北近畿豊岡自動車道

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日本の道路 > 一般国道 > 国道483号北近畿豊岡自動車道
一般国道自動車専用道路 (B)
(有料 / 無料)

北近畿豊岡自動車道

北近畿豊岡自動車道
Japanese National Route Sign 0483.svg国道483号
総距離 65.9km
制定年 1993年
開通年 1977年5月27日 -
起点 兵庫県丹波市春日IC/JCT
主な
経由都市
兵庫県朝来市
終点 兵庫県豊岡市(豊岡南IC)
接続する
主な道路
(記法)
記事参照
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北近畿豊岡自動車道(きたきんきとよおか じどうしゃどう)は、兵庫県丹波市舞鶴若狭自動車道 春日IC/JCTから、兵庫県朝来市和田山IC/JCT播但連絡道路と連絡し、兵庫県豊岡市の豊岡南ICに至る総延長 65.9km自動車専用道路である。豊岡市内では、鳥取豊岡宮津自動車道と接続する計画。[1]

概要[編集]

春日IC/JCT-氷上IC (6.9km)間が2005年4月17日に北近畿豊岡自動車道として初めて開通。のじぎく兵庫国体に合わせて氷上IC-和田山IC/JCT (24.8km)間が2006年7月22日に開通し(同時に遠阪トンネル有料道路自動車専用道路に指定)、その結果京阪神からの所要時間が開通前よりも約20分短縮された。

春日和田山道路[編集]

起点付近
兵庫県丹波市春日町野村で撮影

遠阪トンネル有料道路をはさみ、国土交通省近畿地方整備局 豊岡河川国道事務所が管轄する春日IC/JCT-遠阪ランプ間の春日和田山道路Iと、遠阪トンネル料金所-和田山IC/JCT間の春日和田山道路IIに分けられる。

  • 起点 : 兵庫県丹波市春日町野村(春日IC/JCT)
  • 終点 : 兵庫県朝来市和田山町市御堂(和田山IC/JCT)
  • 総延長 : 36.4km
    • 春日和田山道路I : 春日IC/JCT-遠阪ランプ (24.4km)
    • 遠阪トンネル有料道路 : 遠阪ランプ-遠阪トンネル料金所 (4.7km)
    • 春日和田山道路II : 遠阪トンネル料金所-和田山IC/JCT (7.3km)
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 道路幅員
    • 一般部 : 22.0m(暫定12.0m)
    • トンネル部 : 20.0m(暫定10.5m)
  • 車線幅員 : 3.5m
  • 車線 : 4車線(暫定2車線

春日和田山道路の開通以前は、大阪方面から但馬方面に向かう場合、篠山市、丹波市を通る国道176号を利用する必要があったが、を中心に市内の渋滞が激しく、速達性に乏しかった。もう一方の但馬地方と京阪神の連絡道路である播但連絡道路には度々で通行止となることもあったが、当自動車道はそういった場合の代替道路としての役割も担っている。通行料金は遠阪トンネル(普通車 300)を除く全区間が無料。当自動車道を経由して、国道9号に合流するルートが阪神方面から鳥取方面への最短ルートとなっており、交通量が増加している。現在は暫定2車線・対面通行だが、将来4車線化される計画(用地も取得済み)。観光バスも余裕をもって走ることが出来るよう道路の幅員も広くとられている。

和田山八鹿道路[編集]

  • 起点 : 兵庫県朝来市和田山町市御堂(和田山IC/JCT)
  • 終点 : 兵庫県養父市八鹿町高柳・米里(八鹿氷ノ山IC
  • 総延長 : 13.7km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 幅員 : 22.0m
  • 車線 : 4車線(暫定2車線)

和田山八鹿道路は、和田山IC/JCT-八鹿氷ノ山IC間の総延長13.7kmで、暫定2車線の道路である。

当初、2011年度末の開通を目指していたが、養父IC-八鹿氷ノ山IC (4.0km)間の八鹿トンネルにおいて、地山が当初予想していたよりも脆弱な岩質でやわらかく岩盤崩落等が発生し、対策に約8か月要したことから開通が遅れ[2]、2012年11月24日に開通した[3]

主な構造物[編集]

大規模構造物施工区間は10.3kmで、当区間の4分の3を占める。

  • トンネル
    • 八鹿トンネル - 2,990m。当道(遠阪トンネルを含む)で最長のトンネルである。
    • 畑トンネル - 1,805m
    • 上谷トンネル - 1,473m
    • 別所トンネル - 1,485m
    • 枚田トンネル -  615m
  • 橋梁・高架橋
    • 大屋川橋 - 280m
    • 畑川橋 - 290m
    • 別所高架橋 - 300m
    • 円山川橋 - 680m

八鹿日高道路・日高豊岡南道路[編集]

  • 起点 : 兵庫県豊岡市上佐野(豊岡南IC)
    (兵庫県豊岡市日高町久斗(日高IC)以北が日高豊岡南道路、それ以南が八鹿日高道路)
  • 終点 : 兵庫県養父市八鹿町高柳(八鹿氷ノ山IC)
  • 総延長 : 計15.8㎞(八鹿日高道路 9.7km + 日高豊岡南道路 6.1km)
  • 規格 : ともに 第1種第3級
  • 設計速度 : ともに 80km/h
  • 幅員 : ともに 22.0m
  • 車線 : ともに 4車線(暫定2車線)

現在、用地買収中。同時進行で工事が進められ、2016年度開通予定[4]2012年5月26日に豊岡市日高町の日高IC建設予定地で「八鹿日高道路・日高豊岡南道路起工式」が執り行われた[5]

豊岡道路[編集]

計画中でありルート案のみが決まっている。

2012年度は、都市計画や環境影響評価(アセスメント)を進めるための調査を実施する予定[6]

国道483号[編集]

国道483号標識

北近畿豊岡道とは逆に、起点が豊岡市で終点が丹波市となっている。一般国道の路線を指定する政令および一般国道の指定区間を指定する政令に基づく一般国道483号の概要は以下の通り(市町名は当時のもの)。

国道483号は1993年4月1日の指定後、遠阪トンネル有料道路として国道427号と重複する区間が開通していたが、春日IC/JCT-氷上IC間が2005年4月17日に北近畿豊岡自動車道として初めて開通。氷上IC-和田山IC/JCT間が2006年7月22日に開通し同時に遠阪トンネル有料道路も自動車専用道路指定に伴い国道483号の単独区間となった。

通過市町村[編集]

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が開通済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用開始されていない、または完成していないことを示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
  • (数字)は、他路線の番号。
  • BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
  • 路線名の特記がないものは市道
IC番号 施設名 接続路線名 春日
から
km
BS 備考 所在地
(3) 春日IC/JCT 舞鶴若狭自動車道
国道175号
0.0 丹波市
氷上IC/PA 県道7号青垣柏原線 6.9 氷上PAは豊岡方面のみ
PA別名「丹波いっぷく茶屋」
- 氷上BS -
青垣IC 県道7号青垣柏原線 17.1
遠阪ランプ 国道427号 24.4 豊岡方面出入口のみ
- 遠阪TN - 長さ 2,585m
朝来市
- 遠阪トンネルTB - 29.1 本線料金所
山東IC 国道427号 30.3
- 山東PA - 別名「道の駅但馬のまほろば」
(17) 和田山IC/JCT 国道312号
播但連絡道路
36.4
養父IC 県道70号養父朝来線 46.1 春日方面出入口のみ 養父市
- 八鹿TN - 長さ 3,015m
八鹿氷ノ山IC 国道9号 50.1
- 八鹿PA - 2016年度開設予定[4]
- 日高IC 国道482号 59.8 2016年度開通予定[4] 豊岡市
- 日高北IC 県道1号日高竹野線 豊岡方面出入口のみ
2016年度開通予定[4]
- 豊岡南IC 県道50号但馬空港線 65.9 春日方面出入口のみ
2016年度開通予定[4]
- 豊岡北IC 国道178号 計画中
- 鳥取豊岡宮津自動車道 接続JCT 鳥取豊岡宮津自動車道 70

歴史[編集]

  • 1977年5月27日 : 遠阪トンネル有料道路 (4.7km)開通。
  • 1990年 : 春日和田山道路 事業化。
  • 1992年 : 春日和田山道路 用地着手。
  • 1996年 : 春日和田山道路 着工開始。
  • 1997年 : 八鹿日高道路・日高豊岡南道路 基本計画決定。和田山八鹿道路 事業化。
  • 2000年 : 八鹿日高道路 着工準備。和田山八鹿道路 都市計画決定
  • 2001年 : 日高豊岡南道路 着工準備。
  • 2005年4月17日 : 春日IC/JCT-氷上IC (6.9km)間開通に伴い舞鶴若狭自動車道と接続。遠阪トンネル有料道路の丹波市側区間を兵庫国道事務所から豊岡河川国道事務所に移管。
  • 2006年度 : 八鹿日高道路・日高豊岡南道路 事業化。
  • 2006年7月22日 : 氷上IC-遠阪ランプ間 (17.5km)、遠阪トンネル料金所-和田山IC/JCT (7.3km)間開通に伴い播但連絡道路と接続。同時にそれまで国道427号との重複区間だった遠阪トンネル有料道路は一般有料道路から自動車専用道路(高速道路)に改築され国道483号の単独区間となる。
  • 2006年9月24日 : 和田山八鹿道路 着工開始。
  • 2007年4月14日 : 氷上PA(丹波いっぷく茶屋)を下り線・豊岡方面に開設。
  • 2012年5月26日 : 八鹿日高道路・日高豊岡南道路 着工開始。
  • 2012年11月24日 : 和田山IC/JCT-八鹿氷ノ山IC間開通。

料金体系[編集]

無料区間(国土交通省近畿地方整備局 豊岡河川国道事務所 朝来国道維持出張所 管轄)
春日IC/JCT-遠阪ランプ、遠阪トンネル料金所-八鹿氷ノ山IC(春日和田山道路 I・II)
有料区間(兵庫県道路公社遠阪トンネル管理事務所 管轄)
遠阪トンネル有料道路(遠阪ランプ-遠阪トンネル料金所)

当自動車道の内、遠阪トンネル有料道路を除く区間は、国が建設し、日本道路公団が料金を徴収する有料道路となる見込みであったが、2004年、日本道路公団が事業に参加せず、国土交通省は直轄事業として開通当初から無料開放する事を決めた。小泉内閣により道路関係四公団民営化が議論され、不採算の高速道路は建設凍結の方針が打ち出されており、日本道路公団が採算性の低い北近畿豊岡自動車道の請負を拒否したため、結果的に無料化されたと見られている[7]

一方、兵庫県道路公社が建設した遠阪トンネルは当初、2007年5月25日に無料開放の予定であった。しかし、交通量が見込みよりも大幅に少なく、事業費の償還が行えていなかった事から、2003年8月6日、徴収期間を延長するとともに、交通量の増加が見込める北近畿豊岡自動車道との一体化と同時に料金を値下げすることになった。現在は2021年1月18日に徴収期間満了の予定[8]

交通量[編集]

平日24時間交通量(台)(上下合計)[9]

区間 平成22年度(2010年度) 備考
台数 混雑度
春日IC/JCT-氷上IC 14,242 1.01
氷上IC-青垣IC 9,909 0.72
青垣IC-遠阪ランプ - -
遠阪ランプ-山東IC 6,374 0.62
山東IC-和田山IC/JCT 4,896 0.77
和田山IC/JCT-八鹿氷ノ山IC 未開通 未開通

脚注[編集]

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関連項目[編集]