国道18号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索
一般国道

国道18号

国道18号
地図
Japan National Route 18 Map.png
総延長 230.8 km
実延長 230.8 km
現道 193.3 km
制定年 1952年指定
起点 群馬県高崎市
君が代橋東交差点(地図
主な
経由都市
群馬県安中市
長野県小諸市上田市長野市
新潟県妙高市
終点 新潟県上越市
下源入交差点(地図
接続する
主な道路
(記法)
Japanese National Route Sign 0017.svg国道17号
Japanese National Route Sign 0354.svg国道354号
Japanese National Route Sign 0406.svg国道406号
Japanese National Route Sign 0146.svg国道146号
Japanese National Route Sign 0141.svg国道141号
Japanese National Route Sign 0152.svg国道152号
Japanese National Route Sign 0144.svg国道144号
Japanese National Route Sign 0143.svg国道143号
Japanese National Route Sign 0403.svg国道403号
Japanese National Route Sign 0019.svg国道19号
Japanese National Route Sign 0117.svg国道117号
Japanese National Route Sign 0292.svg国道292号
Japanese National Route Sign 0405.svg国道405号
Japanese National Route Sign 0008.svg国道8号
Japanese National Route Sign 0350.svg国道350号
■テンプレート(■ノート ■使い方) ウィキプロジェクト 道路
国道17号と18号の分岐点
高崎市内
安中市松井田町内
上田市と坂城町境
長野市内(いき交差点)

国道18号(こくどう18ごう)は、群馬県高崎市から新潟県上越市に至る一般国道である。

概要[編集]

関東地方、長野県北部、新潟県上越地方相互間を結ぶ重要な幹線道路である。全線でしなの鉄道妙高はねうまライン等と並走している。また、概ね上信越自動車道と並走している。上信越自動車道の開通後はその役割を譲りつつあるが、現在でも主要幹線道路として重要な役割を持っている。

群馬県内では碓氷川に沿って走り、碓氷峠を越えて長野県へ至る。長野県内では千曲川沿いに軽井沢や上田、長野、黒姫高原といった高原盆地を通過し、妙高高原から新潟県に入る。新潟県内では関川沿いに緩やかに下り、妙高市を通って日本海に面した港町である上越市直江津に至る。

路線データ[編集]

歴史[編集]

国道18号は、高崎市から北佐久郡御代田町までは中山道、北佐久郡御代田町から上越市までは北国街道を継承する路線である。前者には、箱根峠とともに難所とされた碓氷峠を含む。

碓氷峠は、1878年明治11年)に行われた明治天皇巡幸にあわせてとりあえずの改良がされたが、が降ればすぐにぬかるみになってしまうような簡易なものであった。実際、明治天皇巡幸の前日にも雨が降り、輿を通すことができずに天皇は輿を降りて自らの足で峠を越えることとなった。1883年(明治16年)2月より本格的な改良が行われ、翌1884年(明治17年)5月20日にいったん落成した後、1886年(明治19年)に碓氷新道が完成した。工事に際しては長野県が国庫補助を受けて担当し、工費およそ8万をかけ、人員は延べ30万3千人に上った[3]

現在の国道18号にあたるこの新道に並行して信越本線跡が通っている。当初は、主要地方道下仁田軽井沢線が通っている和美峠ルートでの敷設が有力視されていたが、新道の開通により資材運搬がしやすいという理由で現ルートに変更されたものである。なお信越本線の開業前の1888年(明治21年)-1893年(明治26年)には、国道18号上に馬車鉄道碓氷馬車鉄道も敷設されていた。

1885年(明治18年)の内務省告示第6号國道表では、国道5号「東京より新潟港に達する路線」(現17号、18号、8号経由)に指定された。1920年大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、高崎-長野は国道10号「東京市より秋田県庁所在地に達する路線」(現17号、18号、117号、8号経由)、長野以北は国道11号「東京市より石川県庁所在地に達する路線(甲)」(現17号、18号、8号経由)となった。

1932年昭和7年)10月から翌年10月にかけて全面的な改良が行われ、工費37万8千円が費やされて延べ21万1千人が工事に従事した。これによって幅員が6.4mに広がったほか、勾配は15分の1以下、曲線半径は12m以上となり、一部の区間について1車線分をコンクリート舗装している。この工事の記念碑が県境に建てられ、内務大臣山本達雄が題字を書いている[3]1952年(昭和27年)12月4日には、新道路法に基づく路線指定で一級国道18号(群馬県高崎市-新潟県中頸城郡直江津町(現・上越市))として指定された。1965年(昭和40年)4月1日道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道18号となった。

碓氷峠の区間は1956年(昭和31年)から拡幅や改良・舗装工事が進められていたが、屈曲部が184箇所もある事などから交通量に限界があり、南の入山峠を通る碓氷バイパス建設1966年(昭和41年)から始まり、1971年(昭和46年)11月に開通した。日本道路公団管理による有料道路となっていたが、2001年平成13年)11月11日をもって無料開放された。

2011年(平成23年)4月1日に、指定区間の起点が高崎市並榎町457番の1から高崎市並榎町457番6に変更された。[2]

路線状況[編集]

ほとんどの区間が2車線で、4車線となっているのは篠ノ井バイパスなどごく一部である。そのため上信越自動車道の開通前に比べ幾分改善されたとはいえ、長野県内は全線に渡って流れが悪く、特に軽井沢町、上田市、千曲市、長野市近辺では渋滞が日常化している。

国道18号の混雑を回避する道としては次の道が挙げられる。

バイパス道路[編集]

  • 群馬県
  • 群馬県 - 長野県
    • 碓氷バイパス(安中市松井田町横川 - 北佐久郡軽井沢町長倉字大小丸)
  • 長野県
  • 長野県 - 新潟県
  • 新潟県
    • (妙高市大字毛祝坂 - 妙高市大字二俣)
    • 妙高大橋(妙高市大字二俣 - 妙高市大字坂口新田)
    • (妙高市大字関山 - 上越市大字石沢)(一部区間は旧道に降格)
    • 上新バイパス(上越市中郷区市屋字窪畑 - 上越市大字下源入字橋向)

別名[編集]

重複国道[編集]

  • 国道142号:長野県北佐久郡軽井沢町(中軽井沢交差点) - 長野県小諸市(平原交差点)
  • 国道141号:長野県小諸市平原(平原交差点)-長野県小諸市柏木(四ッ谷東交差点)、長野県小諸市西原(西原交差点) - 長野県上田市国分(国分1丁目交差点)
  • 国道143号:長野県上田市下之条(下之条北交差点)- 長野県上田市上塩尻(上塩尻東交差点)(上田坂城バイパス)
  • 国道403号:長野県千曲市杭瀬下(杭瀬下交差点) - 長野県千曲市粟佐(粟佐交差点)
  • 国道117号:長野県長野市青木島町(大塚交差点) - 長野県長野市豊野町蟹沢(浅野交差点)
  • 国道406号:長野県長野市東和田(東和田交差点) - 長野県長野市柳原(柳原北交差点)

道路施設[編集]

道の駅[編集]

道路情報ラジオ放送区間[編集]

  • 群馬県
    • 安中市松井田町松井田
    • 安中市松井田町横川
    • 安中市松井田町入山(長野方面)
  • 長野県
    • 北佐久郡軽井沢町長倉(高崎方面)
    • 上水内郡飯綱町小玉(上越方面)
  • 新潟県
    • 上越市寺町

地理[編集]

通過する自治体[編集]

接続路線[編集]

一般国道・高速道路[編集]

関東地方整備局管内

北陸地方整備局管内

県道[編集]

  • 新潟県

主な峠[編集]

  • 碓氷峠(標高958m):群馬県安中市松井田町 - 長野県北佐久郡軽井沢町
  • 入山峠(標高1,030m):群馬県安中市松井田町 - 長野県北佐久郡軽井沢町<碓氷バイパス>
  • 野尻坂峠(標高666m):長野県上水内郡信濃町 - 新潟県妙高市

最高地点[編集]

  • 標高1,003 m(長野県北佐久郡軽井沢町大字追分、標識あり)

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f 2015年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. pp. 2–3. 2017年5月6日閲覧。
  2. ^ a b 平成23年3月30日政令第45号(官報平成23年3月30日号外第63号、p.8)
  3. ^ a b 倉田 1979, p. 67.
  4. ^ 浅井建爾 2001, p. 62.

参考文献[編集]

  • 浅井建爾 『道と路がわかる辞典』 日本実業出版社2001年11月10日、初版、62頁。ISBN 4-534-03315-X。
  • 倉田正 「峠物語 碓氷峠」『道路』464号、日本道路協会、1979年、65-70頁。

関連項目[編集]