ひとりずもう (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動

ひとりずもう』は、さくらももこによる日本漫画。さくらももこの自伝的漫画であり、2005年に発表した同一タイトルのエッセイをコミカライズした作品。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に2006年10号 - 2007年51号にかけて不定期連載されていた。全42回。単行本はビッグコミックスピリッツコミックスより上下巻。2014年には集英社から文庫版が発売された。2018年には作者没後の追悼企画の一環として、『りぼん』(集英社)での再連載を2018年12月号 - 2019年12月号にかけて実施(第15回まで)。なお、『りぼん』での再連載では、『あのころ まる子だった ももこの話』が副題として添えられた。

内容[編集]

ももこ(まる子)が小学校5年生になってから中学・高校を経て、短大在学中に漫画家デビューを決めるまでを扱う。時代は、1976年 - 1984年に該当する。話数は、大半が高校編に充てられており、小学校編に至っては初回(第1回)しか充てられていない。

エッセイ版の単純なコミカライズではなく、漫画版独自のエピソード及びシーンもいくつか追加されている(たまえや姉との絡み、両親だけでの掛け合いなど)。追加エピソードの一部は、作者の他のエッセイで先行して語られている[1]。エッセイ版原典のエピソードでも、一部は簡略化またはアレンジが加えられており、登場人物や時系列が異なる場面もある。時期的には、祖父(友蔵)との死別にも直面する[2]が、それについての描写は避けられている。生理への恐怖や投稿活動といった内容は、『ほのぼの劇場』の「いつものかえりみち」「夢の音色」と重複しているが、新解釈で描かれており、台詞回しや登場人物のスタンスにも違いがある。

ちびまる子ちゃん』の続編(未来編)的な側面も持ち[3]、主要人物のデザインも同作との繋がりを意識したものとなっているが、さくら家が作者の当時の家庭環境に準拠して八百屋を経営しており、住居も店舗兼住宅となる、主人公の呼び名が原則として[4]「まる子(まるちゃん)」ではなく「ももこ(ももちゃん)」になる、実在したとされる人物しか続投していない(身内を除くと、たまえ、はまじ、カヨちゃんの3名のみ続投)など、『ちびまる子ちゃん』の設定と異なる箇所がいくつか存在する。

基本的には『ちびまる子ちゃん』同様、デフォルメ気味のデザインで描写されているが、登場人物の心情にフォーカスを当てた場面や一部の扉絵では、リアル寄りの描写に切り替わるようになった(基本的にももこが対象。姉・たまえ・加藤も、たまにリアル寄りで描かれた)。『ちびまる子ちゃん』で用いられた、ナレーターが登場人物に突っ込みを入れる手法は、本作では採用されていない。

あらすじ[編集]

便宜上、ここではももこの学歴ごとに区分けして記述する。

小学校・中学校編[編集]

小学校5年生に成長したももこは、保健の授業で初めて生理について知らされる。やがて訪れる変化に怯えるももこは、生理にならないよう祈る日々が続く。6年生になったある日、友人から未だ父と一緒に入浴していることを驚かれ、その夜から1人で入浴するようになる。 中学校に進学したももこは、小学校以来の友人であるカヨちゃん達に加え、加藤みずほ(加藤さん)達とも親交を深めていく。友人を含む周りの女子がほとんど生理になっているのに対し、自分にはなかなか訪れないことに今度は逆に不安を覚える。その後生理を迎えたが、3年生ごろから男子に対しての嫌悪感に悩まされる。姉の提案もあり、高校は女子高への進学を決める。

高校編[編集]

高校に進学したももこは、親友の穂波たまえと再び同じ学校となった。部活動は、楽をしたい下心から物理部を選ぶが、アマチュア無線の免許を取得するための講習会への参加を余儀なくされる。クラスのやる気の無さに怒った担任がホームルームをボイコットするなどのトラブルも起きたが、友人やクラスメイトとの高校生活を満喫していく。夏休みに、漫画の投稿をしようかと考えたものの、手塚治虫への畏怖などから実行できずに終わる。

2年生に進級後ほどなくして、他校の好青年に片想いするが、打開策を見いだせないまま日々を過ごす。周囲が未来へ向けて徐々に動き始めている中、ももこは夏休み中も何もせずダラダラ過ごしてしまい、母親から厳しく叱責されたほか、部活動もサボっていたため顧問や部員からの反感を買ってしまう。この年は文化祭も行われたが、周囲の浮ついた雰囲気に対する疎外感や息苦しさから、ももこは文化祭をサボってしまう。文化祭後、加藤さんとの交流の中で東京への関心を抱いたももこは、冬休みに叔母を頼って東京見物に向かうが、思うように満喫できないまま清水へ戻る。

2年生の終わりごろ、進路希望調査が行われる中、自分が将来に向けて何も行動を起こしていなかったことにようやく気付く。小学校以来の夢である漫画家を目指し、春休みを利用して投稿用の漫画を描くが、思うように描けず苦戦[5]する。何とか春休み中に完成させて投稿するも、結果がBクラスと振るわず打ちのめされる。その後、自分の興味がある分野で出来ること、ということで落語家の道を考え、清水に寄席に来ていた春風亭小朝に弟子入りしようとしたが、自身の勇気の無さから声をかけることができず失敗に終わる。落語家の道も絶たれたことで普通に進学・就職することを決意したが、推薦入試の作文模試の結果が高評価だったことから自身の得意分野に気付く[6]。そして、「エッセイを漫画化してみたらどうだろうか」ということをふと考えついた。改めて漫画家を目指す意思を固めたももこは、方針転換した内容(エッセイ漫画)で漫画の投稿活動を再開する。この頃には、他校の好青年への恋心も消えていた。

高校最後の夏休み、たまえと互いの夢を語り合い、たまえは卒業後「アメリカに留学したい」ことを、ももこは「漫画家になりたい」ことを明かす。互いが離れ離れになることに、2人はしばし涙する。秋になり、再度の漫画投稿が「もうひと息賞」を受賞したこと、短大への推薦合格も決まったことから、ももこはさらに投稿活動に邁進するようになる。それが災いして卒業が危うくなりかけたものの、無事高校を卒業する。

短大編[編集]

短大に進学したももこは、なかなかデビューが決まらない状況に不安を覚えつつも、雑誌への投稿活動を継続する。一方で、たまえとの残された時間を過ごすなかで、彼女から漫画家デビューへの思いを託される。6月某日[7]、たまえのアメリカへの旅立ちを見送ったももこは、帰宅後、こらえていた離別の寂しさを爆発させ泣き崩れる。

離別の悲しみを乗り越え、投稿活動を継続するももこに対し、母親は出口の見えない投稿活動を疑問視する。それに怒ったももこが母親と口論を始めた矢先、ついにデビュー決定を知らせる報が入る。ももこは、たまえに対し、デビューが決まった喜びと、彼女と過ごした日々をいつか漫画にしたい(後に『ちびまる子ちゃん』として結実する)ことを手紙に記した。

主な登場人物[編集]

『ちびまる子ちゃん』からのキャラ[編集]

育子以外の括弧内に付記の名前は、『ちびまる子ちゃん』における設定。ももこの祖父(友蔵)、祖母(こたけ)は、漫画版には登場しない(エッセイ版には、僅かではあるが登場している)。後述の『ひとりずもう』のみのキャラも含めて、基本的に漫画版における描写について記述する。

さくら ももこ
主人公。前述の通り、作中で「まる子(まるちゃん)」と呼ばれることはほとんど無くなった。髪型は当初はおかっぱ(『ちびまる子ちゃん』とは異なり、左の前髪を結んでいる[8][9])だが、中学校時代の途中で2つ結び(小6当時の姉に近い髪型[10])、高校時代は三つ編み(後年の作者の自画像にも通じる姿)、短大では再びおかっぱと変遷した。中学校時代の途中から、男子に対して苦手意識を持つようになる。このことが、友達付き合いや漫画の投稿活動初期で足を引っ張る要因になった。怠け者な性格は小学校時代から変わっていないが、短大の推薦入試を狙える程度には勉学もこなすようになった。また、昔ほどは我儘を言わなくなった[11]。家族に対して「アンタ」呼びすることはしなくなったが、モノローグで父を「ヒロシ」呼ばわりする場面がしばしば描かれるようになった。昔に比べて友人や姉との付き合いが悪くなっている(出不精になっている)節があり、姉からボヤかれたこともある。
高校2年生の冬までは自堕落な日々を過ごしていた(姉や母からは「いい加減行動を起こせ」と諭されるほど)が、漫画家になる意思を固めて以降は、学業をおろそかにしがちではあるものの一転して働き者となった。物語終盤になると、漫画家の道を反対する母に対し嫌悪感をはっきり口にして反論したことも。
お姉ちゃん(さくら さきこ)
ももこの姉。時系列的には、中学校2年生(物語開始時点) - 社会人(物語終盤)にあたる。終盤は、他のエッセイ通りであれば保育士(保母)を勤めている[12]時期だが、作中ではそれに関する描写はない。本作では、作中で名前は出てこない。髪の長さは小学校6年生当時とほぼ同じままだが、髪は結ばなくなっている[13]。ももこに対しては時たま毒づくこともあるが、小学校時代に比べると、性格の短気さは多少落ち着いている[14]。ももこからの相談には親身に応じるほか、ももこの精神面の変化に寂しさをのぞかせる場面もある。『ちびまる子ちゃん』では時々見られた、拳を交えるレベルでの姉妹喧嘩は描かれなくなった一方、姉妹での足並みが揃わない場面も多くなった。下巻では出番が少なくなり、第32回以降はほとんど登場しない。
基本的に、家族との団欒及びももことの掛け合いのシーンでしか登場しておらず、姉自身の受験や就職[15]、恋愛に関する出来事[16]については、本作では触れられていない。
さくら ひろし
ももこの父。容姿は、終盤まで『ちびまる子ちゃん』時代から変化がなく、作中表記も「ヒロシ」のまま。『ちびまる子ちゃん』とは異なり、本作では八百屋「さくら青果店」を経営している。本作では友蔵が登場しないため、ももこのフォローに回る(あるいは振り回される)場面も多い。妻や娘に、自身の過去の夢(船乗りに憧れていた)や人生観を語る場面もしばしば描かれた。ももこの漫画家志望に対しては、寛容の姿勢を見せた。なお、エッセイ版では、母同様反対の立場をとっている(作者曰く「家族だけでなく、他の親戚も口を揃えて反対した」とのこと)。
お母さん(さくら すみれ)
ももこの母。容姿は、終盤まで『ちびまる子ちゃん』時代から変化がない。結婚前は、看護婦(現在でいう看護師)を務めていた。ひろしと共同で八百屋を経営している。さきこ同様、作中では名前は出てこない。本作では、ももこに対して厳しい、口うるさい母親としての描写が多い。ももこの漫画家志望に対しては終盤まで反対しており(デビュー決定の報を受けて折れざるを得なくなったが)、勘当をちらつかせたことも。
穂波たまえ
ももこの親友。愛称は『ちびまる子ちゃん』時代と同じく「たまちゃん」。登場は高校編から(中学校編は回想シーンのみ)、ももこと同じ女子高に通う。中学校は、ももこ達とは別の学校だった。三つ編みに眼鏡の姿は『ちびまる子ちゃん』から引き継いでいるが、前髪の分け方が変わっている(終盤では、髪をほどいた姿も披露[17])。ももことの友情の篤さは、小学校時代から変わらない。本作では、「タミー」を出現させる場面は見られなくなった。海外に目を向けており、高校2年・3年生の夏休みは海外へホームステイしている。高校3年生の夏に卒業後のアメリカ留学を決意し、ももことは道を分かつことになった。ももこの漫画家志望は、ももこが打ち明ける前から見抜いており、応援する立場を貫いた。
第35回は穂波家が舞台だが、本作ではたまえの両親は登場しない。
はまじ(浜崎 憲孝)
小学校~中学校編で登場。容姿は『ちびまる子ちゃん』時代から変化はない。相変わらずモノマネで人を笑わせるのが好き。少なくとも中学校1年生まではももこと同じクラスであり、ももこやカヨちゃんともつるんでいた。高校編以降は、回想シーン及び、ももこの空想シーンでのみ登場。お笑い芸人を目指していることが、たまえの口から語られている。中学校卒業後はももこと疎遠になった様子で、ももこが高校のクラスメイトから中学校当時の男子について聞かれた際も名前が挙がらなかった。
エッセイ版には登場しない。また、実際は中学校1年生のときは浜崎とは同じクラスになっていない[18][19]
カヨちゃん(山田 佳代子)
中学校編で登場。『ちびまる子ちゃん』時代とは容姿が異なり、顔がやや面長になったほか、髪型もストレートのおかっぱになった。ももことは小学校時代から変わらず仲良しであるほか、はまじともつるんでいた。少なくとも中学校1年生までは、ももこと同じクラスだった(ただし、小学校編では登場していない)。エッセイ版では、中学校2年生以降はクラスが分かれる。
あけみ
ももこの従妹で、ひろあきの姉。ももこが高校2年生時点の東京見物回で登場。中学生に成長している[20]。学年は言及されていないが、『ちびまる子ちゃん』での年齢差[21]が適用されていれば3年生、実際の年齢差[22]が適用されていれば1年生となる。『ちびまる子ちゃん』時代からは、容姿が大きく変化している。
ヒロ君(ひろあき)
ももこの従弟で、あけみの弟。ももこが高校2年生時点の東京見物回で登場。容姿は『ちびまる子ちゃん』時代から変化しているが、姉や母と比べると、面影は若干残る。一人称は『ちびまる子ちゃん』での「オレ」から「ボク」に変わり、性格の凶暴かつ生意気さは見られなくなった。
育子(いくこ)[23]
ももこの叔母で、あけみ・ひろあきの母。『ちびまる子ちゃん』時代からは、容姿が大きく変化している。本作で描かれた回想シーンは、エッセイ『おんぶにだっこ』での描写に基づいている。『ちびまる子ちゃん』では名前は出てこない。本作では、彼女の夫は登場しない。

『ひとりずもう』のみのキャラ[編集]

下記に列挙したキャラ以外にも、名前が設定されていない友人や教師が作中には多く登場している。

加藤みずほ
ももこの中学校・高校でのクラスメイトで、ももことの絡みも多い。名は漫画版のみの設定で、ももこ達からは「加藤さん」と呼ばれている。時期によって髪型や髪の色は変化しているが、ショートカットなのは一貫している。思春期の心身の変化について疎いももこに、それらの知識を間接的ながら伝えていった。裕福な家庭の娘(エッセイ版では、医者の娘であることが言及されている)だが、しつけの厳しさなどから、ももこの家庭環境に憧れることも。ジョン・レノンのファンであり、彼の訃報を聞いた際は涙を見せた。上京志向が強く、東京の大学への進学を目指す(作中では、その後の状況は語られていない)。エッセイ版では、同作から登場のクラスメイトのうち、名前が出るのは彼女のみ。
エッセイでは、『ひとりずもう』以外にも、『もものかんづめ』『まる子だった』で登場している。
みっちゃん
ももこの高校でのクラスメイト。将来は、看護師(作中では、当時の事情を反映して看護婦と表記)を志望している。
チエちゃん
ももこの小学校でのクラスメイト。生理を迎えるのが早かったほか、それに関する知識を持っていなかったももこに呆れた様子も見せた。
たいちゃん
ももこの中学校でのクラスメイト。ももこと並んで、生理を迎えるのがクラスの中で最も遅かった。
小柳津(おやいづ)先生
ももこの、高校1年生時点での担任の男性教師。姓は、漫画版でのみ設定。担当教科は体育。学校一怖い教師といわれるが、ももこは「怒らせると怖いけど、話のわかる先生」と評しており、高校1年生の春休みの時に転勤する話をたまえから聞いた際は名残惜しさを見せた。クラス全体のやる気の無さに怒ってホームルームを数ヵ月間ボイコットしたこともある。ももこが漫画家になる夢を密かに抱いていることに気付いており、個人面談でももこを驚かせた。実在の人物がモデルで、本作が連載されていた時点では存命している[24]
佐藤先生
ももこの、高校時代の教師のひとり。男性で、物理部の顧問。
あきちゃん
ももこの、家庭教師での教え子の少年。学年は、ももこが高校1年生の時点で小学校4年生。将来の夢はサッカー選手。
ひまわり美容院のおばさん
入江町から少し離れた場所に位置する「ひまわり美容院」の店主の中年女性。ももこが高校1年生の夏に見つけて以来、贔屓にしている。エッセイ版には登場しない。

実在の著名人[編集]

ビートたけし
『ちびまる子ちゃん』では無名の芸人だったが、本作では漫才ブームの中、名を上げている。直接は登場しないが、ももこが中学校3年生に上がった時期以降、作中のテレビ番組や、ラジオ番組[25]に出演している。ももこはファンになっており、高校の文化祭をサボった時に「文化祭よりたけしの方が得」と発言したほど。エッセイ版には登場しない。なお、別作品『永沢君』でも、主人公の永沢が彼のファンになっている[26]
矢沢あい
名前のみ登場。ももこが初の漫画投稿でBクラスに甘んじた中、比較的上位の「もうひと息賞」を受賞している。この時点から画力が高く、ももこに厳しい現実を突き付けた。エッセイ版には登場しないが、『ほのぼの劇場』の「夢の音色」では名前は出ている。
春風亭小朝
「横丁の若様」の異名を持つ有名な落語家で、落語にあまり関心の無いももこの姉でも一目置くほど。清水市民会館に寄席に来ていた。

書誌情報[編集]

単行本[編集]

  • さくらももこ『漫画版ひとりずもう』 小学館〈BIG SPIRITS COMICS SPECIAL〉、上下巻
    • 上巻 2007年3月30日発売、ISBN 978-4-0917-9013-2
    • 下巻 2008年2月29日発売、ISBN 978-4-0917-9025-5

文庫本[編集]

  • さくらももこ『ひとりずもう』 集英社〈集英社文庫〉、上下巻
    • 上巻 2014年7月18日発売、ISBN 978-4-0861-9506-5
    • 下巻 2014年7月18日発売、ISBN 978-4-0861-9507-2

その他[編集]

作者は、単行本下巻のあとがき[27]にて、「当初はドタバタコメディ的な作品になるのではと思っていたが、実際に描いていくと予想外にリリカル(情緒的)な作品になった」と語っている。また、終盤(たまちゃんとの別れ)の執筆中に、一時帰国した(実在の)たまちゃんが遊びに来たが、彼女に原稿を見せたら「当時を思い出してしまう」と言って黙ってしまったという(作者曰く、懐かしがってくれると期待したが、彼女の反応が予想外で、つられて泣きそうになったとのこと)。

2020年4月時点では、本作のアニメ化及び実写化はなされていないが、2018年11月に、漫画家「さくらももこ」誕生に関わる部分だけではあるが、作者の追悼VTRの冒頭でピクチャードラマ化された(ももこの声:TARAKO、ナレーション:キートン山田[28]。同VTRは、2018年11月16日に東京の青山葬儀所で行われた「さくらももこさん ありがとうの会」及び、2019年1月から4月にかけて静岡のエスパルスドリームプラザで行われた「さくらももこ ありがとうの会」にて上映された。なお、モノローグの殆どはエッセイ版が原典となっている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ たまえとの別れ(『ももこの話』の「春の小川の思い出」)、叔母との過去(『おんぶにだっこ』の「お嫁にいった育ちゃん」)など。
  2. ^ 『もものかんづめ』の「メルヘン翁」より。
  3. ^ 単行本上巻でも「『ちびまる子ちゃん』のその後を描く」と紹介されている。
  4. ^ 例外的に、ももこに絡んだ不良が「まる子」呼ばわりしたほか(上巻第3回)、終盤でたまえが「まるちゃん」と言いかけたシーンがある(下巻第39回)。
  5. ^ このときは、正統派の少女漫画で勝負しようとしていた。
  6. ^ 文章を仕上げるのに時間を要さなかったことも、他のクラスメイトを驚かせた。なお、それ以前は母曰く「何のとりえもない子」。(文庫版の下巻P114)
  7. ^ 第39回において、たまえが「6月にアメリカへ出発する」と発言している。
  8. ^ エッセイ版の挿絵では、『ちびまる子ちゃん』時代と同じ髪型。
  9. ^ 中学校入学直前に前髪を切られ過ぎた件(『ほのぼの劇場』の「おかっぱ・かっぱ」より)は、本作には採用されていない。
  10. ^ 第3回では当時の姉に酷似した髪型だが、第4回では耳を覆う髪型に変更された。
  11. ^ 姉の独白より。(文庫版の上巻P106)
  12. ^ 『さるのこしかけ』の「お見合い騒動」より。
  13. ^ 『ほのぼの劇場』では、時期によって髪の長さや髪型が変化している。
  14. ^ ももこが、部屋を散らかすなど姉の癇癪の原因になる行動を以前ほどしなくなったこともある。
  15. ^ 『たいのおかしら』の「心配をかける姉」より。
  16. ^ 『ほのぼの劇場』の「フランス人形とちび姫」より。
  17. ^ 『ちびまる子ちゃん』「たまちゃん大好き」で描かれた、20年後のたまえの想像図に近い。
  18. ^ 『ちびまる子ちゃん』単行本7巻のおまけページ「登場人物について」より。
  19. ^ “【さくらももこさん一周忌】「はまじ」が語る、まるちゃんとの思い出”. exciteニュース. (2019年8月20日). https://www.excite.co.jp/news/article/Jprime_15872/ 2020年4月26日閲覧。 
  20. ^ 第25回(文庫版の下巻P37)
  21. ^ 『ちびまる子ちゃん』「いとこの七五三」より。
  22. ^ 『まる子だった』「文通をする」より。
  23. ^ 名前の読み方は、エッセイ『おんぶにだっこ』より。
  24. ^ 文庫版上巻P201のコラムより。なお、ももこの夢に気付いていた件の真相は、作者曰く不明のまま。
  25. ^ ビートたけしのオールナイトニッポン』。作中ではジョン・レノンの殺害が扱われるよりも前の回で放映されているが、実際の番組開始は同事件の約1ヵ月後。
  26. ^ 『永沢君』と『ひとりずもう』の中学校編は、設定上は同じ年代。
  27. ^ 文庫版ではカットされた。
  28. ^ “「さくらももこさん ありがとうの会」、まる子から「大人になったあたしへ」と手紙”. コミックナタリー. (2018年11月16日). https://natalie.mu/comic/news/308187 2020年5月18日閲覧。