ダイ・ハード

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ダイ・ハード
Die Hard
監督 ジョン・マクティアナン
脚本 スティーヴン・E・デ・スーザ
ジェブ・スチュアート
原作 ダイ・ハード
ロデリック・ソープ
製作 ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルバー
製作総指揮 チャールズ・ゴードン
出演者 ブルース・ウィリス
アラン・リックマン
アレクサンダー・ゴドノフ
ボニー・ベデリア
音楽 マイケル・ケイメン
撮影 ヤン・デ・ボン
編集 ジョン・F・フィンク
フランク・J・ユリオステ
製作会社 シルバー・ピクチャーズ
ゴードン・カンパニー
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1988年7月15日
日本の旗 1989年2月4日
上映時間 131分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $28,000,000[1]
興行収入 $140,767,956[1]
次作 ダイ・ハード2
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ダイ・ハード』(Die Hard)は、1988年アメリカアクション映画ロデリック・ソープの小説 Nothing Lasts Forever (1979年、邦題は『ダイ・ハード』)を原作としている。監督はジョン・マクティアナンで脚本はスティーヴン・E・デ・スーザジェブ・スチュアート。アメリカでは1988年7月15日、日本では1989年2月4日に公開され、この映画の成功により4つの続編が作られた。

"ダイ・ハード" という言葉には「頑固者」、「保守主義者」、「最後まで抵抗する者」、「なかなか死なない者(不死身)」といった意味がある。

あらすじ[編集]

ニューヨーク市警察ジョン・マクレーン部長刑事は別居中の妻ホリーに会うため、ホリーが務めているナカトミ商事のクリスマス・パーティに向かう。 オフィスでホリーと再会したマクレーンだったが、突如その場に、西ドイツ人テロリストのハンス・グルーバーとその部下が重武装で乱入してくる。社員全員が彼らの人質になるが、別の部屋にいたマクレーンは脱出し難を逃れる。襲撃の目的は6億4千万ドルの無記名債券だった。

マクレーンはハンスらが占拠するフロアは脱出し、無線でロサンゼルス市警察に通報する。これを疑うロス市警に対し、マクレーンはナカトミ・プラザに訪れたアル・パウエル巡査部長をあえて襲撃し、パウエルはロス市警に応援を要請する。マクレーンの存在に気づいたハンスは、部下を動員してマクレーンを探させるが、マクレーンはゲリラ戦術でハンスの部下たちを一人ずつ制圧していく。

重大テロ事件と判断したロス市警はSWATを派遣するが突入作戦は失敗し、FBIに捜査主体を譲る。ハンスはFBIに脱出用のヘリコプターを要求するが、ハンスには大きな目論見があった。

その頃、ハンスはテレビの報道により、マクレーンとホリーが夫婦であることに気付き、マクレーンに投降を求める。

主要登場人物[編集]

2010年のブルース・ウィリス(左)と2009年のアラン・リックマン(右)。ウィリスは主人公ジョン・マクレーンを演じ、リックマンは悪役ハンス・グルーバーを演じた。
ジョン・マクレーンブルース・ウィリス
ニューヨーク市警察本部の部長刑事(階級は巡査部長)で、最も不運なタイミングで、最も不運な場所に居合わせる、最も不運な男であり、簡単には死なない(不死身の)男でもある。長年追いかけている犯人がおり、それを捕まえるまでは家族のいるロサンゼルスに引っ越すことは出来ないと話す。偽造された身分証明書を見抜いたり、煙草の銘柄から出身国を推測するなど、刑事としての洞察力が優れている。また、屋上やコンピュータ室での銃撃戦でゲリラ戦を展開したり、即席爆弾を作ったりと戦術面、工作面でも高い技術をもっている。妻のホリーに誘われて訪れたナカトミ・プラザが占拠された結果、テロリストグループを相手に1人で立ち向かうことになる。
ハンス・グルーバー(アラン・リックマン
強盗グループのリーダーで、元は西ドイツ民族解放機構(架空の左翼テロ組織)のテロリスト。テロリストを装い、ナカトミ・プラザを占拠、世界各国で囚われているテログループの解放を要求するが、真の目的はビルの地下金庫に保管された6億ドルの債券奪取にある。FBIのテロ対策の先読みや、マクレーンと互いに顔を知らない状態で鉢合わせした時、咄嗟に脱出を試みていた人質を演じたり、激昂する部下を抑えるなど、知略・統率力に長けている。また、容姿・振る舞いは紳士的だが、冷酷且つ冷徹な性格で、役に立たないとみなした人間は容赦なく射殺する。
クライマックスの一騎打ちではホリーを人質に取るが、マクレーンが背中に隠していた銃で撃たれ、ホリーの腕時計を掴んだままビルから宙吊りの状態となり、なおもマクレーン夫妻を道連れにしようとしたが、最期はマクレーンによって時計を外され単身転落死した。
第3作ではサイモンの弟であることが判明し、サイモンはマクレーンに復讐心を抱くようになる。
カール(アレクサンダー・ゴドノフ
強盗グループの一員で、ハンスの右腕でもある実動部隊のリーダー格。弟をマクレーンに殺された復讐心から幾度となく彼と壮絶な死闘を繰り広げ、3度目の戦闘で首をチェーンで絞められ倒されたと思われていたが、マクレーンへの執着心から蘇生し、ビル脱出直後のマクレーン達へ襲い掛かろうとしたところで、トラウマを克服したパウエルに撃たれ、ようやく死亡した。
ホリー・マクレーンボニー・ベデリア
ジョンの妻で、ナカトミ商事の重役。会社では旧姓の“ジェネロ”を名乗っている。
ハンス達の襲撃に遭い、更にはリチャードの強引な取材で身元をばらされたために危機に陥るも、最終的に夫であるマクレーンに助けられた。気の強い一面も持っており、事件解決後、悪びれもしないで付きまとって取材するリチャードの顔面に渾身のパンチを笑顔で放った。
アル・パウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン
ロサンゼルス市警察の警察官(階級は巡査部長)で、本作におけるマクレーンの相棒であり、彼に協力する数少ない人物。過去に少年を誤射したトラウマから発砲できなくなっており、通常は庶務を担当している。好物はトゥインキー。偶然ナカトミ・プラザの付近を警邏中だったために事件に関わることとなる。
ドウェイン・ロビンソン(ポール・グリーソン
ロス市警察本部次長(階級は警視)。高慢で、マクレーンやパウエルの話に聞く耳を持たない。SWATを突入させるが、テロリストグループの予想以上の反撃に遭って失敗、連邦捜査局(FBI)に捜査主体を持って行かれて立場を失くす。
アーガイル(デヴロー・ホワイト)
マクレーンをナカトミ・プラザまで運んだ陽気なリムジン運転手で、今作におけるマクレーンに協力的な数少ない人物。
ビルの地下駐車場でマクレーンを待つが、事件の影響から出られなくなり、リチャードの報道によって事のあらましに気づく。終盤で脱走を図るテオを発見し、運転するリムジンで体当たりを敢行。更にはテオを運転席からの顔面パンチでノックアウトした。
リチャード・ソーンバーグ(ウィリアム・アザートン
イエロー・ジャーナリズムを職業理念とするWZDCテレビの記者だが、取材姿勢は非常に強引で手段を選ばず、その事に一切悪びれもしない。
マクレーン家まで押しかけた上に脅迫して子どもにインタビューし、ホリーの素性を明かして事態を悪化させた。事件解決後、悪びれもせず、しつこく付きまとって取材したため、ホリーからの渾身のパンチを顔面に喰らわされ、その様子と鼻血を流す間抜け面をテレビに流された。
ハリー・エリス(ハート・ボックナー
ナカトミ商事の重役。エリート意識が非常に高いが、実はコカインの常習者。夫がいると知りながらホリーをデートに誘うなど軽薄な性格で、マクレーンに対して常に挑発的な態度を取る。
マクレーンを引き渡す話を強盗グループに持ちかけ、彼を誘い出す電話をするも最後は見放される形で無視されたために交渉は失敗に終わり、ハンスの怒りを買って射殺されるという自業自得な最期を遂げる。
テオ(クラレンス・ギルヤード・Jr)
強盗グループの一員で、コンピューターの技術に優れている。序盤は制御室で館内の全てのエレベーター(業務用を除く)の設定を29階まで到着不能にして、シャッターを閉めてエスカレーターを停止し、復旧できないように端末を蹴って破壊した。
終盤で地下駐車場に駐車していた救急車で脱走しようとしたが、アーガイルに発見された上にリムジンで体当たりされ、運転席から顔面へパンチを受けて気絶した。
ジョセフ・ヨシノブ・タカギ(ジェームズ・シゲタ
ナカトミ商事社長で、カリフォルニア大学卒、ハーバード大学MBA修了である。日系アメリカ人2世として苦学の末に栄達を果たした。
ハンスに「3つ数える間に金庫の暗証番号を教えろ」と脅されるが、最後まで「私に聞くだけムダだ」と断り続けたため、業を煮やしたハンスに射殺された。

日本語吹き替え[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
VHSDVDBD テレビ朝日 フジテレビ 機内上映版
ジョン・マクレーン ブルース・ウィリス 樋浦勉 野沢那智 村野武範 樋浦勉
ハンス アラン・リックマン 小林勝彦 有川博 内海賢二
カール アレクサンダー・ゴドノフ 大塚明夫 玄田哲章 秋元羊介
ホリー ボニー・ベデリア 駒塚由衣 弥永和子 吉田理保子
パウエル レジナルド・ヴェルジョンソン 内海賢二 坂口芳貞 富田耕生
ロビンソン ポール・グリーソン 嶋俊介 小林修 屋良有作
アーガイル デヴロー・ホワイト 島田敏 江原正士 竹村拓
ソーンバーグ ウィリアム・アザートン 江原正士 安原義人 村山明
エリス ハート・ボックナー 納谷六朗 石丸博也 朝戸鉄也
タカギ ジェームズ・シゲタ 宮田光 阪脩 藤本譲
フランコ ブルーノ・ドヨン 田原アルノ 荒川太朗 中博史
トニー アンドレアス・ウィスニエフスキー 牛山茂 真地勇志
テオ クラレンス・ギルヤード 小室正幸 田中亮一 小野健一
アレクサンダー ジョーイ・プルーワ 稲葉実 田原アルノ 桜井敏治
マルコ ロレンゾ・カッチャランツァ 広瀬正志 喜多川拓郎 大滝進矢
クリストフ ジェラール・ボン 沢木郁也 飛田展男
エディ デニス・ヘイデン 有本欽隆 池田勝 若本規夫
ユーリ アル・レオン 田原アルノ 広瀬正志 鈴木勝美
ハインリッヒ ゲイリー・ロバーツ 津田英三 沢木郁也 相沢正輝
フリッツ ハンス・バーリンガー 沢木郁也 曽我部和恭 飛田展男
ジェームズ ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ 笹岡繁蔵 郷里大輔 笹岡繁蔵
ビッグ・ジョンソン ロバート・デヴィ 広瀬正志 麦人 有本欽隆
リトル・ジョンソン グランド・L・ブッシュ 星野充昭 谷口節 伊藤栄次
ミッチェル マット・ランダース 有本欽隆 千田光男 大滝進矢
ハーヴェイ・ジョンソン デヴィッド・アーシン 宮田光 徳丸完 広瀬正志
ルーシー・マクレーン テイラー・フライ 小林優子 坂本真綾 中沢みどり
ポーリーナ ベティ・カルヴァロー 片岡富枝 竹口安芸子 荘司美代子
ジニー ダスティン・テイラー 羽村京子 伊倉一恵 叶木翔子
博士 ジョージ・クリスティ 稲葉実 なし[2] 原田一夫
ゲイル・ウォーレンズ メアリー・エレン・トレイナー さとうあい 横尾まり 鈴鹿千春
コンビニ店員 キップ・ウォルドー 稲葉実 広瀬正志 亀井三郎
サム マーク・ゴールドスタイン 嶋俊介 小島敏彦 上田敏也
オペレーター主任 ダイアナ・ジェームズ 羽村京子 佐々木優子 種田文子
オペレーター シェリー・ポゴダ さとうあい 小林優子 塚田恵美子
メアリー トレイシー・ライナー 小林優子 速見圭 中沢みどり
スチュワーデス ステラ・ホール さとうあい 叶木翔子 鈴鹿千春
セールスマン ロバート・レッサー 江原正士 小島敏彦 伊藤栄次
ガードマン リック・チケッティ 沢木郁也 幹本雄之 中博史
翻訳 島伸三 平田勝茂 宇津木道子
演出 伊達康将 小山悟 春日正伸 福永莞爾
調整 小野敦志 山田太平
効果 リレーション 猪飼和彦
録音 東北新社スタジオ
プロデューサー 圓井一夫 山形淳二
制作 東北新社 ムービーテレビジョン
初回放送 1990年10月7日
日曜洋画劇場
1992年4月4日
G洋画劇場
  • フジテレビ版はノーカットで制作された。
  • 2013年7月3日発売の吹替の帝王シリーズ『ダイ・ハード 日本語吹替完全版 ブルーレイ・コレクターズBOX』には、機内上映版を除く、3バージョンの吹替音声を収録。

地上波放送履歴[編集]

回数 テレビ局 番組名 放送日 放送時間 放送分数 吹き替え版 視聴率
初回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 1990年10月7日 21:02~23:24 142分 テレビ朝日版 29.0%
2回 フジテレビ ゴールデン洋画劇場 1992年4月4日 21:03~23:39 156分 フジテレビ版 22.6%
3回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 1995年6月25日 21:02~23:28 146分 テレビ朝日版
4回 フジテレビ ゴールデン洋画劇場 1996年12月28日 21:00~23:39 159分 フジテレビ版 19.0%
5回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 1998年8月30日 21:02~23:23 141分 テレビ朝日版 20.5%
6回 1999年10月3日 21:00~23:22 142分 16.7%
7回 2002年3月24日 21:00~23:21 141分 15.9%
8回 日本テレビ 金曜ロードショー 2004年10月1日 21:03~23:24 11.7%
9回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2007年6月24日 21:00~23:19 139分 19.4%
10回 日本テレビ 金曜ロードショー 2009年11月6日 21:00~23:09 129分 9.8%
11回 テレビ東京 最強シネマ特別企画 2011年3月30日 21:00~23:18 138分 8.2%
12回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2011年10月9日 21:00~23:10 130分 9.8%
13回 TBS 水曜プレミアシネマ 2013年2月6日 21:00~22:54 114分 9.1%

制作[編集]

映画で "ナカトミ・プラザ" に使用されたロサンゼルスフォックス・プラザ

『ダイ・ハード』の印象的なシーンの多くとキャラクターはロデリック・ソープの小説『ダイ・ハード』(原題は Nothing Lasts Forever 、日本では映画公開後に発売されたため『ダイ・ハード』)に基づいて作られている。もともと Nothing Lasts ForeverThe Detective の続編小説として書かれたものである。 The Detective は『刑事』としてフランク・シナトラ主演で映画化されている。 Nothing Lasts Forever はシナトラが続編への出演を断ったため内容が変更された。また、小説と映画の内容も大きく違う。主な相違点は、主人公が小説では初老であるのに対し映画では若くなっている、主人公の娘が妻に変更されている、アメリカン・クラクソン・オイル・コーポレーションがナカトミ・コーポレーションになっていることなどである。映画と比べると小説のほうが暗く深刻なトーンで描かれ、悪役の目的も小説では政治的なものだったが、映画では金目当てになっている。監督のジョン・マクティアナンはDVDの解説でより明るい内容にしたかったため変更したと語っている。ナカトミ・ビルの外観にはロサンゼルスにある20世紀フォックスフォックス・プラザが使用されている。

主人公のキャスティングは順番にアーノルド・シュワルツェネッガーシルヴェスター・スタローンバート・レイノルズリチャード・ギアが候補として挙げられ、中でもリチャード・ギアが最有力とされていた[3]

DVD等に収録されている音声解説によれば、落下シーンでのアラン・リックマンの驚きの表情は本物である。監督が事前に打ち合わせていたタイミングよりも早く、リックマンを落下させたからである。またマクレーンと人質のフリをしたハンスの会話シーンは予定されておらず、アラン・リックマンがアメリカ英語を話せることが判明したため付け加えられた(ハンスは普段イギリス英語、人質のフリをするシーンのみアメリカ英語)。ちなみにハンス・グルーバーという名前は、1966年の映画『電撃フリントGO!GO作戦』で使われている。

音楽[編集]

  • この映画にはべートーヴェンの交響曲第9番が使用されている(グルーバーとその一味がライトモティーフ)。またテオのテーマとして "雨に唄えば" が使われている。『ダイ・ハード』のDVDでのジョン・マクティアナンの解説によれば、この映画の音楽はスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』(両方の音楽がこの映画でも使用される)へのオマージュであるという。
  • 本作および『ダイ・ハード2』のエンディングでは、ヴォーン・モンロー(英語版)の歌で1946年にヒットしたクリスマス・スタンダード・ナンバー“Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!”(英語版)が効果的に使用されている。なお、本作および第2作で使用されているのは、1962年、ヴォーン・モンロー自身によって再レコーディングされたバージョンである(オムニバス・アルバム“Christmas at the Movies”などに収録)。
  • 終盤のハンス墜落後の場面に付けられた2つの楽曲は
スコット・グレン主演"Man on Fire(日本未公開)"のためにジョン・スコットが書いた曲
ジェームズ・ホーナーによる『エイリアン2』のための未使用曲
であり、後者は特に音源入手が容易であったが、いずれもマイケル・ケイメンの作曲ではない。なお『ダイ・ハード』は、使用楽曲を収録したオリジナル・サウンドトラック盤が公式には発売されなかった(後年、2枚組のサントラCDが発売されたが、生産数が極めて少なかったため、入手困難となっている)。

公開[編集]

批評家の評価[編集]

Rotten Tomatoesが集めた50のレヴューでは94%がこの映画に肯定的だった。隔絶された空間で、1人で大勢と戦う主人公の物語はその後のアクション映画の定番になった。隔絶された空間というプロットは"Die Hard on a_____(○○での『ダイ・ハード』)"と呼ばれるようになる。例えば1994年の『スピード』は "Die Hard on a bus"(バスでの『ダイ・ハード』)と呼ばれ[4]、また1996年の『ザ・ロック』は "Die Hard on an island" (島での『ダイ・ハード』)と呼ばれている[5]。しかしロジャー・イーバートは副本部長のキャラクターの愚かさを批判し "彼のせいで映画の後半が台無しになっている" と述べた[6]

『ダイ・ハード』の予算は2800万ドルであり、1988年7月15日に21の映画館で上映された。そして次の週末には710万ドルの興行収入を得て1,276館で公開される。そしてアメリカ国内で8300万ドル、世界で1億4千70万ドルの収入になった[1]。この映画はアカデミー賞の4つにノミネートされた:音響編集賞編集賞録音賞(ドン・ベースマン、ケヴィン・F・クリアリー、リチャード・オヴァートン、アル・オヴァートン・ジュニア)、視覚効果賞である[7]

2001年、『ダイ・ハード』はアメリカン・フィルム・インスティチュートの「スリルを感じる映画ベスト100」の39位に選ばれている[8]。2007年6月22日に「エンターテインメント・ウィークリー」で最高のアクション映画に選ばれた[9]。2003年、悪役ハンス・グルーバーが「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」の46位になった。ハンスは他にも「エンパイア・マガジン」で17番目に偉大な映画のキャラクターに選ばれている[10]。ここではマクレーンは12位にだった[11]。2010年には「エンパイア・マガジン」によって「最高のクリスマス映画」に選ばれた[12]

表彰[編集]

アメリカン・フィルム・インスティチュートのリスト

ドイツ版[編集]

ドイツ語吹き替え版では、ドイツ生まれグループの名前がイギリス風に変えられている(それぞれイタリアとフランス生まれのマルコとフランコを除く)。ハンスはジャック、カールはチャーリー、ハインリッヒはヘンリーになっている。

メモリアル[編集]

  • 2013年1月31日、20世紀フォックス撮影所スタジオに、本作のワンシーンの巨大壁画が描かれ、除幕式がおこなわれた[20]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Die Hard (1988). Box Office Mojo. Retrieved on 2011-01-14.
  2. ^ 出演シーンカット
  3. ^ ダイ・ハード - 金曜ロードショー
  4. ^ Weinberger, Everett (1997). Wannabe: A Would-Be Player's Misadventures in Hollywood. Macmillan. p. 52. ISBN 0-312-15708-8. http://books.google.com/books?id=m6IFlodX4E4C&pg=PA52. 
  5. ^ The Movies of the Eighties (1990) by Ron Base and David Haslam.
  6. ^ “Die Hard”. Roger Ebert, Chicago Sun-Times. http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/19880715/REVIEWS/807150301/1023 2009年12月17日閲覧。 
  7. ^ The 61st Academy Awards (1989) Nominees and Winners”. oscars.org. 2011年10月16日閲覧。
  8. ^ This is the American Film Institute's list of the top 100 Most Heart-Pounding American Movies
  9. ^ “"Die Hard" tops magazine list of best action films”. Reuters. (2007年6月15日). http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSN1448232520070615 
  10. ^ The 100 Greatest Movie Characters| 17. Hans Gruber | Empire. www.empireonline.com (2006-12-05). Retrieved on 2011-01-14.
  11. ^ The 100 Greatest Movie Characters| 12. John McClane | Empire. www.empireonline.com (2006-12-05). Retrieved on 2011-01-14.
  12. ^ The 30 Best Christmas Movies Ever”. Empireonline.com. 2011年1月14日閲覧。
  13. ^ AFI's 100 Years...100 Movies Nominees
  14. ^ AFI's 100 Years...100 Thrills
  15. ^ AFI's 100 Years...100 Heroes and Villains
  16. ^ AFI's 100 Years...100 Heroes and Villains Nominees
  17. ^ AFI's 100 Years...100 Movie Quotes Nominees
  18. ^ AFI's 100 Years...100 Movies (10th Anniversary Edition) Ballot
  19. ^ Die Hard Donation”. Smithsonian.com (2007年7月1日). 2010年9月10日閲覧。
  20. ^ ブルース・ウィリス、感激の涙!『ダイ・ハード』巨大壁画、ロスの20世紀フォックススタジオにお目見え”. シネマトゥデイ (2013年2月5日). 2013年2月5日閲覧。