統治権

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統治権(とうちけん)とは、国際法国内法で有する国土国民など国家を治める権利のことである。主権国権ともいう。国家の最高権力といえる。国内でどのように発動されるかによって、政治体制の種別がなされる。

概要[編集]

3つの性質の権利に分けられる。

  • 領土高権(Gebietshoheit) 国土に対する権力
  • 対人高権(Personalhoheit) 国民に対する権力
  • 自主組織権(Organisationshoheit) 国家の組織を自らによって定める権利

大日本帝国憲法[編集]

大日本帝国憲法において統治権は国のものであって、天皇が総攬するとされていた。大日本帝国憲法第4条は、天皇を立法司法行政の三種に分立された国の統治権の総攬者と定め、その天皇が憲法に従うことを規定している[1]。また、その根拠としては皇祖皇宗の遺訓により、あるいは神勅に基づいて統治が行われるとされた。

日本国憲法[編集]

日本国憲法では国民が主権者となった。だが、国民には一般に「統治権の総攬」者という言葉は用いない。

語源[編集]

日本語の「統治権」はドイツ憲法学の影響を受け、講学上"Herrschaftsrechte"の訳語として案出された。

脚注・参照[編集]

  1. ^ 里見岸雄 『天皇とはなにか』 展転社、15頁

関連項目[編集]

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