アガラス (調査船)

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SAAGULHAS.JPG
船歴
進水 1977年
就航 1978年
性能諸元
総トン数 6,123t
全長 111.95m
全幅 18.05m
吃水 6.05m
機関 ディーゼル1軸推進 4,476kW
速力 巡航12.5ノット、最大14ノット
行動日数 90日
定員 乗員40名 + 科学者・乗客98名
搭載機 ヘリコプター2機搭載

アガラス(SA Agulhas)は南極観測支援を任務とする南アフリカの調査船。

概要[編集]

船体は耐氷構造(ロイド船級協会 Ice Class 1)であり、南極および周辺諸島に設けられた観測拠点へ科学者・基地要員を運び、その活動に必要な物資を輸送する。また気象観測機器・採水器・船内研究室などを備え、南極周辺海域での科学調査に従事する。所属は南アフリカ環境観光省(Department of Environmental Affairs and Tourism)。建造は三菱重工下関造船所。

ケープタウンを母港とし、南極ドローニング・モード・ランドのSANAE基地と、プリンス・エドワード諸島のマリオン島基地、およびイギリス領ゴフ島の測候所への補給活動を行う。物資の陸揚げのため前甲板に25トンクレーンを装備。船体後部にはヘリパッドと中型ヘリコプター2機分の格納庫を持ち、オリックスヘリコプター等を運用して人員と物資を空輸する。

2002年6月、ドイツの貨物船マグダレーナ・オルデンドルフ(乗員・乗客107名)が南極のプリンセス・アストリッド・コーストで氷に閉じ込められた際には、アルゼンチンの砕氷艦アルミランテ・イリサールと共に救助にあたり、アガラスはヘリコプターで事故船から人員を収容してケープタウンへ送り届けた[1]

2012年4月、船齢30年を越えたアガラスは、南極への補給任務を新たに建造された本格的な砕氷船アガラスIIに譲った。同年7月より南アフリカ海事安全局(SAMSA:South African Maritime Safety Authority)に移管されたアガラスは、新たに練習船としての任務に就き、南アフリカの船員の訓練に使用されることになった[2]

脚注[編集]

  1. ^ Russian scientists reach safety”. BBC News (2002年7月10日). 2015年12月5日閲覧。
  2. ^ SA Agulhas takes on new role”. news24.com (2012年7月4日). 2015年12月5日閲覧。