海陽中等教育学校

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海陽中等教育学校
Kaiyo Academy Facade.jpg
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人海陽学園
設立年月日 2006年4月
共学・別学 男女別学(男子校)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
中等教育学校コード 23557B
所在地 443-8588
愛知県蒲郡市海陽町三丁目12番地1
外部リンク 公式サイト
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海陽中等教育学校(かいようちゅうとうきょういくがっこう)は、愛知県蒲郡市海陽町三丁目にある私立中等教育学校

概要[編集]

全寮制中高一貫制男子校である。トヨタ自動車JR東海中部電力などの中部地方の有力企業が中心となり設立され、2006年4月に開校した。

イギリスパブリックスクールであるイートン校をモデルとしている。

また、全寮制の学校であるため、ハウス(寮)での生活を通じ、自由と規律、独立心と協調性を養成する。理事長トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎。校長は東京大学名誉教授の伊豆山健夫から2009年4月に東京大学名誉教授の中島尚正へ引き継がれた。

愛知県内に所在し、寮を有する私立学校ではあるものの、愛知県私学協会及び全国私立寮制学校協議会には参加していない。 そのため入学試験が12月など比較的早く行われるのも特徴である。

建学の精神[編集]

~ 将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成 ~

一、高潔で明朗闊達な人材の育成

一、基礎学力の徹底した習得

一、健全な身体、強靭な意志の涵養

一、学問の楽しさを知る、教養豊かな人材の育成

一、日本の伝統・文化に立脚し、国際社会で活躍できる人材の育成

沿革[編集]

  • 2006年 - 海陽中等教育学校が開校。
  • 2012年 - 第1期生が卒業。

アクセス[編集]

  • 最寄駅 JR東海 三河大塚駅(快速は、区間快速と休日上り新快速3本を除いて停車しないため、30分に1本程度普通列車が停車するのみである)
    • 蒲郡駅、三河大塚駅バス停より名鉄バスラグーナ蒲郡線乗車、海陽学園バス停下車。(豊橋線、病院丸山線は海陽学園バス停を経由しない。)

授業[編集]

  • 1学年は120名(1クラス30名×4クラス)の少人数教育となっている。
  • 1年生から習熟度別のクラス編成がなされ、扱うテキストが異なる場合もある。
  • 海陽学園の授業は50分授業で、平日は原則として7時間、土曜日は4時間で行い、英語国語数学の主要3教科は一般的な公立学校の2倍の授業を実施している。

学校行事[編集]

  • 4月 - 入寮の集い(1年)、ウエルカムパーティー・始業式・入学式・健康診断・ハイキング・バーベキュー・ゴールデンウィーク休み
  • 5月 - スポーツフェスタ・中間試験
  • 6月 - 三河湾クルーズ(1年)・伊勢研修(3年)・保護者懇談会
  • 7月 - 期末試験・終業式・夏休み開始・企業訪問(4・5年)
  • 8月 - 夏休み
  • 9月 - 始業式・海陽祭(文化祭)
  • 10月 - 登山(1年)・自然体験学習(2年)・歌舞伎鑑賞(4年)・中間試験
  • 11月 - 秋休み・工場見学(前期生)・保護者懇談会
  • 12月 - 期末試験・終業式・餅つき大会(1年)・冬休み
  • 1月 - 始業式・ジョギングタイム
  • 2月 - マラソン大会・スペリングビー
  • 3月 - 学年末試験・FMお別れ会・卒業式・終業式・春休み

上記以外にハウス(寮)イベントが月に1回程度実施されており、田植えや、ヨットに関する体験、旧東海道の歴史や文化、伝統を学びながら歩く「東海道ウォーク」と言われているものや、ハウス・フロア対抗のスポーツ大会、そして博物館めぐりや美術鑑賞など、毎月ハウスイベントを開催している(内容は、その時のハウス幹部と呼ばれる生徒代表を中心として決定されるため、毎年異なる)。

一日の生活[編集]

施設[編集]

海陽学園全景

教室棟[編集]

  • 普通教室 - 一般的な公立学校の1.3倍の広さとなっている。プロジェクターなども完備。
  • スタディホール - 教室前に設けられた多目的学習スペース。休み時間や放課後のグループ学習にも活用されている。

特別教室棟[編集]

  • 物理教室・化学教室・生物教室・地学教室 - 理科の実験などのための教室。プロジェクターや実験設備など完備。
  • 音楽室 - 2台のグランドピアノとステージが設けられており、机には鍵盤が描かれている。
  • 書道室 - 書道の授業の専用教室。他の教科の授業で使うこともある。
  • 美術室 - 美術の授業の専用教室。
  • 多目的室 - 社会科の授業専用教室。新聞の過去数十年分の縮刷版がある。

中央棟[編集]

  • PC教室 - 技術の授業を行う教室である。
  • 視聴覚室 - 映画館や劇場なみの映像・音響設備を備え150名を収容できる。
  • 図書館 - 学習の参考となる資料や文学作品の他、雑誌なども所蔵。映像ソフトの視聴コーナーもある。
  • 天体望遠鏡 - 中央棟の最上階に口径40cmの本格的な天体望遠鏡が設置されており、理科の授業や課外活動などにも利用されている。
  • プール - 中央棟の屋上に25m×6コースのプールが設置されており、水泳はここで行う。

食堂棟[編集]

  • ダイニングホール - 全校生徒が同時に食事をとれるようになっている。
  • スクールショップ - 生活必需品や飲み物や食べ物などの飲食類を販売している。
  • 家庭科室 - 家庭科の専用教室。調理実習ができる。
  • 技術室 - 技術の専用教室。工具が揃っている。
  • 音楽練習室 - 生徒が自由に使用できる音楽の練習室。防音完備。

体育館[編集]

  • 体育館 - アリーナ(バスケットコート2面の広さ)、トレーニング室、更衣室、シャワー室の他にも2階には部活動の部室が設置されている。
  • 武道場 - 柔道や剣道の授業や課外活動に利用されている。

屋外施設[編集]

  • 400mトラック陸上競技場や両翼90mの野球場が備えられており、夜間でもトレーニングができるよう照明設備も完備されている。また、体育館の横には4面のテニスコートが設置されている。

ハウス(寮)[編集]

  • 4階建ての前期型ハウスが6棟、5階建ての後期型ハウスが6棟あり、1つのハウスに生徒約60人が住んでいる。
  • 各ハウスには、A〜Lのアルファベットが振られている。
  • 現在「1-5体制」への移行が進んでいる。これは、A〜Jの10ハウスに1年生~5年生を住まわせるものである。そのため今は「前期ハウス」「後期ハウス」ではなく上記のように「前期型ハウス」「後期型ハウス」と呼ばれる。
  • ハウス生徒全員には7.5m²の広さの個室が与えられていて、机、ベッド、収納スペースなどを完備されている。
  • 洗面所・シャワー室が各フロアに設置されていて、入浴できる大浴場も前期ハウスは3つのハウスに1つ、後期ハウスは2つのハウスに1つ完備されている。
  • 1階のパブリックラウンジにはテレビが設置されており、自由時間などに視聴することができる。
  • 洗濯室も1階にある。
  • ハウスマスターの住居は4階建ての前期ハウスは1階にあり住居の近くには相談室もある。5階建ての後期ハウスには5階にある。
  • 海陽学園の大きな特徴はハウス生活にあり、リーダー育成の観点からも、各ハウスに自治組織が存在する。生徒自治では、ハウス長を筆頭に、各フロアではフロア長がおり、サブとしてそれぞれに「長付」がいる。ハウス長は、所属ハウスをよりよくするために行動し、全ハウス長が集まるmtgにて学校全体をも動かしている、いわば生徒会のような存在。
  • 以上のように、ハウス長が広い行動範囲を有しているため、生徒会は栄えていない。生徒会長選挙は毎年行われているが、仕事内容の多くがハウス長MTGと被っているのが現状である。これを改善するために、現在様々な取り組みが行われている。

ハウススタッフ[編集]

  • 全寮制の学校である海陽にはハウスごとに教員免許を持つ「ハウスマスター(HM)」と呼ばれる教師が各ハウスの専用の住居に住むことになっており、勉強面や生活面などで支援を行う。「フロアマスター(FM)」はトヨタ・JR東海・中部電力などの企業から派遣され、各ハウスの各フロアに1人ずつ住み生徒達と交流を深めたり相談に乗ったりする。
  • なお、前期生徒はフロアマスターに日誌を毎日提出し、その日の出来事や、相談に乗って欲しいことなどを書き、フロアマスターは返事を書く。
  • 定期的にコーチングと呼ばれる面談を後期生徒対象に行っている。
  • また、ハウスマスターとフロアマスターは毎日、朝と晩にミーティングを行い、生徒の生活等に問題があれば対策を検討し対応に当たる。

学園内での生活[編集]

  • 生徒には全員にFelicaカードが支給されており、このカードにより入退出管理、図書室におけるメディア貸し出し、学園内での自販機などの物販(学園内では現金の所持を禁止)を管理している。
  • 物販については、カード内の非接触ICチップと紐付けされ、保護者へ請求される仕組みとなっている。

課外活動の成績[編集]

  • フラッグフットボール部
    • 2008年度 - 全国優勝
  • アメリカンフットボール部
    • 第41回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会 - 1回戦敗退
  • 硬式テニス部
    • 2010年度 - 愛知県大会ベスト8
  • バドミントン部
    • 2011年度 - 愛知県高等学校総合体育大会バドミントン競技 県大会出場
  • ロボット部(ホームページ)
    • 2012年度 - ロボカップジュニア2012全国大会サッカーAライトウェイトリーグベスト16、
    • 2013年度 - ロボカップジュニア2013東海ブロック・サッカーAライトウェイトリーグ優勝・サッカーAオープンリーグ準優勝、全国大会サッカーAライトウェイトリーグベスト6位
  • 数学部
    • 2012年度 - 第5回数学選手権大会 優勝
  • 放送部
    • 2013年度 - シネマジャンクション2013 ゴールデンルーキー賞
    • 2013年度 - 映画甲子園2013 最優秀演技賞・最優秀音楽賞・特選・優秀美術賞・優秀企画賞
    • 2013年度 - 第30回NHK全国中学放送コンテスト愛知県大会 アナウンス部門 優良賞
    • 2013年度 - 第30回NHK全国中学放送コンテスト愛知県大会 朗読部門    入選
    • 2014年度 - 第61回NHK全国高校放送コンテスト愛知県大会 アナウンス部門 入選
  • 鉄道同好会
    • 2013年度 - 第5回全国高等学校鉄道模型コンテスト モジュール部門特別賞
    • 2014年度 - 第6回全国高等学校鉄道模型コンテスト ベストオブプレゼンテーション賞
  • 科学の甲子園ジュニア
    • 2013年度 - 筆記競技 第1位

2013年度後期課程編入学[編集]

完全中高一貫教育を提供する中等教育学校においては、中学校卒業者が中等教育学校の後期課程(高等学校段階に相当)に編入学することは想定していない[1]が、2013年4月1日に海陽中等教育学校の第4学年(高等学校第1学年に相当)へ約30名編入学する予定である。後期課程から編入学する生徒は、第4学年に限り2010年4月1日に入学した生徒とは別にクラスを設けた後に、第5学年(高等学校第2学年に相当)からは2010年4月1日に入学した生徒と混合してクラスを編成する[2]。この新4年生編入学試験(募集人員は約30名)は2013年1月前半に2回実施される[3]

関連図書[編集]

脚注及び参照[編集]

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  1. ^ 学校教育法施行規則第161条第1項には「短期大学を卒業した者は、編入学しようとする大学(短期大学を除く。)の定めるところにより、当該大学の修業年限から、卒業した短期大学における修業年限を相当する年数以下の期間を控除した期間を在学すべき期間として、当該大学に編入学することができる。」と、同法施行規則第178条には「高等専門学校を卒業した者は、編入学しようとする大学の定めるところにより、当該大学の修業年限から、2年以下の期間を控除した期間を在学すべき期間として、当該大学に編入学することができる。」と、同法施行規則第186条には、「修業年限が2年以上であ」り、かつ、「課程の修了に必要な総授業時数が別に定める授業時数以上である」旨の基準を満たす「専修学校の専修課程を修了した者は、編入学しようとする大学の定めるところにより、当該大学の修業年限から、修了した専修学校の専門課程における修業年限に相当する年数以下の期間を控除した期間を在学すべき期間として、当該大学に編入学することができる。ただし、在学すべき期間は、1年を下ってはならない。」とそれぞれ明記されている一方、学校教育法には「中学校を卒業した者は、文部科学大臣の定めるところにより、中等教育学校の後期課程に編入学することができる。」又は「中学校を卒業した者は、編入学しようとする中等教育学校の定めるところにより、当該中等教育学校の修業年限から、3年以下の期間を控除した期間を在学すべき期間として、当該中等教育学校に編入学することができる。」との規定が存在しない。
  2. ^ 2013年度新4年生(現中学3年生)編入学試験①・②(帰国生含む)募集要項(学校法人海陽学園海陽中等教育学校) ページ番号8 (PDF)
  3. ^ 前掲の冒頭による。

関連項目[編集]