ずっといっしょ

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ずっといっしょ
対応機種 プレイステーション[PS]
Windows95/98
ゲームアーカイブス[GA]
発売元 東芝EMI
Major Wave版、GA版ハムスター
ジャンル 恋愛シミュレーション
発売日 PS版 1998年3月12日
Windows版 1999年3月25日
Major Wave版 2000年5月25日
GA版 2013年9月11日
価格 5,800円(税抜)
Windows版 5,800円(税抜)
Major Wave版 1,500円(税抜)
GA版 617円(税込)
レイティング CEROA(全年齢対象)
キャラクター名設定
エンディング数 12+α+ゲームオーバー
セーブファイル数 10
セーブファイル容量 2ブロック
メディア CD-ROM
キャラクターボイス あり(一部のみ)
CGモード なし
音楽モード なし
回想モード なし
メッセージスキップ なし
オートモード なし

ずっといっしょ』は東芝EMIより1998年3月12日に発売されたプレイステーション恋愛シミュレーションゲーム

1999年3月25日Windows版が発売された。内容はプレイステーション版と同じだが、キャラクターの音声が省略されている。

2000年5月25日に東芝EMIから権利を取得したハムスターから『Major Wave シリーズ ずっといっしょ』(以下、Major Wave版)が発売された。過去に発売されたゲームソフトの廉価版などを扱うMajor Wave シリーズの1つだが、ただの価格改定・再発売ではなく、パッケージデザイン変更、グラフィックの修正、エンディングテーマ曲の変更など、多くの手が加えられている。

2013年9月11日ゲームアーカイブスで配信が開始された。

ストーリー[編集]

両親の仕事の都合で転校と同時に一人暮らしを始めることになった主人公だが、アパートに着くとなぜか部屋に女の子が。突然女の子と同居しなければならなくなった主人公は、このまま無事に高校生活を送ることができるのだろうか?

ゲーム開始時にメインヒロイン3人のうちいずれか1人を選択するようになっていて、選択したヒロインごとに同居するまでのストーリーが異なっている。

システム[編集]

クロススケジューリング[編集]

一日が5分割されたスケジュール表にプレーヤーが予定を入れていくことができる。初期状態では学校と睡眠といった必要最低限のスケジュールしか入っていないが、家事やバイト、部活動などで徐々に埋められていく。約束を入れるためには空き時間を利用するか、すでに入っているスケジュールを上書きすることになる。たとえば、学校をサボってデートをすることもできる。ただし、約束の相手によって都合の会わない時間があったり、学校や部活をサボることができなかったりもする。上書きされたスケジュールはキャンセルされたことになり、学校をサボればそのぶん主人公の能力値は変化しなくなり、別のキャラクターとの約束を上書きすればドタキャン扱いになる。
また、初期に運動部(野球・サッカー・水泳・陸上)か文化部(漫研・演劇・茶道・軽音)を選ぶが、その選択により一部の月のイベント内容やノルマが変更される。

トライエモーションシステム[編集]

キャラクターごとに「喜」「怒」「哀」の3つの感情値を持っていて、日常会話やデートなどのイベントにおける選択肢によって感情値が増減する。いずれかの感情値が最大値に達すると主人公の前に現れて質問をしてきて、その質問の選択結果によって好感度レベルが上がったり下がったり(レベルチェンジ)する。この繰り返しによって好きなキャラクターとの好感度レベルを上げていくことがゲームの主な目的となる。感情値の変化量や最大値は各キャラクターの性格が反映されていて、キャラクターによっては特定の感情でレベルチェンジを行わなければならない場合もある。
その為普段のギャルゲーにおけるご法度の選択である「デートを予定の上書きですっぽかす」事も、「怒」の感情を効率よく上げるために使う事も多い。
なお、好感度レベルの上がり方は一定ではないため、一度に2レベル上がる場合もある。逆にハズレの選択肢しかないレベルも存在し、一度レベルを下げた後そのレベルを跳ばす必要があることも。

選択肢[編集]

キャラクターとの対話中に発生するほとんどの選択肢に制限時間がある。制限時間内に選択が行われないと会話を無視したことになってしまい、怒または哀の感情が大幅に増加する。制限時間は相手のキャラクターごとに異なり、気が短いキャラクターは制限時間も短く、おっとりとして気が長いキャラクターは制限時間も長くなっている。

登場人物[編集]

主人公
両親と離れ一人暮らしをするために3年ぶりに生まれ故郷である「丸井町」に戻ってきた。丸井高校に転入する。高校2年生。
小野寺 桜子 (おのでら さくらこ) (声優:根谷美智子
ヒロインの一人。丸井高校3年生。勝気な性格で学校の女王様的な存在。生まれつきのお嬢様で自分の思い通りにならないと気が済まない。親と喧嘩して家出中に、主人公が引越す予定の部屋を空き家と思い込んで勝手に住み込み、主人公が引っ越してきた後もそのまま居座ってしまう。髪の色は茶色。
並木 智香 (なみき ちか) (声優:折笠愛
ヒロインの一人。丸井高校2年生。ほっぺたの絆創膏がトレードマークの気さくなスポーツ少女で、主人公と親戚同士。親同士で勝手に同居を決められてしまう。髪の色は青緑。
石塚 美樹 (いしづか みき) (声優:笠原弘子
ヒロインの一人。丸井高校1年生。内気で努力家な学校のマスコット的存在。絵を描くのが趣味。不動産屋の手違いで同じ部屋に住むことになってしまう。髪の色は紫、大きな赤いリボンで結んでいる。見た目の印象に反して一番の巨乳。
三条 真 (さんじょう まこと) (声優:塩沢兼人
ヒロインに好意を寄せている主人公のライバル。丸井高校3年生。卒業後にヒロインを海外に連れて行くことを勝手に宣言している。月末にヒロインたちと主人公との関係を報告してくる。
南 柳太郎 (みなみ りゅうたろう) (声優:大友龍三郎
主人公のバイト先である喫茶店「紅玉館」の店長。好きなものは演歌とカントリーと小さな女の子。
江藤 和代 (えとう かずよ) (声優:篠原恵美
主人公のクラスの委員長。敬虔なクリスチャンで、間違ったことは許せない性格。過剰な正義感ゆえに机を投げつけて怒ることも。丸井高校2年生。髪の色は青。6月のノルマを成功すると登場。
桑原 いずみ (くわはら - ) (声優:村井毎早
見た目は不良で素行も悪いが、硬派で心優しい面もある。丸井高校2年生。髪の色はオレンジに黄色のメッシュ。6月のノルマを失敗すると登場。
若林 薫 (わかばやし かおる) (声優:氷上恭子
他人を気にしないマイペースなオタク少女。いつもメガネをかけているが、素顔は美少女。高校2年生。髪の色は紫。初期に漫研部・演劇部に所属すると登場。
舞・アレクサンダー (まい - ) (声優:松浦有希子 (Pastel&Vivid))
ヨーロッパ人と日本人のハーフ。大和魂に憧れて両親と離れ日本にやってきた。丸井高校2年生。髪は金髪。初期に茶道部・軽音部に所属すると登場。
国見 洋子 (くにみ ようこ) (声優:宮川美保 (Pastel&Vivid))
ミーハーで楽しいことが好きで、とにかく活発でよくしゃべる。運動部のマネージャーを務める。丸井高校1年生。髪の色は茶色。初期に野球部・サッカー部に所属すると登場。
松田 麗美 (まつだ れみ) (声優:瀧本富士子
スポーツ万能少女。ストイックな性格でスポーツ以外のことにはあまり興味が無い。丸井高校3年生。髪の色は赤。初期に水泳部・陸上部に所属すると登場。
今井 沙也加 (いまい さやか) (声優:石川悦子
バイト先の後輩。元気で甘えん坊なかわいい女の子だが、努力家な一面も持つ。子供扱いされるのが嫌い。丸井中学3年生。髪の色はピンク。5月のノルマを失敗すると登場。
南 景子 (みなみ けいこ) (声優:折笠愛
主人公のバイト先の店長の妹。細かいことは気にしない性格で年下の少年をからかうのが趣味。普段は大人に振舞っているがお酒を飲むと性格が変わる。丸井大学2年生。髪の色は灰色に近い紫。5月のノルマを成功すると登場。
大森 正晴 (おおもり まさはる) (声優:岩田光央
主人公のクラスメイト。主人公によく世話を焼く。あまり構わないでいると主人公とヒロインとの関係に嫉妬することも。丸井高校2年生。
桂 譲治 (かつら じょうじ) (声優:江川央生
体育会系の部活の部長。硬派そうに見えて実は軟派で、主人公に女の子の紹介を迫ったりする。丸井高校3年生。
海老原 健一 (えびはら けんいち) (声優:塩沢兼人
文化系の部活の後輩。女の子は好きだけど、モテないために恋愛感情が間違った方向に向かってしまっている。丸井高校1年生。
岬 琴音 (みさき ことね) (声優:氷上恭子
初期に文化系の部活に所属し、かつ8月のノルマを成功した時しか登場しない。夏のバイト先で出会う、不思議な雰囲気を持つ女の子。高校2年生。髪の色は緑。
青葉 林檎 (あおば りんご) (声優:鈴木真仁
石塚美樹の親友で、美樹と主人公との関係を確かめるために現れる面倒見のいい女の子。丸井高校1年生。髪の色は濃い赤。
立花 すみれ (たちばな - ) (声優:長田梢 (Pastel&Vivid))
国見洋子が所属する部活の先輩マネージャー。後輩マネージャー育成のために、と国見に強く当たることが多い。丸井高校3年生。
天使
日曜日の夜に現れて主人公の手助けをしてくれる。同居中の女の子と同じ姿をしているが、背中に大きな羽があり衣服も異なる。

テーマソング[編集]

  • オープニング「Bye-Bye My Handy Love
    • 歌・作詞 - Matilda / 作曲・編曲 - ホリエアキラ
  • エンディング「Remember Me
    • 歌・作詞 - Matilda / 作曲・編曲 - ホリエアキラ
  • MajorWave版エンディング
    • 春風に乗って
      • 作詞 - 佐々木誠毅、REM / 作曲・編曲 - 橋本彦士 / 歌 - REM
    • 真夏の陽炎
      • 作詞 - 佐々木誠毅、橋本彦士 / 作曲・編曲 - 橋本彦士 / 歌 - REM

スタッフ[編集]

  • プロデューサー・総監督・演出 佐々木誠毅
  • ディレクター・プログラム 大原英郁
  • 原案 高山なおき
  • シナリオ 佐々木誠毅、高山なおき、相沢 悟、栗山幸一、伊藤尚範
  • 音楽・効果音 橋本彦士
  • システムグラフィック 佐々木誠毅、吉村清人、宮本義臣
  • アニメーション・プロデューサー 光延青児
  • キャラクターデザイン・作画監督 渡辺あきお(MajorWave版では渡辺明夫表記)
  • 衣装デザイン 山本まるみ
  • 美術監督 西倉 力
  • 製作担当 いけだかなめ
  • アニメーション・ゲームビジュアル制作 スタジオ雲雀

関連商品[編集]

CD[編集]

  • OP/EDテーマ 「Remember Me / Bye Bye My Handy Love」 Matilda
    • TYDY-2093 (1997.08.20) 東芝EMI 1,020円(税込)
  • イメージソング 「Heart beat Groove / Dear Boy friend」 Patel&Vivid
    • TYDY-2094 (1997.08.20) 東芝EMI 1,020円(税込)
  • ずっといっしょ オリジナル・サウンド・トラック
    • TYCY-5595 (1998.02.25) 東芝EMI 2,039円(税込)
    • OP/EDテーマおよびイメージソング2曲を含む全34曲を収録。

CD-ROM[編集]

  • ずっといっしょ CD-ROM コレクション (1998.05.27) 3,800円(税抜)
  • ずっといっしょ CD-ROM COLLECTION すきすき美樹ちゃん (1999.02.24) 3,800円(税抜)
  • ずっといっしょ CD-ROM COLLECTION どきどき桜子さん (1999.03.25) 3,800円(税抜)
  • ずっといっしょ CD-ROM COLLECTION わくわく智香ちゃん (1999.04.28) 3,800円(税抜)
    • タイニーノベル「春一番」を収録。小野寺桜子のライバルである 調 綾子(しらべ あやこ)が登場。

書籍[編集]

  • Zノベルズ 「ずっといっしょ 〜秘密の星空〜」
    • 著者:高山なおき 出版:ゼスト
  • ゲーメストムック/EXシリーズVOL.49 「ずっといっしょ グラフィカルマニュアル」

ゲーム[編集]

  • ずっといっしょ わくわくま〜じゃん Vol.1

トレーディングカード[編集]

フィギュア[編集]

  • ずっといっしょ デスクトップヒロイン 小野寺桜子・並木智香・石塚美樹 (新声社
    • 1/12スケール・ポリストーン製・完成品・塗装済み
    • 各5,800円
    • 予約特典のクリスタルフィギュアも同じ型

エピソード[編集]

  • 当時まだデザイナーとしては無名だった渡辺明夫をキャラクターデザインとして起用した初のゲーム作品。実は、別の有名デザイナーに依頼する予定だったがスケジュールが合わず、急遽作画監督から繰り上がった[1]
  • ファンやスタッフから愛された作品で、その最たる現れはMajorWave版での大幅な手直しである。また、総監督の佐々木誠毅(同人でのペンネームは佐々木無宇)を中心としていくつか同人作品が発表されている。
    • 自主制作CD
      • ずっといっしょ VOCAL COLLECTION VOL.1 「すきとおるうたごえ」/REM
      • ずっといっしょ VOCAL COLLECTION VOL.2 「きらめくうたごえ」/REM
      • ずっといっしょ VOCAL COLLECTION VOL.3 「かろやかなうたごえ」/REM
    • 同人誌
      • ずっといっしょの物語
      • ずっといっしょの物語2000
  • ぢたま(某)の漫画「気分2(きぶんきぶん)」の第1話に、このゲームをプレイしているシーンが登場する。ぢたま(某)は上記の同人誌にも漫画を寄稿している。

脚注[編集]

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  1. ^ 『渡辺明夫アートワークス』(ISBN 4-7973-3562-9) p.141