主演でテレビ朝日系列で放映された。

1999年11月13日には、東宝系にて高橋克典主演で映画も公開されている。

テレビアニメ[編集]

2001年2月18日から3月18日まで、BS-iで放送。全20話。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「時空〜ときのそら〜
作詞 - 松澤由美 / 作曲・編曲 - 朝本浩文 / 歌 - 松澤由美
エンディングテーマ「Heaven〜僕の中の天国〜」
作詞 - 高橋紀成 / 作曲 - 小比類巻かほる / 編曲 - Kohhy+Yo-4 / 歌 - 高橋紀成

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督
第1話 金太郎、入社する 富田祐弘 勝間田具治 金子匡邦
第2話 金太郎、喧嘩する (明比正行)
牧野吉高
大倉珠夫
第3話 金太郎、女心を揺らす 山内富夫 木下ゆうき
第4話 金太郎、大暴走する 山吉康夫 高橋英吉
第5話 金太郎、大いにもてる 勝間田具治 森川均
第6話 男たちの正念場 牧野吉高 浜森理宏
第7話 金太郎、きれる 小林千賀子 小野勝巳 大倉珠夫
第8話 金太郎、大物に屈せず 富田祐弘 (奥脇雅晴)
辻泰永
木下ゆうき
第9話 金太郎、美鈴と恋する 小林千賀子 山吉康夫 高橋英吉
第10話 金太郎、社命を受ける 富田祐弘 勝間田具治 金子匡邦
第11話 金太郎、現場をしめる 小林千賀子 牧野吉高 浜森理宏
第12話 金太郎、なし遂げる 富田祐弘 小野勝巳 大倉珠夫
第13話 金太郎、帰郷する 小林千賀子 山内富夫 木下ゆうき
第14話 金太郎、人を繋ぐ 富田祐弘 (勝間田具治)
山田徹
波風立流
第15話 金太郎、転勤する 小林千賀子 勝間田具治 森川均
第16話 金太郎、営業する 富田祐弘 牧野吉高 浜森理宏
第17話 金太郎、談合する 小林千賀子 明比正行 金子匡邦
第18話 河北の黒い霧 富田祐弘 勝間田具治 佐々門信芳
第19話 金太郎、辞表を書く 山吉康夫 大倉珠夫
第20話 金太郎、荒らぶる (西沢信孝)
辻泰永
木下ゆうき

備考[編集]

原作版をほぼ再現しているが放送コードの影響で一部のシーンが修正されたり(金太郎の男性器露出シーンがないなど)、アニメオリジナルシーンがいくつかある(トンネル崩落事故で金太郎が仲間を救出する際、混乱している仲間を殴るなど)。

パチンコ・パチスロ[編集]

パチンコ
  • CRサラリーマン金太郎(2006年、サミー
パチスロ

アーケードゲーム[編集]

サミーのアーケード基板ATOMISWAVE用AW-NET対応ゲームとして『ネットセレクト サラリーマン金太郎』が2004年春に稼動した。大富豪リバーシ三人麻雀といった3種類のゲームで全国のプレイヤーと対戦することが可能で、勝ち続ける事ができれば1コインで3回まで連続してプレイすることができた。ゲームに勝つことでポイントが溜まり、これによって階級を上げていき「社長」を目指す。

連続プレイによるコストパフォーマンスに優れたゲームとして人気を集めたが、2006年11月30日のAW-NETサービス終了に伴いほぼ全てのゲームセンターから撤去され、現在は稼動している姿を見ることができない。

iモードアプリ[編集]

Mobage用アプリ[編集]

  • サラリーマン金太郎
    Hot Pod提供のソーシャルゲームアプリで2011年11月10日より配信開始。プレイヤーは、サラリーマンとなって、優勝すると大規模なプロジェクトの開発権が得られる「リーマンファイトクラブ」に参加して優勝を目指す。アイテム課金制。

脚注[編集]