じじぬき

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じじぬき
ジャンル SF
漫画
作者 藤子・F・不二雄
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミック
レーベル ゴールデンコミックス
テンプレート - ノート

じじぬき」は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の読み切り漫画作品[1]1970年(昭和45年)『ビッグコミック』12月25日号に掲載された。藤子・F・不二雄の青年向けSF・異色短編誕生期の作品[2]で、老人問題を描いている[3]

藤子・F・不二雄 SF短編集PERFECT版』第1集に収録。

あらすじ[編集]

穴黒厳三は同居する息子夫婦から、邪険に扱われていたが、死後、下界を覗いてみると、息子たちは生前の行いを悔い、もっと父を大切にすべきだったと嘆き悲しんでいた。「今ならもっと大事に扱ってくれるだろう」と、無理を言って生き返らせてもらった末に訪れるものは……。

登場人物[編集]

穴黒厳三(ガンさん)
主人公。頭部は剥げており、イボがある。白い口ひげをしている。アナクロニズムなガンコ爺さん。雨の中釣りに出かけ、亡くなる。
藤子キャラクターを集めた書籍で「あいうえお順」で並べた場合は冒頭で紹介される。
厳三の息子
厳三は彼の家に同居している。弟(次郎)が一人いる。
厳三の息子の妻
頑固な厳三と折り合いが悪く、厳三を邪険に扱う。
孝夫
厳三の孫。
厳三の孫娘
名前は不明。外見は『パーマン』に登場するガン子(須羽がん子)にそっくりであり、スター・システムであると思われる。
穴黒次郎
厳三の息子。厳三と同居する息子の弟にあたる。九州に住む。厳三曰く「昔からわんぱくだが親思い」で、厳三を引き取ろうと考えていた。
小東勇之助(ユウさん)
厳三の大学以来の友人。
厳三の妻
故人。家族から邪険に扱われる厳三を不憫に思い、天国の戸籍係に厳三の死亡予定日を繰り上げるように頼んだ。作中では厳三から「ばあさん」と呼ばれる[4]
戸籍係
厳三没後、天国に於いて源三の死後の処遇を扱う。現世の家族の嘆き様に一時生還を望む厳三に対し予知夢を見せてそれを思い止まらせた。

単行本[編集]

  • 藤子不二雄異色短編集〈1〉ミノタウロスの皿
  • 藤子不二雄SF全短篇 (第1巻) カンビュセスの籖
  • 藤子・F・不二雄 SF短編集PERFECT版
  • 藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編(1)

脚注・出典[編集]

  1. ^ 「藤子まんがヒーロー全員集合」小学館刊、1983年 470頁
  2. ^ 「pen+」阪急コミュニケーションズ刊 2012年 38頁
  3. ^ 「藤子不二雄論 FとAの方程式」米沢嘉博 河出文庫 2002年
  4. ^ 「Fライフ」04 小学館、2015年3月18日発行