アウクスブルク - ウルム線

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アウクスブルク - ウルム線
基本情報
現況 営業中
ドイツ
所在地 バイエルン州バーデン=ヴュルテンベルク州
起点 アウクスブルク中央駅
終点 ウルム中央駅
駅数 18駅
路線記号 5302
路線番号 980
開業 1853年9月26日
全通 1854年5月1日
所有者 ドイツ鉄道
運営者 ドイツ鉄道
使用車両 「運行形態」を参考
路線諸元
路線距離 85.9 km
軌間 1435 mm (標準軌)
複線区間 全区間
電化区間 全区間
電化方式 15000 V/16.7 Hz (交流)
架空電車線方式
最高速度 200 km/h
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アウクスブルク - ウルム線 (ドイツ語: Bahnstrecke Augsburg-Ulm) はアウクスブルクウルムを結ぶ、全長85 kmの幹線鉄道路線である。全区間は電化されており、ドイツ鉄道の路線番号は980である。この路線はかつてバイエルン・マクシミリアン鉄道に属し、ヨーロッパ横断輸送ネットワークの一部である。

運行経路
凡例
STR
BHF
0.0 アウクスブルク中央駅 490 m
LSTR
HST
2.0 アウクスブルク・オーバーハウゼン
LSTR
HST
6.3 ノイゼース
LSTR
BHF
7.9 ヴェストハイム (シュヴァーベン)
eHST
10.3 ビブルク ~1988
HST
12.4 ディードルフ (シュヴァーベン) 旧普通駅
BHF
16.6 ゲッサーツハウゼン 478 m
LSTR
BHF
27.8 ディンケルシェルベン 460 m
LSTR
HST
37.7 フライハルデン 496 m
BHF
42.5 イェティンゲン 472 m
SKRZ-Ao
アウトバーン8号
BHF
45.7 ブルガウ (シュヴァーベン)
HST
49.4 ミンデルアルトハイム
HST
53.2 オフィンゲン
ABZg+r
バイエルン・ドナウ谷線 ドナウヴォェルト方面
DST
55.9 ノイオフィンゲン
BHF
61.4 ギュンツブルク 445 m
LSTR
HST
66.5 ライプハイム
LSTR
BHF
74.2 ネルジンゲン 456 m
LSTR
BHF
83.8 ノイウルム
LSTR
hKRZWae+GRZq
ドナウ河、↑BY/BW
ABZg+l
ヴュルテンベルク南部線 フリードリヒスハーフェン方面
BHF
85.8 ウルム中央駅 478 m
STR

歴史[編集]

1851年バイエルン王国はブレンナー線オーストリア西部鉄道の東西鉄道連結線の構築を決定した。国家間契約は1850年4月25日ヴュルテンベルク王国と[1]、1851年オーストリア帝国と締結された。一方1846年国有化されたミュンヘン - アウクスブルク鉄道もバイエルン・マクシミリアン鉄道に統合された。1853年9月と1854年5月、アウクスブルク - ウルム区間は二段階で開通された。路線距離は当時83.7 kmだった。1892年までこの路線は二番目の線路の追加で複線となった。1933年5月この路線はシュトゥットガルト - ウルム区間と一緒に電化された。

1960年代中期既にウンターファールハイム - ディンケルシェルベン間の線路移設案が検討された[2]。1970年のドイツ連邦鉄道の改修計画ではシュトゥットガルト - ウルム - アウクスブルク - ミュンヘンの別の高速線建設が含まれたが、ドイツ連邦交通計画1980 (Bundesverkehrswegeplan 1980) ではこのプロジェクトは企画されなかった。

ドイツ連邦交通計画1985ではプローヒンゲン - ギュンツブルク間の改良及び移設とギュンツブルク - アウクスブルクの改良工事が企画された。総費用は3億マルクで、70%以上の区間で200 km/hの運転が可能になる予定だった。

1987年5月ギュンツブルク - ウルム区間で改修工事が始まり[3]、同年6月クッツェンハウゼンで線形改良を初めて行った[4][5][6]。11ケ月の建設作業の後、線形改良が一次改修工事として終了した[7]。1989年ゲッサーツハウゼンとディンケルシェルベンで改修工事が始まり、1992年アウクスブルク - ディンケルシェルベン区間には最高速度が200 km/hになった。1992年の秋まで総投資金額は2億マルクに至った[4][5][6]。改修工事の過程で踏切の撤去、架空電車線の最適化、信号システムの更新が行われた。ディードルフ駅では島式ホーム相対式ホームに変更され、ディンケルシェルベン駅ではホームへ向かう地下道が新設された。ゲッサーツハウゼンでは線路が北のほうへ160 mまで移設され、駅舎は完全に移転・新築された。追い越し用線路のそばに新しい相対式ホームが設置され、IC及びICE列車が速度を落とさず駅を通過するのが可能になった。新しい電子式信号扱い所でディンケルシェルベンとヴェストハイム区間の列車通行が統制されることになった[4]

2010年頃ディンケルシェルベン駅、イェティンゲン駅、ブルガウ駅のリレー式信号扱い所は電子式信号扱い所に改築された。フライハルデン駅には分岐器が設置され、移動閉塞方式の装置は高速運転に対応する。

運行形態[編集]

  • ICE11: ハンブルク・アルトーナ - ベルリン - ライプツィヒ - エアフルト - フルダ - フランクフルト - マンハイム - シュトゥットガルト - ウルム - アウクスブルク - ミュンヘン。120分間隔。
  • ICE42: (ハンブルク・アルトーナ - ブレーメン - ミュンスター) ドルトムント - エッセン - デュースブルク - デュッセルドルフ - ケルン - フランクフルト空港 - マンハイム - シュトゥットガルト - ウルム - アウクスブルク - ミュンヘン。120分間隔。
  • IC60: カールスルーエ - シュトゥットガルト - ウルム - アウクスブルク - ミュンヘン (- ザルツブルク)。120分間隔。
  • EC62: フランクフルト/ザールブリュッケン - シュトゥットガルト - ウルム - ギュンツブルク - アウクスブルク - ミュンヘン - ザルツブルク (- クラゲンフルト/グラーツ/リンツ)。120分間隔。
  • 快速(RE): ミュンヘン - アウクスブルク - ディンケルシェルベン - ブルガウ - ギュンツブルク - ノイウルム - ウルム。60分間隔。使用車両はDB440形電車。
  • 快速(as): 私設鉄道アギリス所属。ウルム - ギュンツブルク - ドナウヴォェルト - インゴルシュタット - レーゲンスブルク (- ランツフット)。120分間隔(週末、祝日のみ)。使用車両はDB440形電車。
  • 普通(RB): (ミュンヘン - )アウクスブルク - オーバーハウゼン - ゲッサーツハウゼン (- ディンケルシェルベン)。60分間隔。使用車両はDB440形電車。
  • 普通(ag): 私設鉄道アギリス所属。ウルム - ノイウルム - ネルジンゲン - ギュンツブルク - ドナウヴォェルト - インゴルシュタット - (インゴルシュタット北駅) / (レーゲンスブルク - ランツフット)。60 / 120分間隔。使用車両はDB440形電車。

参考文献[編集]

  • Siegfried Bufe: Hauptbahn München–Salzburg. Bufe-Fachbuch-Verlag Egglham 1995. ISBN 3-922138-57-8 (ドイツ語)
  • Dt. Reichsbahn: Die deutschen Eisenbahnen in ihrer Entwicklung 1835–1935. Berlin 1935. (ドイツ語)
  • Wolfgang Klee: Bayerische Eisenbahngeschichte - Teil 1: 1835-1875, Bayern Report 1, Hermann Merkel Verlag, Fürstenfeldbruck 1994. (ドイツ語)
  • Bernhart Ücker: 150 Jahre Eisenbahn in Bayern. Fürstenfeldbruck 1985. (ドイツ語)

脚注[編集]

  1. ^ Horst-Werner Dumjahn: Handbuch der deutschen Eisenbahnstrecken: Eröffnungsdaten 1835–1935, Streckenlängen, Konzessionen, Eigentumsverhältnisse. Dumjahn, Mainz 1984, ISBN 3-921426-29-4.
  2. ^ Gruppe für Allgemeine Studien der Deutschen Bundesbahn (Hrsg.): Schnellfahrstrecke für die Hauptverkehrsströme im Bundesbahn-Netz. Studie, abgeschlossen im September 1964, S. 6.
  3. ^ Horst Ritthaler: ABS Günzburg–Augsburg. In: Die Bundesbahn, 64, Nr. 10, 1988, ISSN 0007-5876, S. 1017–1020.
  4. ^ a b c Horst Ritthaler, Christian-F. Reinke: Fertigstellung des Ausbauabschnitts Dinkelscherben–Augsburg. In: Die Deutsche Bahn. Nr. 4, 1993, S. 335–337.
  5. ^ a b Jahresrückblick 1988. In: Die Bundesbahn, 1/1989, S. 63.
  6. ^ a b Rüdiger Block: ICE-Rennbahn: Die Neubaustrecken. In: Eisenbahn-Kurier Special: Hochgeschwindigkeitsverkehr. Nr. 21, 1991, ohne ISSN, S. 36–45.
  7. ^ Jahresrückblick 1988. In: Die Bundesbahn. Jg. 65, Nr. 1, 1989, ISSN 0007-5876, S. 63.