アブハジア鉄道

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アブハジア鉄道(アブハズ語: Аҧсны Аихамҩа, ロシア語: Абхазская железная дорога)はアブハジアにおいて鉄道を運行する事業者であり、ロシア鉄道により管理されている。

概要[編集]

全長は101kmであり、黒海沿岸に線路を有する[1]。軌間は1,520mmであり、ロシア鉄道北カフカース鉄道支社に接続する。アブハジア紛争が深刻化する1992年まではグルジア方面にも接続していた。

2016年時点ではモスクワスフミを結ぶ長距離列車のほか、アドレル - ガグラ間にも近郊列車が運行されている。

歴史[編集]

ソビエト連邦の解体によりコーカサス地方の鉄道網は各国に分割され、イングリ川以西の区間はアブハジア鉄道の管理下となった。イングリ川に架かる橋梁は1992年8月14日に爆破され、グルジアとの間の鉄路は寸断された。また、1990年代を通してロシアとの間の列車運行も休止されたことからアブハジアの鉄道網は孤立するに至った。

2002年12月25日にソチ - スフミ間の列車の運行が再開され、グルジア政府から非難の声が挙がった[2]。ロシアからの観光客増加の影響もあり、プソウ川 - スフミ間の線路がロシア主導で修復され、2004年9月10日にはモスクワ - スフミ間を結ぶ直通列車の運行が再開された。

1993年時点ではオチャムチラ - スフミ、ソチ - スフミ、トゥクヴァルチェリ - スフミ、グダウタ - スフミ間などにエレクトリーチカが運行されていたが、2007年までに運行が休止された。アドレル - ガグラ間の列車は2010年6月26日に運行が再開された。

2016年現在、モスクワ - スフミ間の列車は夏季は1日1便、冬季は週2便である。夏季にはこのほかベルゴロドおよびサンクトペテルブルクからの列車も運行される[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]