雪本愁二

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雪本 愁二(ゆきもと しゅうじ、1976年[1][2] - )は、日本漫画家2018年講談社から「どこかずれていて癒やされる動物と飼い主の生活」[2]を描いた『けもらいふ』が刊行されている。高知県出身。

概説[編集]

小学生の時から漫画を描いており[2]、「週刊少年誌が最も売れた時代」に夢中で漫画本を読み漁っていたと回顧している[1]。世界設定や登場人物が魅力的な『らんま1/2』が好きで、何度も読み返したという[2]国際デザインカレッジマンガ科を卒業後は、関東で漫画家のアシスタントなどをしていたが、2011年に家族とともに帰郷して香南市赤岡町に居住[1][2]2012年の第24回黒潮マンガ大賞(高知新聞社主催)において「あくまのあわ屋」[3]が入選する(当時のペンネームは「ぐりぐら」[2])。審査員の西原理恵子は「絵が好き。エッセー漫画とか描けるよ」と評した[2]。その後はデザイン事務所などを経て、2016年に独立する[1][2]

2017年には、同年放送のテレビアニメアリスと蔵六』の公式サイトに連載されていたスピンオフ作品『ワンダれ!!アリスと蔵六学園』が、単行本2巻として徳間書店から刊行された[4]2018年1月1日の『読売新聞大阪版に掲載された記事において雪本は、イラストインターネット上に投稿したことがきっかけで全国から仕事の依頼を受けるようになり、「昔に比べてチャンスが増えた」ことを実感した述べている(おもに企業PR用の四コマ漫画を執筆しているという)。自身の作品が書店に並ぶことには魅力を感じるが、ウェブ漫画の場合は高知からでも全国に発信でき、すぐに反応が返ってきて「何が読者に『うける』か分かる」ことが強みであるとしている[1]

同年の2月頃から、ペットインコや子どものぬいぐるみなど身近なモチーフから着想を得た漫画をTwitterに投稿するようになる[2](作中に巨大なセキセイインコ「ピーちゃん」が登場し[5]、ペットの「ピー助」がモデルとなっている[6])。「ハリネズミの刺さった女の子の画」に対する反響が大きく[6]、その後は「ちょっと変わった動物たちのくすっと笑える漫画」によって、1年前には5000人ほどだったフォロワーが5万人を上回った[2]。そして講談社の漫画投稿サイトにおいて編集者と知り合ったことが、『けもらいふ』出版のきっかけになったという[2]

『講談社コミックプラス』の記事では『けもらいふ』について、「かわいい動物」と「かわいい女の子」という二つの要素から成り立っている作品であり、「心地よい情報だけを表示する」というTwitterの特徴に合致する「SNSマーケティングのセオリーどおりの作品」であるとしている。しかし「奇妙で奇天烈で不思議」なキャラクター達が「安易なセオリー化」を拒んでおり、作品のオリジナリティが表現されている点が最も優れていると評価されている[7]。なお雪本は、「仕事と思わず楽しんで描くのを念頭に置いてるので、あまり行き詰まることはなかった」と述べている[2]。キャラクターの中では、前述したインコの「ピーちゃん」の反響が最も大きく、ほかにハリネズミやヒヨコの反響も大きいという[6]

まんがライフSTORIA』では、前述のハリネズミが刺さってしまった女子高生主人公とする「ゆづちゃんはハリネズミがささってる」が連載されている[8][9]。また「'18 初夏の読み切りダッシュ!!」において掲載された雪女を題材とする作品「夏雪」[10]は、ねとらぼにおいて「たまらずキュンとなる展開」で人気を集めているとされており[11]、「'18 夏の終わりの読み切りダッシュ」において「大好評につき」続編が掲載された[12]。そして2019年には、『good!アフタヌーン』において巨大化した海洋生物と戦う女子高生を描いたコメディ作品「サメガール」の連載が開始されている[13][14]

単行本[編集]

  • ワンダれ!!アリスと蔵六学園(徳間書店、2017年10月13日、全2巻、ISBN 978-4-19-950594-2・ISBN 978-4-19-950595-9)
  • けもらいふ(講談社、2018年11月22日、ISBN 978-4-06-513616-4)

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e 「明日への一歩 まんが王国 土佐の夢 IT活用 コンテンツ拠点=香川」『読売新聞』2018年1月1日付朝刊大阪版、35面。(アーカイブ 2018年1月2日 - ウェイバックマシン
  2. ^ a b c d e f g h i j k l ツイッター漫画 単行本に 香南市の雪本愁二さん 『けもらいふ』 講談社きょう発売」『高知新聞』2018年11月22日付朝刊、10面。
  3. ^ 『高知新聞』第24回黒潮マンガ大賞特集号、2012年。
  4. ^ 「アリスと蔵六」紗名と蔵六が同級生!?学園パロディスピンオフ1・2巻が発売 コミックナタリー 2017年10月13日
  5. ^ 「モフモフだからどうでもいいかも」 巨大インコと暮らす女の子の漫画がなんだかうらやましい ねとらぼ 2018年11月18日
  6. ^ a b c 「私はサメガール、ただのサメ好きだ」 クールでシャイな女子高生の日常ラブコメ漫画『サメガール』が気になる ねとらぼ 2019年4月6日
  7. ^ ダンディな声のインコ、ひ弱ぐま…変でかわいい“もふもふ×女の子”の日常に癒される! ほんのひきだし 2019年01月20日
  8. ^ 渡辺伊織がSTORIAで新連載「放課後の哲学さん」わたりさえ、雪本愁二読み切りも コミックナタリー 2018年5月30日
  9. ^ ゆづちゃんはハリネズミがささってる まんがライフストーリアダッシュ
  10. ^ '18 初夏の読み切りダッシュ!! まんがライフストーリアダッシュ
  11. ^ 道でとける雪女「かき氷おごってほしいぞ」 真夏に出会った雪女がかわいい漫画に尊い夏の一日を覚える ねとらぼ 2018年6月25日
  12. ^ '18 夏の終わりの読み切りダッシュ まんがライフストーリアダッシュ
  13. ^ 平和を守るサメガールと平凡男子高校生のボーイミーツガール、goodアフタで コミックナタリー 2019年5月7日
  14. ^ 【新連載】本日発売のgood!アフタヌーン6号より、『けもらいふ』の雪本愁二が描くJKシャーク漫画『サメガール』新連載! アフタヌーン 2019年5月7日

関連項目[編集]