やかぜ型巡視艇

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やかぜ型巡視艇
基本情報
種別 15メートル型CL
運用者  海上保安庁
就役期間 1964年 - 1983年
前級 はるかぜ型
次級 ちよかぜ型
要目
満載排水量 17.90トン
総トン数 24.00トン
全長 15.0 m
全幅 4.10 m
深さ 2.00 m
吃水 0.79 m
主機関 三菱DH24MK
ディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 500馬力
速力 19.3ノット
航続距離 190海里
乗員 6名 (最大搭載人員)
レーダー 航法用×1基
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やかぜ型巡視艇(やかぜがたじゅんしてい、英語: Yakaze-class patrol craft)は、海上保安庁巡視艇の船級。区分上はCL型、公称船型は15メートル型[1][2]

設計[編集]

本型は、基本的にははるかぜ型の後期建造艇(なつかぜ型)をもとに、幅を100ミリメートル狭めるなど線図に修正を加えて、速力の向上を図ったものである。これにより、速力は19.3ノットに向上した。船質は木[2]、没水部船型はタイプシップと同じくV型とされた。主機関としては、タイプシップと同じく三菱DH24MKディーゼルエンジン(単機出力250馬力)を搭載した[1]。なお、北方配備が予定されていた7番艇「きたかぜ」以外は操舵室の背面は開放されていたが、昭和49年度に後壁を設置してエンクローズド化を図っている[2]

また本型では、なつかぜ型「ゆうかぜ」と同様に消防艇機能を付与されており、消防ポンプ、泡原液タンクと放水銃1門を搭載した。なお消防ポンプは左舷主機により駆動する方式である[1]。これらは、以後の新造CLの標準装備となった[2]

同型船一覧[編集]

計画年度 # 船名 建造 竣工 解役
昭和39年度 CL-26 やかぜ 横浜ヨット 1964年11月14日 1980年2月8日
CL-27 きよかぜ 1980年3月3日
CL-28 いよかぜ 1980年2月13日
昭和40年度 CL-29 ふさかぜ 1965年10月15日 1980年11月14日
CL-30 たちかぜ
CL-31 ことかぜ 1981年1月14日
昭和41年度 CL-32 きたかぜ 1966年9月30日 1982年2月4日
CL-33 いそかぜ 墨田川造船 1966年10月31日 1981年12月3日
CL-34 きそかぜ 横浜ヨット 1966年10月15日 1982年1月18日
CL-35 みちかぜ 1966年9月30日 1981年12月3日
CL-36 つるかぜ 1982年2月4日
CL-37 あまつかぜ 石原造船所
高砂工場
1966年10月31日 1982年1月15日
昭和42年度 CL-38 くきかぜ 横浜ヨット 1967年10月16日 1983年1月11日
CL-39 さぎかぜ 石原造船所
高砂工場
1967年11月15日 1983年2月1日
CL-40 しおかぜ 横浜ヨット 1967年10月16日 1982年1月15日
CL-41 にいかぜ 墨田川造船 1967年11月18日
CL-42 ともかぜ 横浜ヨット 1967年10月16日 1983年2月18日
CL-43 わかかぜ 1983年1月11日

参考文献[編集]

  1. ^ a b c 徳永陽一郎、大塚至毅 『海上保安庁 船艇と航空 (交通ブックス205)』 成山堂書店1995年、96-97頁。ISBN 4-425-77041-2。
  2. ^ a b c d 「海上保安庁全船艇史」、『世界の艦船』第613号、海人社、2003年7月、 95頁、 NAID 40005855317