ぐんまちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

ぐんまちゃんは、群馬県マスコットキャラクター

この名を持つキャラクターは2つあり[1]、この項では両方について説明する。

初代[編集]

初代ぐんまちゃん

初代ぐんまちゃんは1983年に群馬県で開催された第38回国民体育大会あかぎ国体)のマスコットキャラクターとして馬場のぼるのデザインで登場した[2][3]。国民体育大会のキャラクターとしては名前が初めて付けられた。「4本足で走る」をモチーフにしており、蒼色のを持つ。群馬県に著作権を移すときに「デザインの変更」を含めなかったため、デザインが2通りしかない[2]

国体終了後は県のマスコットキャラクターとなり、テレビ朝日系『さんまのなんでもダービー』に出演していた経歴もある。後に登場する「2代目」に名称が受け継がれることとなる。そうした中、現在も群馬県馬事公苑(前橋市)や道平川ダム(下仁田町)の壁画などにその姿を留めている[4]

2代目[編集]

ぐんまちゃん
対象
分類 都道府県のマスコットキャラクター
モチーフ ポニー
デザイン 中嶋史子
指定日 2008年
指定者 群馬県庁
性別 なし
身長 不明 cm
体重 不明 kg
備考 旧称「ゆうまちゃん」
公式サイト ぐんまちゃんオフィシャルサイト
テンプレートを表示
ぐんまちゃん家

現在、群馬県のPR活動で活躍しているのは2代目である。登場当時の名称は「ゆうまちゃん」で、1994年に群馬県で開催された第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック)のマスコットキャラクターとして初登場。デザインは公募により、群馬県職員の中嶋史子のものが選ばれた[5][3]。名前は「ゆうあい」+「ぐん」から命名された。ポニーをモチーフにした「2頭身・2足歩行」で、「初代のちびっこ版」をコンセプトとした[5]。こちらは群馬県に著作権を移すときに「デザインの変更」を含めたため、基本の「緑色の帽子を被っている(男の子風)」の他に「リボンをしている(女の子風)」もの、各種服装を着ているものなど様々な種類がある。

以降、群馬県の広報紙の表紙を飾るなどして活躍の場が増え、群馬県開催の全国スポーツ・レクリエーション祭1996年)、全国健康福祉祭(ねんりんぴっく、2004年)でもマスコットを務めた。

2008年7月、東京都中央区銀座に群馬県のアンテナショップである「ぐんま総合情報センター(通称:ぐんまちゃん家)」がオープンしたことをきっかけに、「ゆうまちゃん」が「2代目ぐんまちゃん」に改名して、群馬のPRに活躍することとなった[6][7]。群馬県の取り決める「取扱綱領」では「2代目ぐんまちゃん」が正式名称となっている[8]2015年第70回国民体育大会冬季大会(2015ぐんま冬国体)でもマスコットを務める。

群馬県の各自治体では、専用のぐんまちゃん入りイラストを制定しており、ご当地ぐんまちゃんとして活用されている[9]

2012年12月21日付で「群馬県宣伝部長」に就任している[10]。また、「好き好き!すき焼き大使」や「ギンヒカリ担当宣伝理事」等のPR大使にも任命。

毎年元日に群馬県で開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)のTBSテレビの中継ではアイキャッチのCGアニメでBooBo(TBSのマスコット)とのたすきリレーを見せてくれる(2015年大会はぐんまちゃん単独で登場)。

TOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』では、群馬テレビが同番組をネットしていることから、番組セットにぐんまちゃんのぬいぐるみが飾られている[注釈 1]。同番組では群馬テレビマスコットの「ポチッとくん」のぬいぐるみも飾られている。また群馬テレビで放送中の県広報番組『 ぐんま一番 』ではMCのエレファントジョン(2017年4月以降はタイムマシーン3号に交代)とともにレギュラー出演している。

毎年「群馬県民の日(10月28日)」に発売される群馬県民手帳の表紙には箔押しされたぐんまちゃんがある他、ページの右隅にパラパラ漫画となったぐんまちゃんが掲載されている。

群馬県の公式ホームページは通常版に加え「ぐんまちゃんモード」があり、トップ絵やバナーがぐんまちゃん仕様に変化する。

群馬県は、ぐんまちゃんのブランド化に力を入れており、2020年度におけるブランド化関連予算は1億2518万円を計上したのに対し、2021年度の一般会計当初予算案においては、2.6倍にあたる3億2927万円を盛り込んだ[11]

プロフィール[編集]

  • 誕生日 - 2月22日(1994年のこの日の新聞紙上に公表された為[12][3]
  • 年齢 - 永遠の7歳(何回誕生日が来ても7歳のまま[13][3]
  • 特技 - 変身
  • 性別 - なし

コラボレーション[編集]

人気投票など[編集]

2005年「第一回全国対抗キャラクターコンテスト」(毎日新聞社主催)にて2位と大差(総票数の半数以上を得票)をつけて堂々の1位に。

ゆるキャラグランプリにおいて、2011年は18位[16]2012年は群馬県の公式HPで投票を呼びかけるなどのキャンペーンもあり、3位入賞を果たした[17]。2013年も引き続き3位入賞、そして2014年は1,002,505票を獲得し、念願のグランプリを獲得した[18][19]

着ぐるみ貸出制度[編集]

2000年から、ぐんまちゃんの着ぐるみを民間イベント向けに有料で貸し出し、キャラクターの知名度向上に役立てた[20][19]

2020年6月時点において、群馬県は合計18体の着ぐるみを所有しており、違う場所・同じ時間帯のイベントにも対応できた[20]。着ぐるみの貸し出し件数はピーク時で906件、2019年度だけでも787件[注釈 2]と、多くのイベントに向けて貸し出されてきた[20]。ところが、演者によって見た目やしぐさに差異が出てしまい[21]、2013年ごろから本来のキャラクターイメージにそぐわない事例に対する苦情が相次ぎ、県議会でも話題になった[19]。ゆるキャラグランプリで1を獲得した2014年、群馬県は演者向けにキャラクターのしぐさなどを記載したガイドラインを提示したが、順守されていないケースも相次いだ[20][19]

2020年5月12日、県のメディアプロモーション課はキャラクターイメージを守るため、着ぐるみの貸し出しを同年9月を以て終了し、10月以降はぐんまちゃん本人を隊長とした「ぐんまちゃんキャラバン隊」を無料で派遣する方針を立てた[19][21]。また、これに伴い、キャラバン隊の派遣先も、県や特産品のPRに限定された[20][21][19]

テレビアニメ[編集]

ぐんまちゃん
アニメ
監督 本郷みつる
脚本 本郷みつる
キャラクターデザイン 栗尾昌宏
アニメーション制作 アセンション
製作 群馬県
放送局 TOKYO MXほか
発表期間 2021年10月3日 -
話数 全13話予定
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

2021年10月3日よりTOKYO MXほかにて放送が予定されている。全13話で、7分のエピソードを3本放送予定[11][22]。ナレーションは本田貴子[23]。群馬県自らが製作・著作を担当している。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「SWITCH!」[23]
ぐんまちゃん(高橋花林)、あおま(内田彩)、みーみ(小倉唯)によるオープニングテーマ[26]。作詞はmeg rock、作曲・編曲は宮野弦士
「Happy」[23]
HKT48今村麻莉愛によるエンディングテーマ[27]。作詞・作曲は多胡邦夫、編曲は米田浩徳。

このほか、単話版のオープニングテーマとして、作詞・作曲を多胡邦夫が、編曲を米田浩徳が手掛けた楽曲が使用される。

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[28]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [29] 備考
2021年10月3日 - 日曜 8:00 - 8:30 TOKYO MX 東京都
日曜 8:30 - 9:00 チバテレ 千葉県
とちぎテレビ 栃木県
日曜 10:30 - 11:00 群馬テレビ 群馬県
日曜 11:00 - 11:30 tvk 神奈川県
日曜 17:00 - 17:30 サンテレビ 兵庫県
日曜 18:30 - 19:00 テレ玉 埼玉県
2021年10月5日 - 火曜 19:27 - KBS京都 京都府
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[30]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2021年10月4日 月曜 12:00 更新
  • dTV
  • アニメタイムズ
2021年10月9日 土曜 10:00 更新

制作[編集]

群馬県が計上した本作のアニメ化の予算は1億6328万円であり、その中には2020年度に計上した分も含まれている[11]。群馬県知事の山本一太は、2021年7月の記者会見にて、テレビアニメの人気を通じて群馬県の特産品の消費拡大に期待を寄せた[31]。放送局が決まっていない2021年初頭の段階から、海外放送やインターネット配信する見込みを立て、英語、フランス語、中国語の字幕も用意された[11]

制作は東京に拠点を置くアセンションに委託されている[24]。監督と脚本は『クレヨンしんちゃん』の初代監督を務めた本郷みつるが起用された[24][31]

ぐんまちゃん役は高橋花林が担当した[24]。また、他のキャストには群馬県出身者が起用されており、このうちあおま役には太田市出身の内田彩が、みーみ役にはみどり市出身の小倉唯がそれぞれ起用された。2021年1月28日には、群馬県公式YouTubeチャンネルにてぐんまちゃんが内田と小倉とともに出演するアニメ化決定の告知動画が公開された出演者のうち、内田は太田市、小倉はみどり市の出身。2021年1月28日に群馬県公式YouTubeチャンネルで公開されたアニメ化決定の告知動画にもぐんまちゃんと共に出演している[32]。さらに、主題歌を歌う今村麻莉愛と、作曲者の多胡邦夫と編曲者の米田浩徳もそれぞれ群馬県出身である[33]

広報[編集]

放送開始に先駆け、アニメのポスターを無料配布する「ぐんまちゃんHELLO(張ろう)キャンペーン」が展開された[33]。2021年8月8日には初回放送の試写会が予定されていたが、新型コロナウイルスの蔓延に伴い延期となった[34]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 同番組の土曜日版である『5時に夢中!サタデー』(2014年3月終了)、日曜日版である『夢中にサンデー!』(2013年9月終了)も含む。ただし、この2番組はTOKYO MXのみの放送であり、群馬テレビでは放送されていない。
  2. ^ 2019年度における着ぐるみの貸し出し件数について、朝日新聞の記事では「県の行事も含めて約790件」と記載されている[19]

出典[編集]

  1. ^ 群馬県 - シンボル - 群馬県公式ホームページ
  2. ^ a b 銀座に群馬県PR拠点「ぐんまちゃん家」-どうする?「ゆうまちゃん」”. (株)フェイス(高崎前橋経済新聞) (2008年6月8日). 2016年6月11日閲覧。
  3. ^ a b c d “ぐんまちゃん 飛躍の25年”. 朝日新聞DIGITAL (朝日新聞社). (2019年4月5日). http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20190405101060001.html 2020年3月13日閲覧。 
  4. ^ オレは忘れない!「初代ぐんまちゃん」遺跡を探した - デイリーポータルZ(@nifty)、2014年11月12日
  5. ^ a b ゆるキャラGP優勝:制作者の県職員 ぐんまちゃんはわが子 - 毎日新聞、2014年11月4日配信
  6. ^ 群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」 - 群馬県ホームページ
  7. ^ ゆうまちゃん「二代目ぐんまちゃん」襲名-「ぐんまちゃん家」オープンで”. (株)フェイス(高崎前橋経済新聞) (2008年7月8日). 2016年6月11日閲覧。
  8. ^ 「2代目ぐんまちゃん」の利用に関する取扱綱領 (PDF) - 群馬県公式ホームページ
  9. ^ 詳細はぐんまちゃん絵文字・壁紙を参照の事
  10. ^ ぐんまちゃん大忙し 県宣伝部長に就任 Archived 2013年1月1日, at the Wayback Machine. - MSN産経ニュース、2012年12月22日配信
  11. ^ a b c d 目指すはくまモン? 「ぐんまちゃん」ブランド化に3億円:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年2月12日). 2021年9月10日閲覧。
  12. ^ 【2月20日】「ぐんまちゃんお誕生日会」&「マスコット大集合」を開催します!(企画課)[リンク切れ] - 群馬県公式ホームページ
  13. ^ 「ぐんまちゃんお誕生日会」を開催しました Archived 2016年3月4日, at the Wayback Machine. - 群馬県公式ホームページ
  14. ^ 速報!スマホアプリにぐんまちゃん登場!! - 公式ブログ、2012年7月13日
  15. ^ 群馬県埋蔵文化財調査事業団 2013, pp. 1-2.
  16. ^ 「ゆるキャラ(R)グランプリ2011」応援ありがとう! - 公式ブログ、2011年11月29日
  17. ^ ゆるキャラグランプリ2012で3位表彰台に立てました たくさんの応援ありがとうございました - 公式ブログ、2012年11月26日
  18. ^ 「ゆるキャラ(R)グランプリ 2014」結果発表!ゆるキャラグランプリオフィシャルサイト
  19. ^ a b c d e f g 森岡航平 (2020年6月7日). “「変なぐんまちゃん」出没にクレーム 貸し出し中止へ”. 朝日新聞. 2020年7月22日閲覧。
  20. ^ a b c d e 池田知之 (2020年6月29日). “ぐんまちゃん着ぐるみ 貸し出しを9月で終了 がに股や高すぎる背に苦情:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞. 2020年7月20日閲覧。
  21. ^ a b c ぐんまちゃん着ぐるみ 9月で貸し出し終了 派遣でブランド強化|社会・話題|上毛新聞ニュース”. 上毛新聞 (2020年5月13日). 2020年7月20日閲覧。
  22. ^ TVアニメ「ぐんまちゃん」10月放送開始、メインキャストに高橋花林、内田彩、小倉唯”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年7月1日). 2021年7月1日閲覧。
  23. ^ a b c d e f g h i j k アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト”. 2021年9月19日閲覧。
  24. ^ a b c d e f アニメ「ぐんまちゃん」声優は高橋花林さん 10月から放送 経済の起爆剤期待”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2021年7月9日). 2021年9月10日閲覧。
  25. ^ a b c d e f g h i きゃらくたー一覧”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト. 2021年9月19日閲覧。
  26. ^ オープニング曲『SWITCH!』を発表しました!”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト (2021年9月24日). 2021年9月24日閲覧。
  27. ^ エンディング曲『Happy』を発表しました!”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト (2021年7月29日). 2021年9月24日閲覧。
  28. ^ テレビ放送時間が決定しました!”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト. 2021年8月27日閲覧。
  29. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  30. ^ 【追加決定】アニメ「ぐんまちゃん」の配信が決定しました!”. アニメ『ぐんまちゃん』オフィシャルサイト. 2021年9月24日閲覧。
  31. ^ a b 「ぐんまちゃん」アニメ化決定 10月から関東・関西で” (日本語). 日本経済新聞 (2021年7月6日). 2021年9月10日閲覧。
  32. ^ ぐんまちゃんのアニメ化告知動画が公開に、群馬出身の内田彩・小倉唯が出演(動画あり),コミックナタリー2021年1月28日
  33. ^ a b 「ぐんまちゃんHELLO(張ろう)」で盛り上げよう テレビアニメ放映を前にポスターを無料配布|文化・イベント|上毛新聞ニュース”. 上毛新聞 (2021年7月30日). 2021年9月10日閲覧。
  34. ^ “アニメ「ぐんまちゃん」試写会 延期のお知らせについて” (PDF). 群馬県公式ホームページ (群馬県). (2021年8月4日). https://www.pref.gunma.jp/contents/100211422.pdf 2021年9月10日閲覧。 

参考文献[編集]

関連項目[編集]