自然言語

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自然言語(しぜんげんご、: natural language)とは、人間によって日常の意思疎通のために用いられる、文化的背景を持って自然に発展してきた記号体系である。大別すると音声による話し言葉文字記号として書かれる書き言葉がある。

概要[編集]

人間がお互いにコミュニケーションを行うための自然発生的な言語である。「自然言語」という語は特に数式プログラミング言語、人工的に定義された形式言語人工言語に対比させる必要がある場合にこう呼ばれる(なお、数式やプログラミング言語とは異なり、もっぱら人間同士のコミュニケーションでの使用を目的とした、振る舞いとしては自然言語と類似した人工言語も存在することに注意)。言語が自然言語か人工言語かと言った分類は、言語の発展過程の差異に着目して行われる。自然言語の発展過程は自然発生的であるが、言語は人工により作られる物である点に注意すべきである。

なお、「自然言語は形式言語・人工言語と比較して、遥かに多様性に富んでいる」などと主張する者がいるが、例えば現代における代表的な人工言語かつ形式言語のひとつであるコンピュータ・プログラミング言語の多様性[1]をきちんと調査比較したような定量的な根拠は無い主張だろう。

また、文法,単語の用法に曖昧さを含み、使用する単語,単語の順序を入れ替える等が可能であり、感情で文章を制御しやすいため、多様な情景表現が可能となっている。しかし、文法、単語の用法が曖昧であるため、「言語仕様」のように明確に固定することは難しい[2]。各自然言語自体も他言語との統合が起きる事により変化し続けており、自然言語の文法言語学によって研究が続けられている。また、統計的手法を利用する計量言語学や、情報処理の対象として自然言語を扱う自然言語処理は、コンピュータの能力の向上にあわせ、またコンピュータのより便利な利用のために(例えばワードプロセッサや、音声入力による情報探索など)、さかんに研究され実地にも応用されるようになった。

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  1. ^ 一般に、「プログラミング言語処理系」等と呼ばれるが、個々の実装ごとに「方言」があるのをきちんとカウントすれば、どれだけあるかわからない。
  2. ^ 正確には、固定することは言語自体ではなく政治マターであって可能であろう。そもそも流行語などのようにうつろいゆくものが自然言語であり、固定しようとしたものはもはや人工言語である。つまり、この節は自然言語の特性ではなく、自然言語の定義を述べている単なるトートロジーでしかない。

関連項目[編集]