千之赫子

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千之 赫子(ちの かくこ、1934年2月9日 - 1985年6月18日)は日本女優。元宝塚歌劇団所属。本名は若和田 光子(わかわだ みつこ)。結婚前の旧姓は長尾。東千代之介夫人。

概要[編集]

エピソード[編集]

  • 主演映画「蟻の街のマリア」は、隅田川畔のバタヤ部落で奉仕活動に従事していたカトリック信者の女性が、次第に胸を患い、ついに病没したという実話を元に製作された作品。赫子は映画初出演の新人ながら、この悲劇のヒロインを熱演して、1958年度製作者協会新人賞を受賞した。
  • 宝塚歌劇団出身の元タカラジェンヌながら、退団後は主に看護婦、女性教師、芸者、主婦など、市井に慎ましく暮らす庶民的な女性を多く演じた。「3年B組金八先生」第2シリーズにおいては、多額の借金を背負い、日々パートで生計を立て、問題行動を起こす息子の加藤優を必死で育てる母・正枝を演じた。中でも優が友人数名と転校前の中学校に殴りこみ、過去の非を校長に詫びさせたあと、学校側の通報で駆けつけた警視庁の機動隊隊員に取り押さえられて連行されるという場面(同シリーズ第24回)では、優が乗せられた護送車を1人最後まで追いかけるというシーンを演じた。この場面は同シリーズのクライマックスシーンであった。
  • 夫・千代之介の日本舞踊若菜流の家元としての活動を陰で支えた。

出演作品[編集]

主な映画[編集]

  • 蟻の街のマリア (1958年、歌舞伎座
  • 新婚列車 (1959年、松竹
  • 愛と希望の街 (1959年、松竹)
  • 伝七捕物帳 幽霊飛脚 (1959年、松竹)
  • 秋日和 (1960年、松竹)
  • 七人の敵あり (1961年、宝塚映画
  • おへその大将 (1962年、宝塚映画)
  • あの橋の畔で 第2部 (1962年 松竹)
  • あの橋の畔で 完結篇 (1963年 松竹)
  • 古都 (1963年 松竹)
  • 五瓣の椿 (1964年 松竹)
  • 男の顔は切札 (1966年 松竹)
  • 太陽に突っ走れ (1966年、東映) - 清美
  • 銀の長靴(ブーツ) (1967年 松竹)

主なテレビドラマ[編集]

ほか多数

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ2014年4月1日、49頁。ISBN 9784484146010

関連項目[編集]