ちょうこくしつ座

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ちょうこくしつ座
Sculptor
Sculptor
属格 Sculptoris
略符 Scl
発音 英語発音: [ˈskʌlptər]、属格:/skəlpˈtɒrɨs/
象徴 the Sculptor
概略位置:赤経 0
概略位置:赤緯 −30
広さ 475平方度 (36位
主要恒星数 4
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
18
系外惑星が確認されている恒星数 2
3.0等より明るい恒星数 0
10パーセク以内にある恒星数 0
最輝星 α Scl(4.27
最も近い星 グリーゼ1;(14.2光年)
メシエ天体 0
隣接する星座 くじら座
みずがめ座
みなみのうお座
つる座
ほうおう座
ろ座

ちょうこくしつ座(彫刻室座、Sculptor )は、南天の星座の1つ。18世紀ニコラ・ルイ・ド・ラカーユが考案した星座の1つで、ラカーユが考案し現在も使われている14の星座の中で最も大きい[1]。日本でも見ることができるが、高度が低く明るい星もなく、その割に面積は広いため、探しにくい星座である。しかし、特徴のある銀河などによりアマチュア天文家にはよく知られる。銀河南極がこの星座内にある。

主な天体[編集]

恒星[編集]

星団・星雲・銀河[編集]

これらの銀河は緯度が低かったためメシエカタログからは洩れている。

由来と歴史[編集]

ラカーユが、1751年から1752年にかけて喜望峰で観測を行っていた際に考案された[1]

1756年に彼が出版した南天の天球図では、フランス語で「彫刻家のアトリエ」を意味する l’Atelier du Sculpteur として描かれ[1][2]、後の1763年に刊行された彼の天球図ではラテン語化されたApparatus Sculptoris とされている[1]。現在のSculptor という短縮した名称は、1844年にイギリスのジョン・ハーシェルが提案した。これが翌年の1845年に出版されたフランシス・ベイリーのカタログで採用され[1]、1922年に国際天文学連合により88の星座が定められた際にも採用された。Sculptorという学名を直訳すると「彫刻家」であるが、日本では「ちょうこくしつ座」が正式な星座名とされている[3]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e Ian Ridpath. “Star Tales - Sculptor”. Star Tales. 2019年7月23日閲覧。
  2. ^ Ian Ridpath. “Lacaille’s southern planisphere of 1756”. Star Tales. 2019年7月23日閲覧。
  3. ^ 『文部省 学術用語集 天文学編(増補版)』日本学術振興会丸善、1994年11月15日、306頁。ISBN 978-4818194045。