アジズ・ザカリ

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アジズ・ザカリ Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム アブドル・アジズ・ザカリ
ラテン文字 Abdul Aziz Zakari
国籍  ガーナ
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
生年月日 (1976-09-02) 1976年9月2日(41歳)
生誕地 ガーナの旗 グレーター・アクラ州アクラ
身長 178cm
体重 73kg
成績
オリンピック 100m 決勝途中棄権 (2000年, 2004年)
4x100mR 決勝棄権 (1996年)
世界選手権 100m 7位 (2001年)
4x100mR 5位 (1997年)
地域大会決勝 英連邦競技大会
100m 5位 (2006年)
200m 5位 (2002年)
4x100mR 失格 (1998年)
4x100mR 途中棄権 (2006年)
最高世界ランク 100m 5位 9秒99 (2005年)
自己ベスト
60m 6秒63 (2003年)
100m 9秒99 (2005年)
200m 20秒23 (2000年)
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アブドル・アジズ・ザカリAbdul Aziz Zakari1976年9月2日 ‐ )は、ガーナアクラ出身で短距離走を専門にしていた元陸上競技選手。100mで9秒99、200mで20秒23と、両種目でガーナ歴代2位の自己ベストを持つ。オリンピック100mでガーナ男子初のファイナリスト世界選手権100mで男女通じガーナ勢初のファイナリストになった選手である。

2000年シドニーオリンピック2001年エドモントン世界選手権2004年アテネオリンピック2005年ヘルシンキ世界選手権の100mでファイナリストになっているが、2000年シドニーオリンピックと2004年アテネオリンピックではレース中にけいれんを起こしてゴールすることができなかった。2005年にガーナ史上2人目となる10秒の壁を突破。2006年にドーピングで2年間の資格停止処分を受けたが、停止処分が明けた後も競技を続け、2011年大邱世界選手権には34歳で出場した[注 1]

経歴[編集]

2000年[編集]

9月、シドニーオリンピックの男子100m準決勝を10秒16(+0.2)の組4着で突破し、この種目ではガーナ勢初のオリンピックファイナリストとなったが[注 2]、迎えた決勝ではレース中にけいれんを起こし途中棄権に終わった[1]

2001年[編集]

8月、エドモントン世界選手権の男子100m準決勝を10秒17(-1.2)の組4着で突破し、100mでは男女通じてガーナ勢初の世界選手権ファイナリストになった。決勝は10秒24(-0.2)の7位に終わったが[2]、これは現在も男女通じてガーナ勢の最高成績であり、唯一のファイナリストである(2015年北京大会終了時)。

2004年[編集]

8月、アテネオリンピックの男子100m準決勝を10秒11(-1.6)の組3着で突破し、2大会連続のファイナリストになった。決勝では前回大会に続いてけいれんを起こし途中棄権に終わったが[1][3]、これは2000年シドニー大会と並んで現在もガーナ男子勢の最高成績であり、唯一のファイナリストである(2016年リオデジャネイロ大会終了時)。

2005年[編集]

6月14日、アテネグランプリの男子100m決勝で9秒99(+1.6)をマークし、10秒の壁を突破したガーナ史上2人目の選手となった[注 3]

8月、ヘルシンキ世界選手権の男子100m準決勝を自己ベストに迫る10秒00(-1.0)の組2着で突破し、4年ぶりにファイナリストとなったが、決勝では10秒20(+0.4)とタイムを落とし8位に終わった[4]

2006年[編集]

4月、セネガルで行われたダカールグランプリのドーピング検査でスタノゾロールの陽性反応が出たため、同年6月から2年間の資格停止処分が国際陸上競技連盟より下された[5]

自己ベスト[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 9秒99 (+1.6)
9秒99 (+0.5)
2005年6月14日
2005年8月28日
ギリシャの旗 アテネ
イタリアの旗 リエーティ
ガーナ歴代2位
200m 20秒23 (+0.2) 2000年7月14日 アルジェリアの旗 アルジェ ガーナ歴代2位
室内
60m 6秒63 2003年2月1日 アメリカ合衆国の旗 ボストン

主要大会成績[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1995 アフリカジュニア選手権 (en コートジボワールの旗 ブアケ 100m 8位 11秒08 (-1.1)
200m 6位 21秒36 (0.0)
1996 オリンピック アメリカ合衆国の旗 アトランタ 4x100mR 決勝 DNS
1997 世界選手権 ギリシャの旗 アテネ 100m 2次予選 10秒29 (+0.5)
4x100mR 5位 38秒26 (3走) 準決勝38秒12:ガーナ記録
1998 英連邦競技大会 (en マレーシアの旗 クアラルンプール 100m 準決勝 10秒34
200m 準決勝 20秒70
4x100mR 決勝 DQ (3走)
2000 アフリカ選手権 (en アルジェリアの旗 アルジェ 100m 優勝 10秒13
200m 優勝 20秒23 (+0.2) 自己ベスト
4x100mR 優勝 39秒90
オリンピック オーストラリアの旗 シドニー 100m 決勝 DNF ガーナ男子初のファイナリスト
ガーナ男子最高成績
4x100mR 予選 DNF (3走)
2001 世界選手権 カナダの旗 エドモントン 100m 7位 10秒24 (-0.2) 男女通じガーナ初のファイナリスト
男女通じガーナ最高成績
グランプリファイナル (en オーストラリアの旗 メルボルン 200m 6位 20秒63 (+1.0)
2002 英連邦競技大会 (en イギリスの旗 マンチェスター 100m 準決勝 10秒17 (+0.2)
200m 5位 20秒29 (+1.4)
アフリカ選手権 (en チュニジアの旗 ラデス 100m 予選 DNS
200m 2位 20秒33 (+2.4)
グランプリファイナル (en フランスの旗 パリ 100m 5位 10秒20 (+2.0)
ワールドカップ (en スペインの旗 マドリード 4x100mR 3位 38秒63 (3走) アフリカ代表の混成チーム[注 4]
2003 世界選手権 フランスの旗 パリ 100m 1次予選 10秒48 (+0.5)
4x100mR 準決勝 38秒88 (3走)
アフリカ競技大会 (en ナイジェリアの旗 アブジャ 100m 7位 10秒46 (+0.6)
200m 3位 20秒51 (-0.9)
4x100mR 優勝 38秒63 (3走)
2004 オリンピック ギリシャの旗 アテネ 100m 決勝 DNF ガーナ男子最高成績
4x100mR 予選 38秒88 (3走)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 100m 3位 10秒15 (-1.6)
2005 世界選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 100m 8位 10秒20 (+0.4)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 100m 2位 10秒01 (-0.6)
2006 英連邦競技大会 (en オーストラリアの旗 メルボルン 100m 5位 10秒22 (+0.9)
4x100mR 決勝 DNF (4走)
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 100m 2次予選 10秒24 (-0.1)
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 100m 1次予選 10秒57 (-0.3)
4x100mR 予選 39秒61 (4走)
2010 アフリカ選手権 (en ケニアの旗 ナイロビ 100m 2位 10秒12 (+1.9)
4x100mR 3位 39秒31 (4走)
コンチネンタルカップ (en クロアチアの旗 スプリト 100m 決勝 DQ
英連邦競技大会 (en インドの旗 デリー 100m 準決勝 10秒32 (+0.9)
200m 6位 21秒08 (+0.1)
4x100mR 予選 39秒81 (4走)
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 100m 予選 10秒55 (-1.2)
4x100mR 予選 39秒17 (4走)
アフリカ競技大会 (en モザンビークの旗 マプト 100m 7位 10秒42 (-0.4)
4x100mR 2位 38秒95 (1走)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 大会期間中に35歳の誕生日を迎えた。
  2. ^ 女子は1972年ミュンヘン大会アリス・アヌム英語版ファイナリスト(6位)になっている。
  3. ^ レオナード・マイルズ=ミルズに次いで。
  4. ^ 1走はブルキナファソイドリッサ・サヌー、2走はナイジェリアウチェナ・エメドル、3走がザカリ、4走はナミビアフランク・フレデリクス

出典[編集]

  1. ^ a b 出場選手紹介”. TBS世界陸上ヘルシンキ公式ページ. 2005年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月18日閲覧。
  2. ^ 第8回世界選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月23日閲覧。
  3. ^ 第28回オリンピック男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月23日閲覧。
  4. ^ 第10回世界選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月23日閲覧。
  5. ^ General News / Doping Rule Violation”. 国際陸上競技連盟 (2006年9月22日). 2016年2月23日閲覧。