佐藤洋平

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佐藤 洋平 Football pictogram.svg
名前
カタカナ サトウ ヨウヘイ
ラテン文字 SATO Yohei
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1972-11-22) 1972年11月22日(44歳)
出身地 宮城県仙台市
身長 187cm[1]
体重 80kg[1]
選手情報
ポジション GK
利き足 右足
ユース
1988-1990 宮城県工業高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1991-1992 日本の旗 住友金属工業蹴球団 0 (0)
1992-1998 日本の旗 鹿島アントラーズ 76 (0)
1999-2003 日本の旗 コンサドーレ札幌 135 (0)
2003-2008 日本の旗 ジュビロ磐田 32 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2008年6月30日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説■サッカー選手pj

佐藤 洋平(さとう ようへい、1972年11月22日 - )は、日本の元プロサッカー選手1992年 - 2008年)。サッカーコーチ2008年 - )。ポジションは、ゴールキーパー宮城県仙台市出身。

2009年ベガルタ仙台のGKコーチに就任。

2015年U-22日本代表とU-15日本代表のGKコーチに就任。

来歴[編集]

鹿島時代[編集]

当時の正GKで4歳上の古川昌明と競い合い、併用されていたが、出場機会はなかなか与えられなかった。1994年に初めて試合出場するが、デビューから3試合で連続PK負けを喫した。

しかし、翌年の1995年に、実力と成長をアピールした。ジェフ市原戦では、主力選手の約半数を欠き、さらに退場者も出た中、佐藤の好セーブなどで0対0でのPK戦に持ち込み、味方のミスキックがあったにもかかわらず自らが2本のPKを止めて、4-2で勝利した。

1997年にはジョアン・カルロス監督によって正GKに起用される。リーグ第1ステージとナビスコカップの制覇に貢献するが、ジュビロ磐田とのチャンピオンシップでは第2戦で中山雅史にボールを奪われて失点し、チームは優勝を逃した。しかし、同年の天皇杯では優勝した。しかし、1998年は膝を痛めて離脱し、高桑大二朗に正GKの座を奪われた。

札幌時代[編集]

1999年J2に降格したコンサドーレ札幌J1に上げようという岡田武史新監督の誘いに応じ、出場機会を求めてレンタル移籍した。2000年にはJ2優勝及びJ1昇格に貢献。この年のJ2における札幌の失点は、1試合で0.55点という驚異的な数字であった。2001年には札幌に完全移籍し、J1残留の立役者となった。また、この年は日本代表に選出された。岡田は「(札幌が好成績を挙げられたのは)佐藤ら、ごく一部の選手の実力に頼ったもの」であると、テレビのインタビューで明言した。

J2に降格して迎えた2003年も札幌に残留し、正GKとチームキャプテンを務めた。

磐田への移籍~引退後[編集]

2003年、鹿島時代の恩師であるジョアン・カルロスが札幌の監督に就任したが、指導方針で対立し、若手の藤ヶ谷陽介に正GKを奪われた。そこに、同年シーズン途中にGK不足[2] となった磐田からのオファーを受け、レンタルでの移籍を決断した。コンビネーションの問題でリーグ戦は出場機会がなかったが、代役を務めていた山本浩正の不安定なプレーが続いたため、天皇杯ではゴールマウスを守り、安定したプレーでジュビロ磐田としては初の天皇杯制覇に貢献。翌年には完全移籍し、正GKとして活躍した。

2005年日本代表の守護神・川口能活の加入、自らの怪我などがあってベンチを暖めることが多くなったが、出場した試合では安定したプレーでチームを支えた。

2007年のシーズン前、自分のファンが製作したサイトに「今年をラストイヤーにする」とコメントし、クラブ側からの説得にもその意志は変わらず、11月29日に2007年シーズンをもって現役を引退する事が発表された。引退発表後は磐田の他に古巣の鹿島と、出身地のクラブであるベガルタ仙台からコーチ就任オファーがあったが、「若年層育成を行いたい」との意志から、磐田から要請されたジュニアユースチームのGKコーチに就任した。しかし、八田直樹の負傷によるGK不足から、チームからの要請を受け、2008年2月21日から6月30日までの期間限定で選手に復帰[3]。試合に出場することはなかったものの、カップ戦ではベンチ入りをした。

2009年、地元チームであるベガルタ仙台のGKコーチに就任。

2014年12月24日2015年JFAのU-15日本代表GKコーチに就任することを発表[4]。また、U-22日本代表GKコーチも兼任。

エピソード[編集]

  • J1とJ2の優勝、J1への昇格、J2への降格のすべてを、選手として経験している。
  • 現役生活の最後の所属チームであるジュビロ磐田とは因縁があり、Jリーグ公式戦デビューは対・磐田戦である。また、1997年のチャンピオンシップでの失態(上述)の際の相手チームも磐田であった。さらに、佐藤本人によれば、「高校時に住友金属(→鹿島)とヤマハ発動機(→磐田)からオファーを受けた」とのこと。磐田加入直後のインタビューで、住友金属を選んだ理由について、「ヤマハの正ゴールキーパーは森下申一さんだったので、住友金属の方がチャンスがあると思った」と述べている。
  • 「試合に勝っても大して評価されないが、失点したり試合に負けると真っ先に責められるというポジション」という事で、GKはあまり好きではなかったが、札幌時代にディド・ハーフナーの指導を数年間受け、ゴールキーパーの楽しさが徐々にわかってきたと話している。

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 JSL杯/ナビスコ杯 天皇杯 期間通算
1991-92 住金 21 JSL2部 15 0 0 0
1992 鹿島 - J - 0 0 0 0 0 0
1993 0 0 0 0 0 0 0 0
1994 5 0 0 0 0 0 5 0
1995 26 0 - 4 0 30 0
1996 15 0 10 0 0 0 25 0
1997 21 28 0 6 0 5 0 39 0
1998 2 0 0 0 1 0 3 0
1999 札幌 1 J2 35 0 2 0 3 0 40 0
2000 37 0 2 0 3 0 42 0
2001 J1 29 0 2 0 0 0 31 0
2002 27 0 6 0 1 0 34 0
2003 J2 7 0 - - 7 0
磐田 28 J1 0 0 0 0 5 0 5 0
2004 1 23 0 5 0 2 0 30 0
2005 21 6 0 1 0 0 0 7 0
2006 1 0 1 0 2 0 4 0
2007 2 0 1 0 0 0 3 0
2008 36 0 0 0 0 - 0 0
通算 日本 J1 164 0 32 0 20 0 216 0
日本 J2 79 0 4 0 6 0 89 0
日本 JSL2部 15 0 0 0
総通算 258 0 36 0 26 0 320 0

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2004 磐田 1 5 0
2005 21 5 0
通算 AFC 10 0


代表歴[編集]

  • 2001年2月 日本代表候補トレーニングキャンプ参加

指導経歴[編集]

  • 2008年 ジュビロ磐田ユース(U-15):ゴールキーパーコーチ
  • 2009年 - 2014年 ベガルタ仙台:ゴールキーパーコーチ
  • 2015年 U-15日本代表コーチ:ゴールキーパーコーチ
  • 2015年 - 2016年 U-22日本代表コーチ:ゴールキーパーコーチ

参考文献[編集]

  • 『1990-1991JSLイヤーブック』日本サッカーリーグ編、南雲堂、1990 ISBN 4-523-31032-7
  • 『1991-1992JSLイヤーブック』日本サッカーリーグ編、南雲堂、1991 ISBN 4-523-31033-5
  • 『日本サッカーリーグ全史』日本サッカーリーグ、1993
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1992-1993』、小学館、1992 ISBN 4-09-102301-0
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1993・サントリーシリーズ』、小学館、1993 ISBN 4-09-102303-7
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1993・ニコスシリーズ ヤマザキナビスコカップ』、小学館、1993 ISBN 4-09-102305-3
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1994・サントリーシリーズ』、小学館、1994 ISBN 4-09-102310-X
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1994・ニコスシリーズ』、小学館、1994 ISBN 4-09-102314-2
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1995・サントリーシリーズ』、小学館、1995 ISBN 4-09-102318-5
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1995・NICOSシリーズ』、小学館、1995 ISBN 4-09-102321-5
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1996』、小学館、1996 ISBN 4-09-102324-X
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1997』、小学館、1997 ISBN 4-09-102329-0
  • 『Jリーグオフィシャルガイド1998』、小学館、1998 ISBN 4-09-102335-5
  • 『J.LEAGUE Official Fans' Guide 1999』、トランスアート、1999 ISBN 4-88752-100-6
  • 『J.LEAGUE Official Fans' Guide 2000』、トランスアート、2000 ISBN 4-88752-102-2
  • 『J.LEAGUE Official Fans' Guide 2001』、トランスアート、2001 ISBN 4-88752-104-9
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2002』、NTT出版、2002 ISBN 4-7571-8116-7
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2003』、NTT出版、2003 ISBN 4-7571-8134-5
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2004』、コナミメディアエンタテインメント、2004 ISBN 4-86155-802-6
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2005』、コナミメディアエンタテインメント、2005 ISBN 4-86155-805-0
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2006』、コナミ、2006 ISBN 4-86155-811-5
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2007』、コナミデジタルエンタテインメント、2007 ISBN 978-4-86155-839-9
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2009』、コナミデジタルエンタテインメント、2009 ISBN 978-4-86155-850-4
  • 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2010』、コナミデジタルエンタテインメント、2010 ISBN 978-4-86155-852-8
  • 『Jリーグオフィシャルレコード&データ1994』、小学館、1994 ISBN 4-09-102309-6
  • 『Jリーグオフィシャルレコード&データ1995』、小学館、1995 ISBN 4-09-102317-7
  • 『Jリーグオフィシャルレコード&データ1996』、小学館、1996 ISBN 4-09-102323-1
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 1999』、トランスアート、1999 ISBN 4-88752-099-9
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2000』、トランスアート、2000 ISBN 4-88752-101-4
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2001』、トランスアート、2001 ISBN 4-88752-103-0
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2002』、NTT出版、2002 ISBN 4-7571-8117-5
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2003』、NTT出版、2003 ISBN 4-7571-8135-3
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2004』、コナミメディアエンタテインメント、2004 ISBN 4-86155-801-8
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2005』、コナミメディアエンタテインメント、2005 ISBN 4-86155-806-9
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2006』、コナミ、2006 ISBN 4-86155-812-3
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2007』、コナミデジタルエンタテインメント、2007 ISBN 978-4-86155-840-5
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2008』、コナミデジタルエンタテインメント、2008 ISBN 978-4-86155-846-7
  • 『J.LEAGUE YEARBOOK 2009』、コナミデジタルエンタテインメント、2009 ISBN 978-4-86155-851-1

脚注[編集]

  1. ^ a b 『J.LEAGUE OFFICIAL FANS' GUIDE 2007』p126
  2. ^ 当時磐田の正GKであったアルノ・ヴァンズワムが2003年の途中で退団。理由は、高原寿康の負傷とコーチとの対立であるとされる。
  3. ^ 佐藤洋平コーチの現役復帰のお知らせ ジュビロ磐田オフィシャルサイト
  4. ^ 佐藤洋平GKコーチ JFA U-15日本代表GKコーチ就任のお知らせ ベガルタ仙台オフィシャルサイト (2014年12月24日 閲覧)

関連項目[編集]