だまって俺について来い

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だまって俺について来い
植木等シングル
A面 だまって俺について来い
B面 無責任数え唄
リリース
規格 EP
ジャンル 歌謡曲
レーベル

東芝音楽工業

TP-1021
作詞・作曲 青島幸男(作詞)
萩原哲昌(作曲)
植木等 シングル 年表
あんた誰?/天下の若者
(1964年)
だまって俺について来い/無責任数え唄
(1964年)
ゴマスリ行進曲/悲しきわがこころ
1965年
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だまって俺について来い」(だまっておれについてこい)は、植木等が歌った、1964年東宝映画『ホラ吹き太閤記』の主題歌である。その後もいくつかの映画で挿入歌に使われた。作詞は青島幸男、作曲は萩原哲晶で、彼らのコンビによるクレージー作品の代表的コミックソングの一つである。

1964年11月15日に東芝音楽工業(現在のユニバーサル ミュージック合同会社Virgin Musicレーベル)からシングルレコードが発売された。ジャケットには『ホラ吹き太閤記』で演じた木下藤吉郎に扮した植木等が写っている(その写真でも植木は大哄笑している)。

脳天気な楽天主義讃歌とも、無責任な楽観主義を皮肉ったとも受け取れる八方破れな歌詞と、ひたすら明るい曲調から、クレージーキャッツ関係作品以外でも後年まで様々な映画、テレビドラマ、アニメーションなどで挿入歌にたびたび用いられている。

歌詞・歌唱[編集]

青島の歌詞は、1~3番まで次のようなパターンを繰り返す。

1節目で相手の悩みを挙げて「俺を頼りにしろ」と豪快に見栄を切っておきながら、続く2節目では平然と「俺もどうにもなっていないが心配するな」と無責任な身上を露呈。
3節目では一転「、あかね雲」といった壮大な情景描写で大望や情熱を鼓舞する、と見せながら、4節目では急転直下の脳天気な発言と哄笑で、事態を無責任に放り出す。

最後は「わかっとるね、わかっとる」とうやむやな態度で、相手の抗議や疑問を「相手が自分の説得を理解した」かのように強引にすり替えてしまい、「だまって俺について来い」の決め台詞で豪快に押し切ってしまう。

うさんくささと無責任さが横溢するこの歌詞を、植木は萩原の編曲・指揮になる賑やかなバンドをバックに(ご丁寧にも、3節目の情景描写だけエコー付きのクルーナーボイスで朗々と)歌い、「ウッヒャッヒャヒャヒャヒャ」と哄笑し倒した。萩原作曲の曲調は、明るくもインチキ臭さが横溢するクレージーキャッツ曲らしいスタイルをよく表しており、なおかつ歌の3節目だけストリングスを押し出して、植木の「そこだけの美声」を盛り上げるように演出している。

歌われた番組など[編集]