おもちゃのチャチャチャ

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おもちゃのチャチャチャ」は、野坂昭如作詞、吉岡治補作詞、越部信義作曲の日本の童謡である。曲名は、「おもちゃ」と「チャチャチャ」をかけている[1]

来歴[編集]

大人向けの歌謡として制作されたオリジナル[編集]

本作は元々は1959年(昭和34年)、フジテレビで放送されていた大人向けの音楽バラエティー『ヤマハ・タイム』で、おもちゃをテーマにした回でコントの合間に使用される挿入歌として三木鶏郎の企画により野坂昭如の作詞・越部信義の作曲で作られた曲である[2]。このときは後年の童謡の歌詞とは異なる。『ヤマハ・タイム』では、番組内で1度使用されるためだけに制作される曲が多数あって、「おもちゃのチャチャチャ」もそうした楽曲の中のひとつであった。

その後、1960年(昭和35年)にニッポン放送のラジオ番組『トリロー・サンドイッチ』でダークダックスが再度採り上げた。このときの音源は2009年発売の2枚組CD『ダークダックス大全』にてCD化されており、オリジナル版の「おもちゃのチャチャチャ」の数少ない音源資料の一つとなっている。

童謡としてリメイク[編集]

後に野坂の制作した歌詞の「おもちゃが夜会を開く」というテーマをもとにして、吉岡治が子ども向け用に全面的に歌詞をリメイクし、越部が旋律を一部削除・改変を加えたものを1962年(昭和37年)8月にNHK総合テレビの幼児音楽番組『うたのえほん』で「今月の歌」として真理ヨシコ中野慶子が1週間交代で毎日歌った。真理が歌うレコードは、1か月に4万枚を売るヒットとなり[3]1963年(昭和38年)には第5回日本レコード大賞童謡賞を受賞した。

1966年(昭和41年)発行の楽譜集『NHKみんなのうた』《第4集》[4]では、真理が歌うレコード音源に比べて、さらに歌詞の一部削除・改変が加わっている。

2016年現在、作詞の野坂昭如、補作詞の吉岡治、作曲の越部信義はいずれも没後50年未経過のため著作権は有効である。

「TOYS DANCING CHA CHA CHA」(英訳詞:HENRY V. DRENNAN[5]、「The Toy Cha Cha」[6]、「Toys Dance The Cha Cha Cha」(英訳詞:井口紀子)[7]という英語版も存在する。

評価[編集]

2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。

2010年(平成22年)2月にベネッセコーポレーション電子調査により実施した『子どもにきかせたい曲』のアンケートで、「犬のおまわりさん」(第2位)・「大きな栗の木の下で」(第3位)などを抑えて「おもちゃのチャチャチャ」が第1位に選出された[8]

録音した歌手[編集]

使用[編集]

童画[編集]

  • 童画家・イラストレーターの徳治昭によって、本曲をモチーフとした童画「おもちゃのチャチャチャ」が描かれた。原画の一枚目は童謡の「おもちゃのチャチャチャ」作曲者の越部信義にプレゼントされた[9]

絵本[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 読売新聞文化部『唱歌・童謡ものがたり』岩波書店、1999年、59頁。ISBN 4000233408
  2. ^ 『唱歌・童謡ものがたり』63頁。
  3. ^ 『唱歌・童謡ものがたり』65頁。
  4. ^ 「おもちゃのチャチャチャ」日本放送協会・編『NHKみんなのうた』《第4集》(日本放送出版協会)、56頁。
  5. ^ 1979年発売のコンパクト盤『英語で歌う日本の童謡 手をたたきましょう/かたつむり/おもちゃのチャチャチャ/いぬのおまわりさん』(日本コロムビア EK-31)に収録された(歌:HENRY V. DRENNAN、REGINA M. DOI、青葉インターナショナルスクール児童)。
  6. ^ 1997年4月21日発売のアルバム『ハッピー・チャイルド!〜英語でうたおう こどものうた みんなのうた〜』に収録された(歌:グレッグ・アーウィン、ボイスランド・キッズ)
  7. ^ 『えいごどうよううたのえほん Let's sing! きいてうたってえいごのうた16曲 楽しく歌って英語が身につく!』永岡書店、2005年、34-35頁。ISBN 978-4-522-48471-5。
  8. ^ たまひよが「ママ向け無料コンサート」を北九州市、長崎市で実施 コンサート前の調査で“子どもにきかせたい曲No.1”となった「おもちゃのチャチャチャ」など、 当日は母子で楽しめる曲を演奏します、PR TIMES(株式会社ベネッセホールディングス)、2010年4月16日 18時00分。
  9. ^ おもちゃのチャチャチャ 童画 イラスト解説、徳治昭、2008年12月12日。

関連項目[編集]