佐賀競馬場

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佐賀競馬場
佐賀競馬場
佐賀競馬場
施設情報
所在地 佐賀県鳥栖市江島町字西谷3256-228
座標 北緯33度20分57.7秒
東経130度28分15.1秒
座標: 北緯33度20分57.7秒 東経130度28分15.1秒
開場 1972年昭和47年)7月1日
所有者 佐賀県競馬組合
管理・運用者 佐賀県競馬組合
収容能力 15,000人(一般席3,100人、立見席10,576人、有料席1,280人、貴賓室44人)
コース
周回 右回り
馬場 ダート
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コース内の看板
レースの様子(倉富隆一郎騎手騎乗のヴァンクルタテヤマ

佐賀競馬場(さがけいばじょう Saga Racecourse)は佐賀県鳥栖市にある地方競馬競馬場である。佐賀県競馬組合によって、現在は年間通して中央競馬と同じ土曜・日曜を中心に競馬が開催されている。オッズパーク加盟競馬場。

本項では併設されている中央競馬場外勝馬投票券発売所であるウインズ佐賀(佐賀競馬場内)(ウインズさが さがけいばじょうない)についても記述する。

概要[編集]

佐賀競馬場付近の空中写真。1987年撮影。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
1974年に撮影された、佐賀競馬場付近の空中写真。画像中央付近に縦長方向の楕円形状コース跡が見える。1974年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

佐賀競馬場は、以前は佐賀市神野(こうの)に所在[1]しており、いわゆる「旧競馬法」が施行されていた1924年5月から1972年2月まで開催していた[2]。しかし、周辺地域の市街化を理由に1972年7月1日に現在地へ移転、旧佐賀競馬場は閉鎖・解体され、現在は住宅団地などとなっている。

2001年までは中津競馬場、2011年までは荒尾競馬場と共に「九州競馬」を構成しており、レース日程の調整や相互の場間場外発売、人馬の交流などが行われていた。2006年までは佐賀競馬・荒尾競馬で同時開催を行ったり、それぞれ異なる主催者の発売を行っていたが、2007年に荒尾競馬で3連勝式馬単(三連単)を導入する際に投票システムを統合させた。

日本国内の全公営競技場を見渡しても最大である1万台収容の広大な駐車場を持つ[3]。競馬場移転当時から見れば、その後のモータリゼーションの到来を十分に見越したものといえる。

2013年(平成25年)度以降は、「宵もよかよか さがけいば」をテーマに、通年で薄暮競走を展開する。発走時間は基本第1競走12:15から最終競走18:15までとなっている[4]。なお現地の日没時間によって発走時刻が調整され、日没が早くなる秋季・冬季は発走時刻が繰り上がり、また冬季にはレース数をさらに制限(通常11レース立てのところを10レース立てにするなど)する場合もある[5]

佐賀競馬場独自の特徴として、パドックの周回は右周りとなっている[6]

2016年秋頃より、場内放送が独自の女性声から地方競馬他場との共通音声となった。

コースレイアウト[編集]

  • コース:ダート右周り、1周:1100m、幅員:24m
  • 施行可能距離:900m、1300m、1400m、1700m、1750m、1800m、2000m、2400m、2500m
1700mは2002年3月24日、2400mは2004年3月7日を最後に、2016年現在使用されていない。
2500mは九州大賞典でのみ使用される。
  • 出走可能頭数(フルゲート):12頭

ウインズ佐賀[編集]

スタンド西側にはJRAの場外発売所が設置されている。ただしJRA主催の全平地GI競走の前日および当日発売、また土曜日に開催される一部重賞競走の当日発売のみ実施されており、全レース発売は行われていない。

長らく佐賀場外の名称で呼ばれていたが、2012年(平成24年)1月よりウインズ佐賀(佐賀競馬場内)に正式名称が変更された。

発売する馬券の種類[編集]

佐賀競馬・ウインズ佐賀

○…発売 ×…発売なし ☆…オッズパークまたはJRAサイトでのインターネット販売のみ

単勝 複勝 枠番連複 枠番連単 馬番連複 馬番連単 ワイド 3連複 3連単 重勝式
×

佐賀競馬では2010年(平成22年)1月23日から五重勝単勝式の発売を開始した[7]。また2012年(平成24年)5月12日から「七重勝単勝式」を「オッズパークLOTO」のサイトで発売するという予定がされたが、オッズパークのサイトリニューアル作業がサーバートラブルのため延期となったために、無期延期となったが[8]、発売体制が整ったとして2012年(平成24年)5月26日開催分(前夜発売25日18時)より発売を開始した[9]

アクセス[編集]

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公共交通機関[編集]

競馬開催時には、西鉄久留米バスセンター及び西鉄柳川駅より友の会バスが運行される(往復利用の場合は復路無料)。

主な競走[編集]

統一グレード競走[編集]

重賞競走[編集]

S1[編集]

S2[編集]

出走条件はサラ3歳以上(記述のある競走を除く)

  • 佐賀桜花賞(サラ3歳)
  • 錦江湾賞
  • 由布岳賞
  • 六角川賞
  • 高千穂峰賞
  • 佐賀皐月賞
  • 阿蘇山賞
  • 初夏賞(サラ3歳)
  • 九千部山賞
  • 水無月賞(サラ3歳以上A2級以下) - 吉野ヶ里記念ステップ
  • 夏至賞(サラ3歳)
  • 遠賀川賞
  • 文月賞
  • カンナ賞
  • 大村湾賞
  • 仙酔峡賞
  • 池田湖賞
  • 尾鈴山賞
  • 新涼賞
  • 志布志湾賞
  • 御船山賞
  • 大淀川賞
  • 開聞岳賞
  • 長月賞
  • 五ヶ瀬川賞
  • 耶馬溪賞
  • 玄界灘賞(サラ3歳以上A2級以下) - 九州大賞典ステップ
  • 雷山賞 - 九州大賞典ステップ
  • 英彦山賞
  • 韓国岳賞
  • 天山賞(サラ2歳)
  • 周防灘賞
  • 雲仙岳賞
  • カペラ賞(サラ2歳)
  • 久住山賞
  • 師走賞
  • 宝満山賞
  • 大分川賞
  • 九州オールカマー(サラ4歳以上) - 佐賀記念ステップ
  • サイネリア賞
  • 筑紫野賞(サラ3歳)
  • 鶴見岳賞
  • 球磨川賞
  • 如月賞
  • 脊振山賞(サラ3歳) - 飛燕賞ステップ
  • 唐津湾賞
  • 大観峰賞(サラ3歳)
  • 嘉瀬川賞(サラ3歳以上A2級以下) - はがくれ大賞典ステップ
  • 鏡山賞 - はがくれ大賞典ステップ
  • 黒髪山賞
  • 春望賞
  • 古伊万里賞(サラ3歳)
  • すみれ賞
  • 松浦川賞
  • 佐賀弥生賞


1999年から2011年まで、佐賀・荒尾・中津の九州3場(中津が廃止された2001年以降は2場)では、サラブレッド系の地区交流重賞競走(九州産馬限定競走を除く)を対象として、九州競馬独自の重賞格付けを適用していた[10]。2011年12月の荒尾廃止に伴って九州地区の地方競馬場が佐賀のみとなった2012年当初、重賞格付け表記は一時的に消滅したが、多数の重賞が新設された2013年1月から、統一グレード競走を除く全ての重賞競走に対して、新たに佐賀独自の格付けS1-2が付されている[11]

その他特別競走[編集]

  • 里帰りジョッキーズカップ(九州出身の騎手を招待しての交流競走)
  • M&Kジョッキーズカップ(岩手・佐賀の所属騎手による交流競走)
  • 西日本ダービー(2016年新設、笠松・名古屋・金沢・園田・高知での持ち回り開催[12]
  • レディスヴィクトリーラウンド(2016年創設、地方競馬の女性騎手による交流競走)

JRA2歳認定競走(2011年(平成23年)度まで)[編集]

  • ルーキーステージ(認定新馬)
  • アゲインステージ(認定未勝利)
    • 認定新馬戦が廃止された2012年(平成24年)度以降は、賞金上位馬による重賞・特別競走を対象として編成されている。

所属騎手[編集]

主な活躍馬[編集]

  • チアズファンシー - 「デビューからの19連勝」はトウケイニセイ岩手)のデビュー18連勝を塗り替え、今なお破られぬ日本競馬最高記録。
  • リンデンニシキ - 1996年(平成8年)の開設記念(現在の佐賀記念)で中央馬相手に逃げ切り優勝。
  • キングオブザロード - 通算32勝、佐賀デビュー馬として史上初の収得賞金1億円突破。
  • カシノオウサマ - 2002年(平成14年)の九州3歳三冠を達成、積極的に参戦したグレード競走でも善戦を繰り返す。
  • エスワンスペクター - 2003年(平成15年)のエーデルワイス賞(G3)優勝、佐賀所属馬で初めてのダートグレード競走制覇。
  • キングプライド - 2015年九州ダービー栄城賞優勝。

場外発売所[編集]

現在発売を行っている施設[編集]

  • トゥルー佐賀(佐賀市大和町)
  • トゥルー鳥栖(鳥栖市、外向ミニ場外)※佐賀競馬場開催日のみ発売
  • ドリームなかつ(大分県中津市、旧中津競馬場場外)

廃止・閉鎖された施設[編集]

  • トゥルー稲築(福岡県稲築町(現・嘉麻市))-1994年(平成6年)4月 - 1998年(平成10年)3月
    • 佐賀競馬としては初めてとなる、佐賀県外への場外発売所の設置事例だった。
  • 小倉場外発売所(北九州市、JRA小倉競馬場内)-2003年(平成15年)11月 - 2009年(平成21年)3月
    • 競馬場スタンド1階の一部スペースを利用、JRA開催日との重複日のみの発売だった。
  • 宮崎田野場外発売所(宮崎市)-2006年(平成18年)12月 - 2013年(平成25年)12月
    • 南九州地区では、荒尾競馬が前年に設置したニューウェーブ大崎(鹿児島県大崎町)に続く地方競馬の場外施設となったが、現在は共に廃止されている。実質的な馬券発売業務は2013年(平成25年)11月10日で、払戻業務も同12月1日で終了している。[13]

脚注[編集]

  1. ^ 写真番号 USA-R420-63 - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院
  2. ^ 現行競馬法による県営競馬としての第1回開催は、1948年(昭和23年)10月で、同時に浦和競馬場の開催も始まっている。
  3. ^ 佐賀競馬公式サイトにある『佐賀競馬場へのアクセス』のページにその事が記されている。
  4. ^ さがけいばトピックス2013年4月12日。同4月26日閲覧)
  5. ^ さがけいば・レース情報
  6. ^ 『全国地方競馬ガイド』(ソフトバンク クリエイティブ)P.104およびP.106より
  7. ^ 発売開始日より佐賀競馬場と荒尾競馬場は購入者が勝馬を選択できる「セレクト方式」を採用している。佐賀と荒尾以外の競馬場はコンピュータにより自動採番される「ランダム方式」であったが、2010年平成22年)12月に相次いでセレクト方式に移行し、残っていた兵庫競馬園田競馬場姫路競馬場2012年(平成24年)5月にセレクト方式に移行たため、現在はランダム方式を採用しているところは存在していない。
  8. ^ 2012年5月12日・佐賀競馬場リリース
  9. ^ 2012年5月24日・佐賀競馬場リリース
  10. ^ 導入当初は「九州グレード」を意味するKG1-3、2007年以降はKJ1-3
  11. ^ 2012年12月3日・佐賀競馬場リリース
  12. ^ 第1回 西日本ダービーの実施についてnetkeiba.com、2016年8月5日閲覧
  13. ^ 2013年10月4日・佐賀競馬場リリース