ぶんバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぶんバスの車両 本多ルート 国分寺駅北口 日野リエッセCNG車(京王バス中央・B20702)※除籍済
ぶんバスの車両 東元町ルート 国分寺駅南口 日野リエッセ(京王バス中央・B20304)※初代車両、除籍済

ぶんバスは、東京都国分寺市が運営するコミュニティバスである。2003年に最初の路線である日吉町ルートが開業し、2016年12月に最も新しい路線である万葉・けやきルートが運行開始した。現在は3つのバス事業者に運行委託し、国分寺駅西国分寺駅国立駅を発着する6路線が運行されている。路線の一部は国立市をはじめ、隣接する府中市小金井市にも乗り入れている。日吉町ルート、東元町ルート、本多ルート、万葉・けやきルートの4路線は、京王バス中央・府中営業所(運行開始当時は京王電鉄バス府中営業所)が運行受託している。西町ルートは立川バス上水営業所)、北町ルートは武州交通興業が運行受託している。

概要[編集]

同じ2003年に相次いで開業し、京王バス中央・府中営業所が受託する府中市ちゅうバス小金井市CoCoバスと、車両や運行形態などでの共通点が多く見られる。

ちゅうバス・CoCoバス同様、全線均一運賃を採用している。一乗車につき大人・小児共通で100円(未就学児は無料)。前乗り後降り先払いで、運賃は乗車時に支払う。すべての路線で東京都シルバーパスの利用不可[1]

専用回数券を発売しており、バス車内や運行事業者の営業所窓口で発売している(21枚綴り2,000円)。ぶんバスの路線であれば、発行事業者(京王バス中央・立川バス・武州交通興業)にかかわらず全路線で利用できる[1][2]

運行開始当初はPASMOSuica等の交通系ICカードは利用できなかったが、2016年1月より利用可能となった(北町ルートを除く)。利用可能な路線全てでバス利用特典サービスは対象外である[1]

定期券一日乗車券の設定はない。京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」、紙式の京王バス全線一日フリー乗車券は利用できない[3][4]

沿革[編集]

  • 2003年3月21日 - ぶんバス開業、日吉町ルート(西国分寺駅循環)運行開始。京王電鉄バス(当時)府中営業所が運行受託。専用車として日野・リエッセディーゼル車)2台導入。
  • 2003年12月20日 - 東元町ルート(国分寺駅南口循環)運行開始。リエッセ(ディーゼル車)1台追加。
  • 2007年3月21日 - 本多ルート(国分寺駅北口循環)運行開始。リエッセ(CNG車)2台追加。
  • 2008年3月29日 - 西町ルート(国立駅北口循環)運行開始。立川バス上水営業所が運行受託に参入。リエッセ(CNG車)1台導入。
  • 2014年1月31日 - 西町ルートの午前9時以降の便が光公民館へ路線延長、同時にダイヤ改正[5]。路線延長した時間帯は30分毎から35分毎に変更となり、1日の便数が27便から24便となる。
  • 2014年9月30日 - 国分寺駅北口再開発事業により、本多ルート乗り場が移動。
  • 2014年12月22日 - 北町ルート試験運行開始。
  • 2015年3月22日 - 北町ルート試験運行終了。
  • 2015年7月30日 - 本多ルートにノンステップバス導入[6]日野・ポンチョ(2ドアロングボディ)2台で、日吉町ルート開業時に導入したリエッセ2台を代替。
  • 2015年7月31日 - 北町ルート本運行開始。武州交通興業による運行。
  • 2015年9月18日 - 本多ルートに続き、日吉町ルートにもノンステップバス導入[6]。ポンチョ(2ドアロングボディ)1台で、東元町ルート開業時に導入したリエッセ1台を代替。
  • 2016年1月 - PASMOSuicaなど交通系ICカード利用開始(北町ルート除く)[7]
  • 2016年6月1日 - 国分寺駅北口再開発事業により、本多ルート乗り場が再度移動[8]
  • 2016年12月26日 - 万葉・けやきルート運行開始。これに合わせて新車ノンステップバス導入[9]。ポンチョ(2ドアロングボディ)1台増車。
  • 2017年10月2日 - バスロケーションシステムを導入[10]
  • 2018年4月 - ノンステップバス1台導入。ポンチョ(2ドアロングボディ)で、本多ルート開業時に導入したリエッセCNG車を1台代替。
  • 2018年12月1日 - 北町ルートが経路変更、西国分寺駅東発着に改められた[11][リンク切れ]
  • 2019年4月 - ノンステップバス1台導入。ポンチョ(2ドアロングボディ)で、本多ルート開業時に導入したリエッセCNG車を1台代替。
  • 2019年8月1日 - 西町ルートにノンステップバス(日野・ポンチョ、ショートボディ)導入[12]。北町ルートを除く全車がノンステップバスとなる。
  • 2019年10月1日 - 日吉町ルートが内藤、西国分寺駅エリアの経路を変更[13]

現行路線[編集]

日吉町ルート[編集]

  • 西国分寺駅→武蔵台学園→日吉町三丁目→福祉センター入口→戸倉二丁目東→うれしのの里→国分寺市役所→西国分寺駅北→泉町二丁目→西国分寺駅
    • 2003年3月21日運行開始。
    • 京王バス中央・府中営業所が運行(運行開始当初は京王電鉄バス)。
    • JR西国分寺駅から、武蔵台、日吉町、戸倉、西恋ヶ窪地区を片方向循環する経路。
    • 西国分寺駅8時30分発から20時発までの30分毎の運転となっている。
    • 途中スクールゾーンの区間があるため、始発の時刻が遅い。この時間差を利用して、東元町ルートの7時台の増発が行われている。
    • 2019年10月に内藤、西国分寺駅エリアの経路を変更。西国分寺駅東が新設され、万葉・けやきルート、北町ルートと3線が乗り入れることとなった。

東元町ルート[編集]

  • 国分寺駅南口→東元町→新町三丁目→貫井南町四丁目→長谷戸橋→国分寺駅南口
    • 2003年12月20日運行開始。
    • 京王バス中央・府中営業所が運行。
    • JR国分寺駅の南口から国分寺街道の東元町を経由して、市境の小金井市貫井地区を片方向循環する経路。
    • 距離は短いものの、住宅地と国分寺駅の高低差が大きく、自転車でのアクセスに難があるため利用者数は多い。
    • 国分寺駅南口7時発から20時発まで運行され、国分寺駅発7時台の朝ラッシュ時は10分毎、通常時は20分毎の運行となっている。

本多ルート[編集]

  • 国分寺駅北口→本多八幡神社西→本多三丁目→連雀通り北→商工会館→本町→国分寺駅北口
    • 2007年3月21日運行開始。
    • 京王バス中央・府中営業所が運行。
    • 国分寺駅北口から、本多地区を片方向循環する経路。
    • 国分寺駅北口商店街(本町停留所付近)が狭隘路のため、経路が8の字ループとなっている。
    • 国分寺駅北口7時発から20時発までの30分毎の運行となっている。

西町ルート[編集]

  • 国立駅北口→ひかりプラザ→稲荷神社→(光公民館)→西町カエデ公園→上谷保→弁天通り→国立駅北口
    • 2008年3月29日運行開始。
    • 立川バス上水営業所が運行。
    • 国立駅北口から、西町地区を片方向循環する経路。
    • 国立駅北口7時から8時30分発までは30分毎の運行で光公民館を経由しない。9時発から20時5分発までは35分毎の運行となっている。

北町ルート[編集]

  • 西国分寺駅東→恋ヶ窪交差点北→北町パンダ公園→北町地域センター→恋ヶ窪交差点南→西国分寺駅東
    • 2015年7月31日本運行開始(試験運行期間2014年12月22日 - 2015年3月22日)。
    • 武州交通興業(本社営業所)が運行。
    • 当初は国分寺市役所から北町方面へ向かうルートだったが、2018年12月1日より西国分寺駅発に改められ、市役所は経由しなくなった。
    • ルート変更により、経路の一部が日吉町ルートと重複した。また、西国分寺駅東は万葉・けやきルートとの共用になった。
    • 西国分寺駅東発8時台から18時台まで1時間に1本の運行となっている。
    • ワンボックスカーで運行される。ぶんバス専用車両(日産・キャラバン)は車椅子で乗車できず、福祉車両の予備車(トヨタ・ハイエース)で対応するため、車椅子での利用は事前に運行事業者の武州交通興業へ電話連絡する必要があるため注意[14]

万葉・けやきルート[編集]

  • 史跡武蔵国分寺跡 - 西国分寺駅東 - 武蔵国分寺公園東 - 国分寺駅西 - 東恋ヶ窪三丁目
    • 2016年12月26日運行開始。
    • 京王バス中央・府中営業所が運行。
    • 国分寺駅・西国分寺駅と周辺地域を結ぶ経路。
    • 他路線と違い循環ではなく完全な往復ルート(経路は一部異なる)。
    • 国分寺駅西停留所は、国分寺駅南口の西寄り、ブロードアベニュー国分寺前にある。
    • 経路の一部が日吉町ルートと重複する。
    • 史跡武蔵国分寺跡発6時台から19時台まで1時間に1本の運行となっている。

車両[編集]

車両のデザインは淡い黄色地に緑の雑木を配し、カラフルな「ぶんバス」「KOKUBUNJI CITY」のロゴがあしらわれている。また一部の車両には、国分寺市の公式ゆるキャラぶんじほたるホッチ」が描かれている。京王バス中央・立川バスとも運行開始時より、専用車の日野・リエッセは中扉に車椅子用リフトを備えたステップリフトバスで導入されたが、バリアフリー促進のため車両のノンステップ化が推進され[6]、リエッセは全車が日野・ポンチョ(2代目HX系)に代替されて現存しない。

京王バス中央[編集]

京王バス中央・府中営業所の担当する、日吉町・東元町・本多ルートでは、専用車のポンチョ(2ドアロングボディ)が使用される。

リエッセのディーゼル車は2003年、日吉町ルート開業時に2台導入、東元町ルート開業時に1台追加されたが、2015年にポンチョに代替された。また2007年の本多ルート開業に伴い、リエッセのCNG車が2台追加されたが、これらも2019年4月までにポンチョに代替され全廃している。同時に府中市ちゅうバスのCNGリエッセも除籍され、これにより京王バス全体からCNG車が消滅した。

2016年12月の万葉・けやきルート開業に合わせて、ポンチョ(2ドアロングボディ)が新たに新車導入された。

  • 現行車両 - 日野・ポンチョ(HX系、2ドアロングボディ)
  • 過去の車両 - 日野・リエッセ(ディーゼル車・CNG車の双方を導入)

立川バス[編集]

立川バス上水営業所の担当する西町ルートでは、専用車のポンチョ(ショートボディ)が使用される。

2008年の西町ルート開業時に、立川バスでは専用カラーのCNGリエッセが1台のみ導入された。これは立川バスでは唯一のCNGリエッセだったが(リエッセ自体はMMシャトルで導入例がある)、2019年にポンチョに代替され8月1日より運行開始した。これによりぶんバスはワンボックスカーの北町ルートを除き全車ノンステップバスとなり、また立川バスからリエッセが消滅した。

車両故障や点検などの際には、立川バスカラーのエアロミディMEが代走することもある。

  • 現行車両 - 日野・ポンチョ(ショートボディ1台のみ導入)
  • 過去の車両 - 日野・リエッセ(CNG車1台のみ導入)

武州交通興業[編集]

武州交通興業の担当する北町ルートでは、ワンボックスカーで運行される。ぶんバス#北町ルートの節も参照[14]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 国分寺市地域バス「ぶんバス」 国分寺市公式Webサイト
  2. ^ 回数券(紙式)京王バス公式Webサイト
  3. ^ モットクパス(IC定期券)について ご利用可能路線京王バス公式Webサイト
  4. ^ 全線一日フリー乗車券 適用路線京王バス公式Webサイト
  5. ^ ぶんバス 西町ルート 国分寺市公式Webサイト
  6. ^ a b c ぶんバスへのノンステップバス導入 国分寺市公式Webサイト
  7. ^ ぶんバスでの交通系ICカード(パスモ・スイカ等)利用開始 平成28年(2016年)1月17日 国分寺市公式Webサイト
  8. ^ 国分寺駅北口再開発事業に伴うぶんバス乗り場移設のお知らせ(平成29年6月1日から) 平成29年(2017年)5月11日 国分寺市公式Webサイト
  9. ^ ぶんバス万葉・けやきルートについて平成29年(2017年)3月15日 国分寺市公式Webサイト
  10. ^ ぶんバスにバスロケーションシステムを導入します 平成29年(2017年)9月16日 国分寺市公式Webサイト
  11. ^ ぶんバス北町ルート変更平成30年(2018年)11月29日 国分寺市公式Webサイト
  12. ^ 西町ルートにノンステップバス導入 国分寺市公式Webサイト、2019年7月2日。
  13. ^ ぶんバス日吉町ルート変更令和1年(2019年)8月15日 国分寺市公式Webサイト
  14. ^ a b ぶんバス 北町ルート 国分寺市公式Webサイト

関連項目[編集]