粉川哲夫

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粉川 哲夫(こがわ てつお、1941年8月15日 - )は、日本批評家映画評論家

略歴[編集]

東京出身。上智大学文学部哲学科卒、早稲田大学大学院哲学専攻博士課程満期退学[1]。映画評論、政治等について発言。「自由ラジオ」の提唱者。和光大学武蔵野美術大学教授を経て、東京経済大学教授。2012年定年退職。

父は、東京ゲーテ記念館の創立者粉川忠。後に父を継ぎ、東京ゲーテ記念館の館長となる。

著書[編集]

  • 『主体の転換』未来社 1978
  • 『ニューヨーク街路劇場』北斗出版 1981 ちくま学芸文庫、1993
  • 『批判の回路』創樹社 1981
  • 『メディアの牢獄 コンピューター化社会に未来はあるか』晶文社 1982
  • 『遊歩都市 もうひとつのオーストラリア』冬樹社 1983
  • 『都市の記憶』創林社 1984
  • 『ニューメディアの逆説』晶文社 1984
  • 『情報資本主義批判』筑摩書房 1985
  • 『ニューヨーク情報環境論』晶文社 1985
  • 『電子国家と天皇制』河出書房新社 1986
  • 『電子人間の未来』晶文社 1986
  • 『スペースを生きる思想』筑摩書房 ちくまライブラリー 1987
  • 『廃墟への映像』青土社 1987
  • 『ミクロポリティクス ポスト戦後政治の読み方』平凡社 1987
  • 『都市の使い方』弘文堂 1989
  • 『バベルの混乱 マスメディアは過激になれるか』晶文社 1989
  • カフカと情報化社会』未来社 1990
  • 『国際化のゆらぎのなかで』岩波書店 1991
  • 『情報のチャンネル』話の特集 1991
  • 『批評の機械 1 (政治の挑発)』未来社 1992
  • 『シネマ・ポリティカ 粉川哲夫映画批評集成』作品社 1993
  • 『もしインターネットが世界を変えるとしたら』晶文社 1996
  • 『映画のウトピア』芸術新聞社 2013
  • 『メディアの臨界 紙と電子のはざまで』せりか書房 2014
  • 『アキバと手の思考』せりか書房 2016

共編著[編集]

翻訳[編集]

  • ルドヴィク・ロブレクツ, K.ヘルト『フッサールの現象学』せりか書房 1971
  • フリードリッヒ・バイスナー『物語作者フランツ・カフカ』訳編 せりか書房 1976
  • ポール・ピッコーネ『資本のパラドックスーネオ・マルクス主義をこえて』編訳 せりか書房 1981

エピソード[編集]

  • 和光大学非常勤講師時代に「現象学」という授業を担当。1000人以上いる受講生をグラウンドに集合させテストする。答案には問題が書かれておらず白紙のままでそれをバラまく。
  • 和光大学1989年度の期末試験に遠藤ミチロウ率いるロックバンド「スターリン」のライブを体育館で開催した。ライブ中に遠藤がスターリンのロゴが書かれた黄色いチラシを撒き、このチラシに名前を書いて教務課に提出しないと単位が貰えないと言ったために、半数近い生徒が実行したが、教務課では相手にされず、単位とは無関係であった。

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』1987、2002