帝一の國

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帝一の國
ジャンル 学園漫画
政治漫画
少年漫画
漫画
作者 古屋兎丸
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプSQ.19
ジャンプスクエア
レーベル ジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表期間 SQ.19:2010年創刊号 - 2011年秋号
SQ:2012年3月号 - 連載中
話数 既刊10巻(2014年12月現在)
ヴォイスコミック
原作 古屋兎丸
放送局 テレビ東京VOMIC公式サイト
番組 サキよみジャンBANG!
発表期間 2012年2月3日 - 2月24日
話数 全4話
テンプレート - ノート

帝一の國』(ていいちのくに)は、古屋兎丸による日本漫画作品。『ジャンプSQ.19』(集英社)にて、2010年創刊号から2011年秋号まで連載された。その後本誌の『ジャンプスクエア』(集英社)に掲載誌を移し2012年3月号から連載中。話数カウントは「第○話」。

あらすじ[編集]

時は昭和――。

赤場帝一は「総理大臣になり自分の国を作る」という人生の目的と野望のため、海帝高校生徒会長になる事を決心した。

登場人物[編集]

の項はVOMIC版、演の項は舞台版のキャスト。

海帝高校[編集]

評議会[編集]

同学年[編集]
赤場 帝一(あかば ていいち)
- 福山潤[1] / 演 - 木村了
本作の主人公。一年一組のルーム長→二年一組のルーム長。父親の赤場譲介は通産省官僚
総理大臣となって日本を世界一の国にするという夢のため、その第一ステップとして海帝高校の生徒会長を狙う。
海帝高校入学時にトップの成績を誇り、海帝中学では生徒会長だったことから、海帝高校からも期待を寄せられている。
一組のルーム長に選ばれた後は、二年生の先輩・氷室ローランドに生徒会長となる可能性を見い出し、彼に生徒会長候補として指名してもらうため自ら“忠犬”として忠誠を誓う。
氷室に関することに対して鋭い直感(帝一曰く“嗅覚”)を持ち、氷室の自分への態度の変化から自分に向けられた隠れた怒りを感じ取り、氷室を驚愕させた。
譲介から彼と氷室の父・レッドフォードとの因縁を教えられ、自身の直感が正しかったことを知り激しく苦悩する。それでもなお氷室に尽くそうとしていたが、氷室は自身を利用した挙句捨てるつもりであることを知る。一時は切腹を決意するまでに思いつめるも、その夜の風呂場での譲介(と背中の毘沙門天刺青)との会話から、氷室に謀反を起こし森園派に付くことを決意する。
その後は森園派として活動。会長選当日にマイムマイムを利用した、森園を官軍としてアピールする(氷室から現金を受け取り彼についた者に罪悪感を感じさせる)という奇策を敢行。氷室派についていた運動部を森園派に引き込むことに成功し、森園の勝利に貢献した。
二年生に進級後は次の生徒会長になるべく選挙活動を開始するが、自らの失策や菊馬の裏工作、個性的な一年のルーム長達に振り回され、さらに森園が立ち上げた生徒会選挙改革の成立を、内心では反対していながらも結果として後押しすることになってしまい苦悩する日々が続く。
その後新聞部により行われた世論調査では支持率が大鷹・菊馬に負け、さらに一年ルーム長の誰からも支持されなかったことにショックを受け、4日間家出し、家に連れ帰らされた後も部屋に閉じこもり合計14日も無断欠席するなど自暴自棄となってしまう。
しかし、覚悟を決めた大鷹と本気で帝一を心配する光明、そして帝一を支える決心を固めた美美子の励ましを受け、さらに真相を知った久我が帝一の支持についたことで立ち直り、選挙戦に復帰する。
榊原 光明(さかきばら こうめい)
声 - 斎賀みつき[1] / 演 - 三津谷亮
帝一の親友。一年一組の副ルーム長→二年一組の副ルーム長。
海帝中学では生徒会副会長を務めていた。後に帝一によって副ルーム長に選ばれる。
帝一のこれからの行動についてさまざまなアドバイスを送る。また手先が器用で、猫語翻訳機や小型盗聴機を自作したこともある。
また、帝一が不在の時は一人でルーム長の仕事をこなすなど実務でも極めて優秀。
常に帝一の味方として動き、彼が氷室を裏切り森園に付くことを決めた時もそれに反対せず、的確な助言を送っている。帝一も光明にのみ決意や本音を打ち明ける場面も多く、深く信頼していることがうかがえる。
言動が少々女らしく、かわいいもの(特に)が好きで、自室には大量のぬいぐるみが飾られている。姉二人のほかに兄が一人いるが、彼もまた光明と同じく、見た目と言動が女らしい。
大鷹 弾(おおたか だん)
演 - 入江甚儀
一年六組ルーム長→二年六組ルーム長。
明るく実直な好青年。病気の母を抱え、さまざまなバイトを掛け持ちし学費と生活費を稼ぎながら海帝高校に通う苦学生でもある。
森園とは将棋仲間で、プライベートでも仲が良く全幅の信頼を置いている。
生徒会長の座には興味がなく、生徒会長選では氷室派・森園派のどちらにも付かない中立的な立場をとっていたが、氷室に金銭援助と引き換えに自身を支持するよう持ちかけられた際にはそれに反発し、森園に付くことを決心する。
帝一と敵対する立場になってからも彼を気にかけており、帝一が森園派に付くことを提案してきた際は彼が氷室派での立場が危うくなっていることを看破し、渋る森園を説得した。その後の帝一の和解の申し出も受け入れるなど、懐の大きさも見せる。
勝敗を決める最後の投票者となるが、自分には荷が重いとして堂山に判断を任せる。
二年生進級後も生徒会長の座に興味を示さず、それまでのマイペースを貫き、森園の会長選挙改革にも賛成の意を示す。しかし、逆に自分が生徒会長候補であることを自覚させられる結果となる。
さらに支持率調査では一位となり、野々宮をはじめとして大鷹が会長となることを望む者が数多くいることに困惑する中、森園が自らの犠牲を覚悟の上で選挙改革を断行したことを知る。さらに、帝一が学校を長期間欠席したことで、前年の会長選を彼と共に戦ったことで自分自身が成長していたことを自覚。ルーム長の辞表を提出し、さらに帝一に対し彼が会長選に復帰すれば辞表を撤回し真剣に選挙を戦うことを表明。帝一が立ち直るきっかけを与えた。
佐々木 洋介(ささき ようすけ)
一年六組副ルーム長→二年六組副ルーム長。
六組のルーム長になる予定だったが黒坂の独断で大鷹にその座を奪われる。しかし、大鷹との関係は良好で夏合宿ではやる気のない大鷹の代わりに戦う。
東郷 菊馬(とうごう きくま)
声 - 吉開清人 / 演 - 吉川純広
一年二組ルーム長→二年二組ルーム長。父親の東郷卯三郎は通産省事務次官。情報収集能力が高い。
性格は卑劣で相手を貶めるような策を立てる。父同士の因縁もあってか帝一をライバル視しており、小学生のころは彼をいじめていた。
生徒会長選では氷室派であったが彼への忠誠心は薄く、氷室が劣勢となると(大鷹の説得もあってだが)森園派に寝返っている。その後、森園が不利になると再び氷室の下に戻ろうとするが、森園に釘を刺されどっちつかずの態度をとる。最終的に駒の裏切りをみて森園に投票する。
二年に進級後は会長選に向け精力的に活動。
穏やかになった氷室に失望していた久我に、氷室がそうなった原因は帝一にあること、そしてその帝一が森園当選のためにした貢献を全て自分が行ったと嘘を教え、それを信じた久我を支持に引き込む。
さらに、高天原も自分の支持者として取り込もうとするも、逆に知らず知らずのうちに「天照霊波救世教」に入信させられてしまっている。
根津 二四三(ねづ にしぞう)
声 - 蜂須賀智隆 / 演 - 谷戸亮太
一年二組副ルーム長→二年二組副ルーム長。
東郷の側近的存在。靴の裏に棘を仕込んだ特殊な靴で壁に張り付くことができ、氷室派のスパイとして偵察を請け負う。しかしそれを利用され、帝一が氷室の本音を知るきっかけを作ってしまった。
石井 桃太郎(いしい ももたろう)
声 - 浅利遼太
一組の生徒。帝一や光明の中学時代からのクラスメイト。帝一と行動を共にする事を望み、光明の勧めで放送委員会の副委員長となり、念願の評議会入りを果たす。投票では委員長に逆らって森園に投票する。
森 秀一郎(もり しゅういちろう)
一年五組ルーム長→二年五組ルーム長。
金に汚い性格で、合宿時には帝一をゆすったり、氷室に実弾を渡された時も「少ない」と言ってのけた。
森 秀二郎(もり しゅうじろう)
一年五組副ルーム長→二年五組副ルーム長。
秀一郎の双子の弟で、性格は兄と瓜二つ。
一学年上[編集]
森園 億人(もりぞの おくと)
演 - 大河元気
二年六組ルーム長→生徒会長。
穏やかな性格をしており、常に冷静で理知的な話し方をするが非常に負けず嫌い。堂山からは「二年で本気になったとき一番怖い」と評され、帝一も「氷室より怖いかも」と評している。
その一方で、誠実な性格から彼を心から慕う者が自然と集まってくる。氷室から森園に寝返ろうとする帝一を一度は拒否しているが、大鷹の説得により受け入れている。
大鷹とは将棋仲間で、立場を超えて仲が良く全幅の信頼を寄せている。そのためか、彼を生徒会長にするためのものと思われる行動が多い。
自ら行動することは少ないものの、周囲の人間が彼を慕うがゆえに自ら動くため、常に一定の成果を残している。また、森園自身が動くときは大きな結果を残すことが多い。(実際、作中では森園が氷室の実弾を運動部にリークしたことで、氷室を自滅寸前にまで追い込んでいる)。夏合宿では氷室を破り3票手に入れている。
大鷹から最後の決定権を託された堂山により、新生徒会長に選ばれた。
生徒会長就任後は、これまでの海帝高校の聖域同然であった、会長選挙の改革に着手。教師や海帝高校卒業生をはじめとする政界の有力者達からの妨害を受けながらも、『生徒会会長選挙の民主化(会長選挙の投票権を、全校生徒にまで拡大する)』という改正案を成立させる。
そのため、その報復措置としてか生徒会長の特権であった東都大学への推薦入学を取り消されてしまっている。だが、そのことが大鷹に覚悟を決めさせる一因となった。
京田 一郎(きょうだ いちろう)
二年六組副ルーム長→生徒会書記。
ミステリアスな雰囲気を持ち、独り言を言っていることが多い。
勘が冴えており、予言といってもいいくらいよく当たる(放送委員と美化委員の票が氷室側に流れたことを予言した)。
氷室 ローランド(ひむろ ローランド)
演 - 冨森ジャスティン
二年三組ルーム長→生徒会副会長。本名はローランド・氷室=レッドフォード
父親のスティーブ・レッドフォードはアメリカの自動車メーカー「ハリケーン・モーターズ(HM社)」日本支社長。
性格は唯我独尊を地で行っており、勝つためには手段を選ばない。自身の目的の障害となるものには容赦がなくそのため敵を作りやすい。しかし、そこにカリスマ性があるのか帝一のように自ら彼に付く者もいる。堂山に献身的に尽くすことで生徒会長の大本命という立場を手に入れているが、会長候補に選ばれるために従っているに過ぎず会長候補に選ばれた後は不遜な態度をとるようになる。
中学時代に、『てっぺんを取る』という漠然とした夢を追い、喧嘩に明け暮れていた時期がある。
帝一に対しては下僕としてそれなりの愛情を持っていたが、父・スティーブと帝一の父・赤場譲介の因縁を知ってからは、譲介を憎むと同時にその息子・帝一に対しても愛憎入り混じった複雑な感情を抱く。しかし、帝一を利用した挙句無情にも捨てることを決めたため、それを知った帝一の離反という事態を招いてしまう。
森園派を公言する文化部を引き込むために実弾(賄賂)をばら撒くという禁じ手に出るも、森園によって運動部にリークされ、逆に自らの首を絞めることになってしまう。駒の犠牲により自滅は免れたものの、帝一の奇策や駒の裏切りにより選挙に敗北。
絶望し校舎の屋上から飛び降り自殺を図るも、光明が仕掛けたマット(もともとは帝一が飛び降りる可能性を考慮したもの)によって助かり、実は駒は自分を見捨てていなかったこと、そして森園が自分を評価し副会長に自分を任命したことで改心。長かった髪を自ら切り、森園の元で働くことを表明した。
その後は憑き物が落ちたかのように穏やかな性格となっているが、時折『狂犬』と呼ばれていた不良時代の鋭い眼光が蘇ることがある。
駒 光彦(こま みつひこ)
演 - 細貝圭
二年三組副ルーム長。氷室が、友人として対等(に近い)立場で接する唯一の人物。
真面目で義理堅く、氷室の味方として彼に尽くしている。
中学時代、喧嘩を繰り返す氷室を止めるため、海帝高校の生徒会長を目指すという道に彼を導いたという経緯がある。そのことに責任を感じており、森園に票を奪われたことに焦るあまり暴走する氷室を止めることができずにいる。
その後、実弾で自滅寸前となった氷室を救うため犠牲となるも、その後の氷室の態度を見て彼を裏切ることを決意。選挙戦で森園に投票し選挙に大きな影響を与えた。
実際は氷室を見捨てておらず彼の暴走を止めるためにしたことであり、飛び降りようとした氷室を身を挺して助けようとし、氷室が無事だったときには涙を流していた。
本田 章太(ほんだ しょうた)
演 - 瀬戸祐介
二年四組ルーム長→生徒会副会長。堂山を尊敬しているが、昨年の文化祭で管理を任されていた照明器具を壊したことが原因で堂山から見限られている。
しかし、照明が壊れたのは草壁の仕業だと明らかになり堂山から今までの態度を謝罪された上で生徒会長候補に選ばれる。
会長選では大鷹の説得により森園派として活動することを決意する。
山羽 喜一郎(やまは きいちろう)
二年四組副ルーム長→生徒会会計。
草壁 哲也(くさかべ てつや)
演 - 勝信
二年五組ルーム長。
氷室、森園と共に生徒会長候補に選ばれると目されていたが、生徒会長候補に選ばれると票の食い合いになると判断した氷室の命令を受けた帝一と光明に本田を陥れたことを暴かれ候補から外される。
投票では駒の裏切りにより弱った氷室の心に入っていくように氷室に投票する。
室田 滋(むろた しげる)
二年五組副ルーム長。
二学年上[編集]
堂山 圭吾(どうやま けいご)
声 - 樋口智透 / 演 - 津田健次郎
生徒会長→海帝高校卒業。
威厳があり真面目な性格。自分に献身的に尽くす氷室を信頼していたが、会長候補に選ばれてから不遜な態度になり手段を選ばない氷室に対して脅威を感じ、森園派に協力するようになる。
一学年下[編集]
野々宮 裕次郎(ののみや ゆうじろう)
一年三組ルーム長。
現職総理の三男で俳優としても活躍し一年でも圧倒的な人気がある。兄の家庭教師をしていた大鷹を尊敬している。
会長選を左右するほどの多大な影響力を持つ人物と目されていたが、初対面で支持票の話を始めた帝一に不信感を抱き、帝一を『理念なき指導者』と厳しく批判したうえで大鷹支持を表明する。
加賀 栄作(かが えいさく)
一年副三組ルーム長。
夢島 玲(ゆめしま れい)
一年一組ルーム長。
女性的な外見でファンが多く本気で好きな男もいる。
男を手玉に取ることに悦びを感じる小悪魔のような性格。
入学当初は帝一を支持するかのような思わせぶりな態度を取っておきながら、後にあっさりとそれを翻し、帝一を翻弄する。
佐久間 大吾(さくま だいご)
一年一組副ルーム長。
夢島の親衛隊長的な存在で近づく男から守っている。
久我 信士(くが しんじ)
一年二組ルーム長。
有名な不良で「海帝愚連隊」というチームを率いる。
教師からは目をつけられているが、舎弟達と共に清掃活動に励むなど、地元では親しまれる存在。
また、一年六組ルーム長の高天原を信頼できないと感じており、ひどく嫌っている。
不良時代の氷室に憧れていたが、見る影もなく穏やかになっていた彼に失望する。その直後に支持者集めをしていた菊馬の嘘に乗せられる形で、菊馬の支持者となり帝一を敵視していた。
その後、赤羽譲介から前年の選挙戦の真相を教えられ、菊馬に対して不信感を抱く。そして菊馬が高天原の天照霊波救世教に入信してしまっていることを知ったことが決定打となり、帝一を信頼し彼の支持者となった。
宮瀬 陣介(みやせ じんすけ)
一年二組副ルーム長。
久我の不良仲間。
羽入 慎之介(はにゅう しんのすけ)
一年四組ルーム長。
天才将棋棋士で入学金や寄付金も賞金から出している。全国将棋大会で森園と対戦しており森園が会長になったことで進学を決めた。
将棋で鍛えられた天性の『読み』の才能を持ち、森園に選挙改革についてのアドバイスを送っていた。
その読みを持って、大鷹が頂点に立つ未来を読んでおり、大鷹の支持を帝一に表明している。
古川 善(ふるかわ ぜん)
一年四組副ルーム長。
羽入と正反対の運動系だが羽入を尊敬している。
成田 瑠流可(なりた るるか)
一年五組ルーム長。
世界的なファッションデザイナーの息子で奇抜なファッションが特徴。「ルルカ・ローゼンブルグ・ソドム・ゲイ・シュミット」と自称している。
光明に興味を示すが、帝一の方には興味はなく、帝一の支持者というわけではない。
光家 吾郎(みついえ ごろう)
一年五組副ルーム長。
「ミッチェル・セバスチャン・ヴェクセルヴァルグ・シュール・ボーイ」と自称している。
高天原 蒜山(たかまがはら ひるぜん)
一年六組ルーム長。
宗教団体「天照霊波救世教」の教祖の息子。
穏やかな宗教家を演じているが、その実かなりの野心家であり、宗教の力で日本を支配しその頂点に立つという野望を持っている。そのためにまず海帝高校の頂点を目指している。
その下準備として支持者集めにやってきた菊馬の支持者となるふりをしながら、逆に彼を入信させることに成功している。支持者を集められず傷心の帝一も入信させようとしたが、彼は事前に光明のアドバイスを受けていたため、こちらは失敗している。
永副 吉祥(ながふく きっしょう)
一年六組副ルーム長。
「天照霊波救世教」の信者。

その他の生徒[編集]

美山 玉三郎(みやま たまさぶろう)
一年二組の生徒→二年二組の生徒。演劇部所属。東郷から依頼を受け、女装して女生徒に成りすまし、草壁にハニートラップを仕掛ける。作戦は一応の成果を収めるものの当初の目的を達することはできなかった。

教師[編集]

川俣 豊治(かわまた とよじ)
声 - 最上嗣生
帝一のクラス・一組の担任。
評議会顧問であり「会長製造機」の異名をとる。彼のクラスに入ることは海帝高校からも期待を寄せられていることを意味する。
黒坂 礼子(くろさか れいこ)
大鷹のクラス・六組の担任。
権力闘争を推奨する海帝の校風に反発しており、周囲の反対を押し切って大鷹をルーム長に指名する。
森園が推し進めた会長選挙改革に教師たちも反対する中、唯一それに賛成していた。

その他の人物[編集]

赤場 譲介(あかば じょうすけ)
演 - 大堀こういち
赤場帝一の父で通産省官僚。
海帝高校の卒業生で、東郷菊馬の父・東郷卯三郎に一票差で敗れ、生徒会長に落選した過去を持つ。
そのため息子に「海帝高校で一番(生徒会長)になる」という意味の「帝一」という名前をつけ、大きな期待をかけさまざまなアドバイスを送る。
生徒会長に落選した過去と決別するため20歳のときに彫った毘沙門天の刺青が背中に刻まれており、この毘沙門天と帝一が会話する場面がある。
通産省に入省したばかりの頃に、日本の産業発展を目指す当時の総理大臣の指示のもと、アメリカ製品の輸入自由化を求めるアメリカ政府及び企業を退け、現在の産業大国日本の礎を築いた。それと同時に、その先鋒であったスティーブ・レッドフォードを現在の地位に追いやる原因を作っており、スティーブとその息子・氷室から恨まれている。
白鳥 美美子(しらとり みみこ)
演 - 井上小百合乃木坂46)、樋口日奈(乃木坂46)※ダブルキャスト
帝一の幼馴染。お嬢様学校・花園高校に通っている。
花園高校を「少々つまらない」と評する少々お転婆な性格。
帝一と付き合っているが父が厳格なため、彼との現在の接点は夜の糸電話での会話が中心となっている。
普通の高校生活を夢見ているが、帝一は生徒会長選に命をかけているため、帝一との間にすれ違いが生じており、徐々に大鷹に惹かれ始めている。
その後は、帝一の立場を恋人から友達に格下げするなど紆余曲折あったが、支持者を得られなかったことに絶望し部屋に閉じこもる帝一を心配する中でこれまでの彼との関係を振り返り、選挙戦を戦う帝一を傍で支える覚悟を決めた。
赤場 夢子(あかば ゆめこ)
声 - 稲川英里
帝一の妹。兄である帝一のことを「にいに」と呼び慕っている。
スティーブ・レッドフォード
アメリカの自動車メーカーであるハリケーン・モーターズ(HM社)日本支社長。氷室の父でもある。
過去にアメリカ製品の輸入自由化を日本に要求し、通産省官僚・赤場譲介と争い失敗。島流し同然に現在の地位に追いやられた。
そのため譲介を強く憎んでおり、それは息子である氷室にも大きな影響を与えている。

用語[編集]

海帝高校(かいていこうこう)
全国レベルでもトップクラスの学力を持つ中高一貫私立男子校。その高等部にあたり、正式名称は「海帝高等学校」。
前身は海軍兵学校であり、現在では優秀な政治家を輩出する超名門校として国中に名を轟かせている。
生徒会本部(せいとかいほんぶ)
海帝高校の生徒たちの代表。生徒会長以下、副会長2名、書記1名、会計1名の役員5名で構成される生徒会の「執行機関」。学内の行事に関して高いレベルの自治権限が与えられている。
生徒会長は東都大学への推薦入学が受けられるなど、本部役員には一流大学への進学が約束されている。
評議会(ひょうぎかい)
一年生・二年生の各ルーム長・副ルーム長、各種委員会の委員長・副委員長、各部活の部長で構成されている生徒会の「議決機関」。各学年6クラス、6つの委員会、20の部会の代表者合計56名からなる。
評議会における会議が、海帝高校の学内自治の意思決定を司る。なお、会議そのものは、本部役員と評議会メンバーで行われている。
会長選挙(かいちょうせんきょ)
政治家を数多く輩出する海帝高校にあって、政界さながらの選挙が繰り広げられる。
生徒会長候補者は3名であり、現生徒会長からの指名が必要とされる。必然的に現生徒会長の支持者から選ばれることとなる。
会長選への投票権を持つのは評議会メンバーだけであり、限られた票を奪い合う形になるため投票権を持つ者への説得工作が激しく行われ、それぞれの候補者を支持する者同士で派閥が形成される。そのため、新学期早々から激しい派閥抗争が行われ、時には派閥内で衝突が起こることもある。
投票は記名投票制で行われる(誰がどの候補に票を入れたかわかる)ため、一度投票を約束した候補以外に票を投じることが心理的に難しい。また、投票した候補が落選した場合、海帝高校での地位を失うことにもなりえてしまう。
東都大学(とうとだいがく)
日本の誇る最高学府の頂点。
海帝高校の生徒会長経験者は、この大学への推薦入学を約束されている。
ルーム長(ルームちょう)
クラスの代表者として、評議会入りを認められた者。評議会に参加する事はそのまま生徒会戦に参加できる事を意味し、生徒会長を目指すにはまずルーム長である事が絶対条件とも言える。
担任の指名により選ばれ、ルーム長は「副ルーム長」を指名することができる。なお、各ルーム(=クラス)は三年間クラス替えなしの固定制であり、ルーム長も原則的に三年間継続して勤める。
基本的に保護者による海帝高校への寄付金の額を基準に選ばれるため、大鷹のように家庭が裕福とはいえない者が選ばれるのは極めて異例のこと。
ハリケーン・モーターズ
アメリカの一大自動車メーカー
日本国内でもそれなりのシェアを持つが、安価かつ高性能な日本車に奪われつつある。

書誌情報[編集]

  • 古屋兎丸 『帝一の國』 集英社ジャンプ・コミックス〉、既刊10巻(2014年12月4日現在)
    1. 2011年3月9日第1刷発行(3月4日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-870184-4
    2. 2011年12月7日第1刷発行(12月2日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-870335-0
    3. 2012年7月9日第1刷発行(7月4日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-870473-9
    4. 2012年11月7日第1刷発行(11月2日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-870543-9
    5. 2013年3月9日第1刷発行(3月4日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-870638-2
    6. 2013年7月9日第1刷発行(7月4日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-870774-7
    7. 2013年11月6日第1刷発行(11月1日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-870877-5
    8. 2014年4月9日第1刷発行(4月4日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-880032-5
    9. 2014年8月9日第1刷発行(8月4日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-880161-2
    10. 2014年12月9日第1刷発行(12月4日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-880232-9

ヴォイスコミック[編集]

集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2012年2月にジャンプ専門情報番組『サキよみ ジャンBANG!』にて放送され、同年3月からVOMIC公式サイトで配信された。

キャスト
主要担当声優は上述。ここではそれ以外のキャストについて記す。

舞台[編集]

學蘭歌劇 帝一の國』のタイトルで、2014年4月18日から5月6日までPARCO劇場にて上演。

スタッフ[編集]

キャスト
主要キャストは上述。ここではそれ以外のキャストについて記す。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 古屋兎丸「帝一の國」がVOMIC化、帝一役は福山潤”. コミックナタリー. 2012年1月30日閲覧。

発売日[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。