アニーよ銃をとれ

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エセル・マーマン(左)とレイ・ミドルトン(1946)

アニーよ銃をとれ(あにーよじゅうをとれ、Annie get your gun)は、アメリカ合衆国ブロードウェイミュージカル作品である。

実在の女射撃アニー・オークレイと射撃ショーの花形スターのフランク・バトラー(Frank E. Butler)が一目惚れ、そして、対決までを描くストーリーである。

1946年5月16日にインペリアル劇場にて初演、当時アニー役はエセル・マーマンで、上演回数1,147回を記録した。彼女は1966年にリンカーン・シアターにて再演、同じくアニー役を演じた[1]1999年にはバーナデット・ピータースがアニー役を演じ、トニー賞主演女優賞を受賞した[2]

初演スタッフ[編集]

  • 脚本:ハーバード&ドロシー・フィールズ
  • 演出:ジョシュア・ローガン
  • 振付:ヘレン・タミレス

映画化[編集]

アニーよ銃をとれ
Annie Get Your Gun
Betty Hutton in Annie Get Your Gun trailer 3.jpg
ベティ・ハットン(予告編から)
監督 ジョージ・シドニー
チャールズ・ウォルタース(クレジットなし)
脚本 シドニィ・シェルダン
製作 アーサー・フリード
出演者 ベティ・ハットン
音楽 アーヴィング・バーリン
アドルフ・ドイチュ
ロジャー・イーデンス
撮影 チャールズ・ロッシャー
編集 ジェームズ・E・ニューカム
製作会社 アメリカ合衆国の旗 MGM
配給 アメリカ合衆国の旗 ロウズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1950年7月17日
上映時間 107分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 3,734,000ドル[3]
興行収入 7,756,000ドル[3]
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1950年に映画化された(Annie Get Your Gun (film))。監督はジョージ・シドニーチャールズ・ウォルタース(クレジットなし)、主演はベティ・ハットン[4]。上映時間107分。

スタッフ
キャスト

当初、アニー役はジュディ・ガーランドだったが、撮影中に精神異常状態になったため、降板させられた。

1950年の第23回アカデミー賞作曲賞(ミュージカル映画音楽賞)撮影賞(カラー)編集賞美術監督賞(カラー)の4部門にノミネートされ、作曲賞(ミュージカル映画音楽賞)を受賞した(アドルフ・ドイチュロジャー・イーデンス[5][6]

日本版[編集]

1964年10月に新宿コマ劇場にて初演、アニー役は江利チエミ、フランク役は宝田明だった。その後アニー役には桜田淳子(1980年、1983年)・島田歌穂(1988年)・高橋由美子(1997年)、フランク役はあおい輝彦(1980年)、井上純一(1983年)、にしきのあきら(1988年)、石川禅(1997年)が演じた[7]

テレビドラマ[編集]

かつてテレビが普及した1950年代中頃に「Annie Oakley」というテレビ西部劇があった。米国で1954年から1956年にかけて三大ネットワーク以外の地方局[8]で放送された全81話の30分番組で、内容はミュージカルと映画とは違い、西部の女性で射撃も乗馬も超一流の腕を見せて、一話完結で毎回悪者をやっつけるもので、日本では1957年3月15日から1958年9月まで(1957年9月13日 - 1958年3月7日の間は中断)KRTテレビ(現在のTBS)で毎週金曜 20:00 - 20:30に放映、その後1960年1月1日から1961年7月21日までフジテレビの毎週金曜 19:00 - 19:30に放送されていた。日本での題名はミュージカルから「アニーよ銃をとれ」としている。KRT版はアイシン精機(「トヨタミシン」名義)の一社提供[9]だが、フジテレビ版は不明。

主演[編集]

  • ゲイル・デーヴィス(アニー・オークリー) 声:来宮良子
  • ブラッド・ジョンソン(ロフティ・クレイグ)アニーと親しい副保安官
  • ジミー・ホーキンス(タッグ・オークリー)アニーの弟

ネット局[編集]

TBS放送分
  • TBS:金曜 20:00 - 20:30
フジテレビ放送分
KRT 金曜20時台前半枠
前番組 番組名 次番組
海賊船サルタナ
アニーよ銃をとれ
(KRT版第1シリーズ)
(1957.3.15 - 9.6)
プレイハウス90
プレイハウス90
アニーよ銃をとれ
(KRT版第2シリーズ)
(1958.3.14 - 9)
少年航路
フジテレビ 金曜19時台前半枠
青春ぶらんこ

こぐまのカピー
アニーよ銃をとれ
(フジテレビ版)
(1960.1.1 - 1961.7.21)
胸に輝く銀の星

脚注[編集]

  1. ^ 瀬川昌久監修「一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選」、成美堂出版、2001年、30p
  2. ^ 瀬川昌久監修「一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選」、成美堂出版、2001年、183p
  3. ^ a b The Eddie Mannix Ledger, Los Angeles: Margaret Herrick Library, Center for Motion Picture Study .
  4. ^ 瀬川昌久監修「一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選」、成美堂出版、2001年、31p
  5. ^ Academy Awards, USA (1951)
  6. ^ NY Times: Annie Get Your Gun”. NY Times. 2008年12月20日閲覧。
  7. ^ 瀬川昌久監修「一冊でわかるミュージカル作品ガイド100選」、成美堂出版、2001年、30p-31p
  8. ^ 『20世紀テレビ読本アメリカTVドラマ劇場』(同文書院)P.30
  9. ^ 『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年、135頁。
  10. ^ a b 北日本新聞』1960年10月7日付朝刊、テレビ欄。

関連項目[編集]