鷺沼車両基地

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ホームから見た南側の東京メトロ鷺沼車庫。鷺沼駅に隣接している。手前から3本目の線路の奥方向が車庫につながる。

鷺沼車両基地(さぎぬましゃりょうきち)は神奈川県川崎市宮前区小台1丁目にある東京地下鉄車両基地である。半蔵門線の車両が所属している。もともとは東京急行電鉄所有の検車区であった。

概要[編集]

鷺沼車両基地は、鷺沼駅南東部(東急田園都市線下り線側)に隣接した敷地面積67133m2の車両基地であり、鷺沼検車区、鷺沼工場および鷺沼車両事務所で構成される。

もともとは、東急田園都市線開通と同時に開設された東急所有の検車区であったが、相互乗り入れ相手の半蔵門線が線内に車両基地を設けることができなかったため、東急が1979年昭和54年)7月に長津田検車区へ機能を移転し、跡地を帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)が譲受したものである。

その名残として、鷺沼検車区から田園都市線本線をまたいで上り線側にある留置線(通称鷺沼留置線、または鷺沼北留置線)は、東急の長津田検車区鷺沼車庫として残されている。東京地下鉄の乗り入れ先の路線上にある車庫としては千住検車区竹ノ塚分室に次いで2番目である。日本の地下鉄で乗り入れ先に車庫を設けている例は、ほかに大阪市営地下鉄堺筋線の東吹田検車場がある。

鷺沼検車区[編集]

半蔵門線で使用されている車両の収容、月検査、列車検査および各種作業を行う。

設備[編集]

  • 最大留置両数:180両
  • 検査庫:日本の鉄道車両検査の内、月検査と列車検査を行う。
  • 転削庫:車輪転削盤が設置され車輪の異常磨耗を修正する。

配置車両[編集]

鷺沼工場[編集]

鷺沼工場は1981年(昭和56年)10月1日から暫定的に鷺沼検車区が担当していた車両検修業務が、1983年(昭和58年)10月1日に分離独立し発足した。

現在、半蔵門線、日比谷線車両の定期検査(全般検査・重要部検査)を行っている。日比谷線車両は従来千住工場で定期検査を行っていたが、2004年(平成16年)2月に鷺沼工場に統合された。

日比谷線の車両は、通常は中目黒駅から東急東横線東急目黒線東急大井町線、東急田園都市線を介して回送される。

担当車両[編集]

沿革[編集]

  • 1979年昭和54年)
    • 5月10日 - 営団鷺沼検車区着工
    • 7月23日 - 東急が長津田へ移転し、営団側に設備と跡地が譲渡される。
  • 1980年(昭和55年)9月1日 - 営団鷺沼検車区発足
  • 1981年(昭和56年)10月1日 - 暫定的に車両検修業務を開始
  • 1983年(昭和58年)10月1日 - 車両検修業務が分離独立し鷺沼工場が発足
  • 1992年平成4年)10月および12月に立て続けに脱線事故が発生。
  • 2002年(平成14年)度 - 半蔵門線水天宮前押上間の延伸にともない留置線を2本増設
  • 2004年(平成16年)2月 - 千住工場廃止に伴い、日比谷線車両の検修業務を開始

脚注[編集]

  1. ^ 日比谷線の新型車両「13000系」は関西風味!? 「03系」が30年で引退するワケ 日経トレンディネット 2016年9月6日

関連項目[編集]