京王競馬場線

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京王電鉄 競馬場線
シンボルマーク
競馬場線を走るワンマン列車
競馬場線を走るワンマン列車
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都府中市
起点 東府中駅
終点 府中競馬正門前駅
駅数 2駅
路線記号 KO
開業 1955年4月29日
所有者 KeioRailway logo.svg 京王電鉄
運営者 KeioRailway logo.svg 京王電鉄
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離 0.9 km
軌間 1,372 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 速度制御式
保安装置 京王ATC
最高速度 70 km/h
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停車場・施設・接続路線
凡例
KHSTa KHSTa
新宿駅新線新宿駅
STRlf ABZlg
京王線京王新線
LSTR
BHF
0.0 KO23 東府中駅
ABZrf
←京王線
KBHFe
0.9 KO46 府中競馬正門前駅
路線全体の航空写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
武蔵国府八幡宮参道を横切る。見える鳥居は京王が寄進したもの。

競馬場線(けいばじょうせん)は、東府中駅府中競馬正門前駅を結ぶ京王電鉄鉄道路線。全線が東京都府中市内を走行する。駅ナンバリングで使われる路線記号はKO

通常運行が行われている複線の鉄道の中では、路線距離が0.9 kmと非常に短い。路線名のとおり、東京競馬場へのアクセスを目的として敷設された路線で、東府中駅付近をのぞく路線のほとんどが府中市八幡町内にあり、途中で武蔵国府八幡宮の参道を横切っている。

路線データ[編集]

  • 路線距離 : 0.9km
  • 軌間 : 1372mm
  • 複線区間 : 全線
  • 電化区間 : 全線(直流1500V
  • 保安装置 : 京王ATC、速度制御式
  • 最高速度 : 70km/h

歴史[編集]

運転[編集]

平日と土休日、さらに東京競馬開催で大きくダイヤ、運用車両・乗務体系が異なるのが当路線の特徴である。通常は東府中駅 - 府中競馬正門前駅間を往復する列車が1時間あたり平日朝ラッシュ時4 - 5本、日中・夜間3本で運行される。終電は平日は府中競馬正門前駅22:02発、土休日は同駅21:58発で京王の路線では最も早い。

ワンマン運転[編集]

平日は車掌が乗務しないワンマン運転が行われる。運賃収受を車内で行わない都市型ワンマンである。始発と終電の前後数本と、競馬場線向けワンマン改造車の運用の都合が付かず、8両編成による代走がされている場合は車掌も乗務する。

車両[編集]

  • 7000系 2両編成は、競馬場線向けワンマン改造車 (7421F・7422F) 平日と土休日の夜間に運用。また、錆取りのための回送列車もこれらで運用される。8両編成は、土休日の夕方までと平日の競馬場線向けワンマン改造車の代走で使用される。東京競馬開催時の臨時急行は、8両編成と10両固定編成が充当される。
  • 8000系 8両編成は、基本的に土休日の夕方までと平日の競馬場線向けワンマン改造車の代走に使用される。東京競馬開催時の臨時急行でも使用される。10両編成は、競馬開催時の臨時急行のみで、10両固定編成が充当される。
  • 9000系 8両編成は、土休日の夕方までと平日の競馬場線向けワンマン改造車の代走。東京競馬開催時の臨時急行でも使用される。10両編成の30番台は、基本的には競馬開催時の臨時急行のみであるが、2014年の第81回東京優駿(日本ダービー)開催時は、増発運用の線内各停に日本ダービーラッピングの10両編成が入った事もある。

過去の車両[編集]

主に閑散時線内折返し列車に用いられた車両について記述する。これ以外にも、当線開業以来京王線系統に在籍したほとんどの形式が運用されたと考えられる。

  • デハ2400形 両運転台のまま残存した車両が昇圧まで単行運用された。
  • 220系 1500V昇圧改造を行なった14m中型車2両編成。動物園線及び当線用として運用された。
  • デハ1710形 井の頭線からの転用車で、デハ1715が両運転台化改造のうえ当線で単行運用された。
  • 2600系 中間車サハ2651を外したデハ2601+デハ2602の2両編成1本が競馬場線専用として用いられた。
  • 5000系
  • 6000系 2両編成 競馬場線向けワンマン改造車 (6416F・6417F) 1999年のワンマン運行開始から2011年1月31日の廃車まで平日のワンマン運用に使用された[2]。6416Fは廃車前の数か月は運行開始された当初の塗装へリバイバルされた。
  • 東京都交通局10-000形
  • 東京都交通局10-300形・10-300R形 2010年(平成22年)3月19日ダイヤ修正から土休日の運用に精算運転として使用。2013年(平成25年)2月22日改定で撤退[3]

東京競馬開催時の運行[編集]

路線柄、東京競馬開催時や場外発売時には増発、臨時停車が行われる。場外販売開催時は9時台から18時台半ばまで6本/時(約8 - 12分間隔)へ増発。下りの特急準特急が9時台から15時台、上りが15時台から17時台まで東府中駅に臨時停車して当線と接続を取っている。

東京競馬開催時は、さらに9時台と15時 - 17時台が増発され臨時急行新線新宿行きが16時02分から17時22分までの20分間隔でそれぞれ運転(16時台の上り列車が最大12本)。この臨時急行は、最初と最後の2本が10両編成、その他3本は8両編成である。10両編成の運用には、10両固定編成が充当される。8両編成の運用には、形式問わず充当される。また、東府中行きの列車は、東府中駅で臨時停車の特急・準特急または各停に接続する。15-17時台は増発運用の8両編成車両が10分で往復する。もう一方の8両編成車両は、東府中行き列車は東府中駅4番線に到着し、飛田給-東府中間を回送で往復し、東府中から府中競馬正門前行きとなる。

さらに、東京優駿(日本ダービー)や天皇賞(秋)ジャパンカップ開催時は、特に来場者が増えるため、前記の他に飛田給[注 1]行きの臨時急行が運転され、終点で各停新宿行きに接続する[注 2]。 この急行飛田給行きは、2016年東京優駿(第83回日本ダービー)開催時までは5本であったが、2016年天皇賞(秋)開催時からは6本運行されている。そして再び、2017年東京優駿(第84回日本ダービー)開催時からは5本の運行となった。その代わりに、線内折り返しの各駅停車が増発された。

なお、場外発売でも特に来場者が多い有馬記念中山競馬場)の開催日は、東京競馬開催時と同様の扱いとなっている。

過去の運転[編集]

1999年改定までは、新宿行きの各停が朝のラッシュ時に運転された。

2001年3月27日改定までは、京王線新宿方面からの下り直通急行列車も、臨時列車として設定されていた。また、1992年5月28日改定以前は、東京競馬開催日には臨時の上り特急列車も運転されていた。

2010年2011年2012年東京優駿(日本ダービー)・目黒記念開催時は、臨時各駅停車飛田給行きが6本運行された。また、臨時急行新宿行きも10分間隔に増発された。

駅一覧[編集]

駅番号 駅名 累計キロ 接続路線
東府中
から
新宿から
 
KO23 東府中駅 0.0 20.4 京王電鉄KO 京王線 ※臨時急行のみ新宿方面へ直通運転
KO46 府中競馬正門前駅 0.9 21.3

その他[編集]

府中市は「ふちゅうロケーションサービス」[5]、また京王線も同様のフィルム・コミッションを行っており、撮影が頻繁に行われている。 終点の府中競馬正門前駅は平日の利用客が他駅に比べて少ないこと、および東京競馬開催時の混雑に対応するためにホームが広いことから、テレビCMや音楽のプロモーションビデオ (PV) などのロケーション撮影によく利用されている。同様の理由により、映画テレビドラマでの、電車内でのシーンの撮影もこの路線内で行われることが多い。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 東府中駅と比較して、対面乗換えが可能でホーム面積が広いなど安全の上で有利なため。
  2. ^ 以前は、東京優駿開催時などは臨時急行新宿行きが運行されていたが、現在は調布-新宿間のダイヤが橋本発の準特急新宿行きに入ってしまい、臨時急行新宿行きが運行できなくなった。そのため、調布まで空いているダイヤを埋める形で運転されている。

出典[編集]

関連項目[編集]