MJ-12

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MJ-12(マジェスティック・トゥウェルヴ、: Majestic 12)とは宇宙人に関する調査や、宇宙人との接触や交渉を、過去60年に渡って秘密裏に行ってきたとされるアメリカ合衆国政府内の委員会の名称である。

概要[編集]

アメリカ合衆国の政府高官や科学者など12人の専門家で構成されており、「世界を陰で操っている」とされる。1984年にアマチュアのUFO専門家が「MJ-12 の活動についての秘密文書」や、ハリー・トルーマン大統領の署名が入った手紙などを「発見」し、その後アメリカ国内で盛んに流布され、マスコミでも取り上げられブームとなった。日本でも当時のオカルト番組や雑誌で特集された。この「秘密文章」の信憑性については、一時期FBIも調査を行ったが、ほどなく悪戯であるという結論に終わった。その後、「MJ-12 に関する極秘文章」と称する書類がアメリカ各地で次々に「発見」され、現在までに数千ページも収集されているが、偽物であることが明確なほど稚拙なものが多い。

以上はMJ-12=マジェスティック12説の記述である。この説とは別にMJ-12=マジョリティー12説が存在する。(→#マジョリティー12説)この説によれば「マジェスティック12」説は「マジョリティー12」の存在を隠すための偽情報であるという。

MJ-12メンバー[編集]

MJ-12関連の宇宙人情報[編集]

推測も含め、一連の情報は、時系列順におよそ以下のような内容である。

ロズウェル事件(1947年)[編集]

ロズウェルでUFOの墜落があり、身長1.2m程度の3~4体の宇宙人の死体が回収された。1体は生存しており、数年間生きたとか、1980年の宇宙人との会見時まで生き、その際に宇宙人側に引き渡されたともいわれる。その宇宙人は地球人とはまったく異なるものであり、映画「E.T.」に登場した宇宙人をやや恐ろしくしたような外観だった。通称グレイと呼ばれる。

MJ-12設置(1947年)[編集]

ロズウェル事件に対処するためトルーマン大統領は MJ-12委員会を設置した。

ニューメキシコ州(1947年)[編集]

ニューメキシコ州にもUFOの墜落があり、宇宙人の死体が回収され、宇宙人は身長1.2m程度であったが、外観は人間そっくりであった。

MJ-12と宇宙人のコンタクト(1954年頃)[編集]

MJ-12は、宇宙人の高度な科学技術を入手しようと、宇宙人と交渉を開始した。人間型の宇宙人は高度な技術の提供と引換えに核廃絶を要求してきた。MJ-12はこれを拒絶した。また、遺伝子実験のためのや人の誘拐を黙認することを要求。MJ-12はこれを受諾した。グレイの使者はクリルといい、クリルは、地球人を創造したのは自分たちであると主張し、キリストも彼らがつくったものであると主張した。グレイは、放射能等の影響でDNAが変質しはじめており、DNAの変質を食い止めるため、人間の体成分・体組織が必要と主張した。そのために、牛や人を誘拐し実験することが必要との主張である。

ケネディ、アポロ計画発表(1961年)[編集]

にあるといわれたグレイの基地へ使者を派遣するための計画だったともいわれる。

ケネディ暗殺(1963年)[編集]

ケネディがグレイの存在を公表しようとしたためともいわれる。先行する「MJ-12」文書を否定し、「マジョリティー12」を支持した人物らによって主張された。

キャトル・ミューティレーションの公式報告(1967年)[編集]

キャトル・ミューティレーション現象がコロラド州で報告される。

アポロ13号燃料タンク爆発事故(1970年)[編集]

アポロ13号が燃料タンク爆発事故で、計画変更・帰還を余儀なくされた。「核爆弾で月のグレイの基地を破壊するのが目的だったが、グレイの妨害によって事故となり、これ以降月の基地への攻撃は断念された」といわれる。しかし実際にはアポロ計画はアポロ17号まで継続され、月にも着陸している。

アニマルミューティレーション増加(1973年)[編集]

映画『未知との遭遇』公開(1977年)[編集]

スティーヴン・スピルバーグが未知との遭遇を果たしアメリカ政府の協力の下、宇宙人の存在について、人類にショックを与えないように、予備情報を与える目的で作成された映画で、基本的には実話ともいわれる。グレイとの、最初のコンタクトについて描いたもの。

ブルーブックリポートNo13(1977年)[編集]

ブルーブックリポートNo13が、アメリカ空軍の一介の情報部員に渡された。そこでは、米国政府と宇宙人の接触について述べられており、グレイのやや大型サイズであるラージノーズグレイや、やや小型サイズであるリトルグレイ、その他、MJ-12が接触したものとして、背が高くブロンドの人間そっくりの宇宙人(ノルディック)や人間そっくりでオレンジ色の髪の宇宙人その他いろいろな宇宙人がいたと記されていた。また、宇宙人の解剖写真、生きている宇宙人の写真、UFO内部の写真などもあったという。

  • プロジェクト・ブルーブック(Project Blue Book)は1952年から1969年にかけて実際に活動した米空軍のUFO研究セクション。フィクションではない。

米国で情報公開法訴訟(1978年)[編集]

情報公開法に基づく訴訟の結果、CIAのUFO情報の一部が公開され、1947年頃にUFOの墜落事件があったらしいことや、米国政府がUFOの調査・研究を行う傍らで、国民の関心を削ぐための、情報操作・世論操作を行ってきたことが明らかになった。

グレイと米国の密約交渉(1980年)[編集]

グレイと米国の間で、いわゆる密約がなされ、グレイは巨大な遺伝子実験場を要求。

映画『E.T.』公開(1982年)[編集]

人類がパニックを起こさないよう、「宇宙人は平和的である」との教育・イメージづくりのために作成されたといわれる。

テレビ映画『V ビジター・宇宙からの訪問者』(1983年)[編集]

ダルシー地下実験場の内部情報(1985年頃)[編集]

ダルシー地下実験場からの内部情報として、地下に宇宙人の遺伝子工学実験場があり、人の解剖・人のマインドコントロール・奇怪な動物の作成等が行われているとの情報があった。

チャレンジャー号爆発事故(1986年)[編集]

スペースシャトルチャレンジャー爆発事故の直前、グレイは「封印は解かれた」との黙示録の言葉を述べていたといわれる。タンクからの燃料漏れを意味すると思われる。

MJ-12文書公表(1987年)[編集]

米国のTVプロデューサーのもとに、謎の人物からMJ-12に関する資料が届けられた。資料は、1952年に作成されたものの写しであり、当時における次期大統領アイゼンハワーに対して MJ-12作戦を説明するために作成された文書という内容であった。その概要は、1947年ロズウェルでUFOの墜落があり、4体の宇宙人の死体が回収された。その宇宙人は地球人とはまったく異なるものであった。そしてこの問題に対処するためトルーマン大統領はMJ-12委員会を設置した。

1950年にはメキシコ国境近くでもUFO墜落事件があった。これらの内容は極秘にされなければならない、という内容であった。

ただしこの文書の大統領のサインは、別の公式文章から複写した物であることが分かっており、文書自体の信憑性についても公表直後から疑問が呈されていた(書式の体裁の細部がずさんである、あり得ない大統領命令通し番号が振られている。トルーマン大統領の署名の入った文章のはずなのに、15年後に発売されたコロナ社製のタイプライターが使われている。文章中で宇宙人のことを"Extra Terrestrial"、マスコミのことを "media" と呼んでいるが、これは 1960 年代に一般的に使われるようになった言葉で、1950 年代は"Alien"、"press" が一般的であった。また、"impacted" という言葉が文章中に使われているが、当時はこのような動詞は存在しなかった)。そのため、後の時代に偽造されたことが明確であり、トルーマン大統領によるMJ12の設置命令の信憑性自体も疑われることになった。また、アメリカ国立公文書記録管理局で発見された「カトラー文書」(アイゼンハワー大統領の補佐官ロバート・カトラーによるメモ)も同様の矛盾から誰かが国立公文書記録管理局に紛れ込ませた偽造文書である可能性が高いとされる。

当時、「MJ-12」文書を否定し、「マジョリティー12」を支持するグループも現れた。

エクスカリバー開発・レプタリアンとの交渉(1989年)[編集]

米国が、地下基地破壊用の弾頭を開発。また、グレイの駆逐について、凶暴な宇宙人とされる爬虫類型の宇宙人レプタリアン(へびの紋章を持つ)(ドラコニアン、もしくはレプティリアンとも呼ばれる)と交渉したが、拒絶される。むしろ、太古の地球に存在したといわれるレプタリアンの一団は地球を支配するため、地球に接近中ともいわれる。 レプタリアンは様々なタイプがあると言われており、ビッグフット型、プテラノドン型、ティラノサウルス型、トカゲ型など他にも多くの種類があるそうである。グレイがレプタリアンのサイボーグだとも言われている。

MJ-12問題の本質[編集]

ヨハネの黙示録との関係[編集]

一連の話は、(単なる人間のいたずらか宇宙人かは別として、また真実か嘘かは別として、また単一の意志か相互に連絡のない複数の意志かは別として)何者かが関与して創られた話ないし事件といえるが、聖書とりわけヨハネの黙示録との関連を指摘できる。

レプタリアンないしドラコニアンと呼ばれるへびの紋章を持つ爬虫類型の宇宙人という話は、ヨハネの黙示録の「年を経たへび()」を連想させる。ヨハネの黙示録では、創世記での「へび」が変化(進化)したものが龍になって現れるとされている。

また、ヨハネの黙示録には「人の子のようなもの」が登場し、身長1.2mの宇宙人という話はこれを連想させる。

そして、ヨハネの黙示録には「カエルのような悪霊」が登場し、グレイはこれを連想させる。

マジョリティー12説[編集]

米海軍所属の将校であったミルトン・ウィリアム・クーパーにより唱えられた説である。クーパーによれば「マジェスティック12」説とそれを暴いた文書は、「マジョリティー12」を隠蔽するための偽の暴露作戦であるという。[1][2]

脚注[編集]

関連項目[編集]