アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー

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アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
ビートルズ楽曲
収録アルバム リボルバー
リリース 1966年8月5日
録音 アビー・ロード・スタジオ
1966年6月2日6月3日
ジャンル サイケデリック・ロック
時間 2分30秒
レーベル パーロフォン
作詞者 ジョージ・ハリスン
プロデュース ジョージ・マーティン

リボルバー 収録曲
A面
  1. タックスマン
  2. エリナー・リグビー
  3. アイム・オンリー・スリーピング
  4. ラヴ・ユー・トゥ
  5. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
  6. イエロー・サブマリン
  7. シー・セッド・シー・セッド
B面
  1. グッド・デイ・サンシャイン
  2. アンド・ユア・バード・キャン・シング
  3. フォー・ノー・ワン
  4. ドクター・ロバート
  5. アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
  6. ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
  7. トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
ミュージックビデオ
「I Want To Tell You」 - YouTube

アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー」(I Want To Tell You)はビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は1966年に発表されたアルバム『リボルバー』に収録されたジョージ・ハリスン作のラブ・バラード。このアルバムではジョージの曲が3曲収録されているが、1枚のアルバムでは史上最多である[1][注 1]。これは、ジョン・レノンが新しい楽曲が思いうかばないことによる措置である[2][3]。なお、本作の前に3曲目として「Isn't It a Pity」が提出された[3]。同作は、後にジョージのソロ曲としてリメイクされ、ジョージのソロ・アルバム『オール・シングス・マスト・パス』に収録されている。

曲は「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のようにフェード・インで始まる[4][5]。ハリスンは、同曲について「LSDからインスピレーションを得た」と語っている[6]

ジョージは、「ラヴ・ユー・トゥ」の時と同様に、タイトルを決めるのに難航し、一時的にレノンから「ラヴ・ユー・トゥ」の仮タイトルから派生した「Granny Smith Part Friggin' Two」と名付けられていた[7]。その後、録音開始時には「Laxton's Superb」[8]6月3日のオーバーダビング時には「I Don't Know」[9]と変わっていき、最終的に歌い出しのフレーズから採った現行のものに落ち着いた。

1991年に行われたジョージ・ハリスン唯一の日本ツアーのオープニングを飾ったが、出だしの一節は「アイ・ウォナ・テル・ユー(I Wanna Tell You)」と歌われていた。

レコーディング[編集]

この曲は1966年6月2日アビー・ロード・スタジオ(当時はEMI Recording Studios)にて[10]録音が開始された。この日はギタードラムスピアノのリズム・トラックが録音された[11]。この編成で5テイク録音され、このうちの第3テイクが採用された[8]。この第3テイクにハリスンのレスリースピーカーに通したリードギタージョン・レノンタンブリンポール・マッカートニーピアノリンゴ・スターのドラムスがオーバー・ダビングされ[5]、ピンポン録音したのち[9]、ボーカルとコーラスがオーバー・ダビングされた[5]

3日にマッカートニーのベースがオーバーダビングされ完成した[10]

演奏[編集]

※出典[12]

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ トータルの最多は1968年の通称『ホワイト・アルバム』の4曲

出典[編集]

  1. ^ Rodriguez, Robert (2012). Revolver: How the Beatles Reimagined Rock 'n' Roll. Milwaukee, WI: Backbeat Books. p. 66, 142–43. ISBN 978-1-61713-009-0. 
  2. ^ Rodriguez, Robert (2012). Revolver: How the Beatles Reimagined Rock 'n' Roll. Milwaukee, WI: Backbeat Books. p. 142-143. ISBN 978-1-61713-009-0. 
  3. ^ a b Fontenot, Robert (2015年3月14日). “The Beatles Songs: 'I Want to Tell You' – The history of this classic Beatles song”. oldies.about.com. 2015年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月8日閲覧。
  4. ^ Pollack, Alan W. (1995年). “Notes on 'I Want to Tell You'”. soundscapes.info. 2018年9月30日閲覧。
  5. ^ a b c Everett, Walter (1999). The Beatles as Musicians: Revolver Through the Anthology. New York, NY: Oxford University Press. p. 57. ISBN 0-19-512941-5. 
  6. ^ Harrison, George (2002) [1980]. I, Me, Mine. San Francisco, CA: Chronicle Books. p. 96. ISBN 978-0-8118-5900-4. 
  7. ^ Rodriguez, Robert (2012). Revolver: How the Beatles Reimagined Rock 'n' Roll. Milwaukee, WI: Backbeat Books. p. 143. ISBN 978-1-61713-009-0. 
  8. ^ a b Lewisohn, Mark (2005) [1988]. The Complete Beatles Recording Sessions: The Official Story of the Abbey Road Years 1962–1970. London: Bounty Books. p. 81. ISBN 978-0-7537-2545-0. 
  9. ^ a b Winn, John C. (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966–1970. New York, NY: Three Rivers Press. p. 23. ISBN 978-0-307-45239-9. 
  10. ^ a b Lewisohn, Mark (2005) [1988]. The Complete Beatles Recording Sessions: The Official Story of the Abbey Road Years 1962–1970. London: Bounty Books. p. 82. ISBN 978-0-7537-2545-0. 
  11. ^ Miles, Barry (2001). The Beatles Diary Volume 1: The Beatles Years. London: Omnibus Press. p. 232. ISBN 0-7119-8308-9. 
  12. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd rev. edn). Chicago, IL: Chicago Review Press. p. 207. ISBN 978-1-55652-733-3.