じょうぎ座
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Norma | |
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属格形 | Normae |
略符 | Nor |
発音 | 英語発音: [ˈnɔrmə]、属格:/ˈnɔrmiː/ |
象徴 | the Normal |
概略位置:赤経 | 16.05 |
概略位置:赤緯 | −52.01 |
正中 | 7月5日21時 |
広さ | 165平方度 (74位) |
主要恒星数 | 2 |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 13 |
系外惑星が確認されている恒星数 | 3 |
3.0等より明るい恒星数 | 0 |
10パーセク以内にある恒星数 | 0 |
最輝星 | γ2 Nor(4.0等) |
最も近い星 | HD 139211;(101光年) |
メシエ天体数 | 0 |
流星群 | じょうぎ座γ流星群 |
隣接する星座 |
さそり座 おおかみ座 コンパス座 みなみのさんかく座 さいだん座 |
じょうぎ座(じょうぎざ、定規座、Norma)は、南天の星座の1つ。小さく目立たない星座である。
主な天体[編集]
恒星[編集]
「じょうぎ座の恒星の一覧」も参照
現在、この星座にはα星とβ星がない。
- γ2星:4等星だが、じょうぎ座で最も明るい恒星である。
星団・星雲・銀河[編集]
星座全体が天の川にかかっているので、多くの星雲・星団がある。
由来と歴史[編集]
クラウディオス・プトレマイオス(トレミー)の「アルマゲスト」では、じょうぎ座の恒星の多くの星は、おおかみ座とさいだん座の間の星として扱われ、どの星座にも属していなかった[1]。1756年にフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユが作成した天球儀に初めて描かれた[1]。最初ラカーユは、l'Équerre et la Règle と名づけた。これは、製図用具の直定規と曲尺を意味する[1]。かつては、Quadrans Euclidis(ユークリッドの定規座)とも呼ばれたこともある。
ラカーユがじょうぎ座を定めた際、彼はα星からμ星まで10の星をリストアップしていたが、α星とβ星はフランシス・ベイリーによってさそり座の領域に無名の星として加えられた[2]。後にベンジャミン・グールドによって、α星はさそり座N星、β星はさそり座H星とされた[2]。
出典[編集]
- ^ a b c Ian Ridpath. “Star Tales - Norma”. 2014年1月28日閲覧。
- ^ a b Wagman, Morton (2003). Lost Stars: Lost, Missing and Troublesome Stars from the Catalogues of Johannes Bayer, Nicholas Louis de Lacaille, John Flamsteed, and Sundry Others. Blacksburg, Virginia: The McDonald & Woodward Publishing Company. pp. 215-16. ISBN 978-0-939923-78-6.
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