アポロンの地獄
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アポロンの地獄 | |
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Edipo Re | |
![]() ニネット・ダヴォリ(左)とフランコ・チッティ | |
監督 | ピエル・パオロ・パゾリーニ |
脚本 | ピエル・パオロ・パゾリーニ |
原作 | ソポクレス |
製作 | アルフレード・ビニ |
出演者 |
シルヴァーナ・マンガーノ フランコ・チッティ |
撮影 |
ジュゼッペ・ルッツォリーニ ピエル・パオロ・パゾリーニ |
編集 | ニーノ・バラーリ |
製作会社 | アルフレード・ビニ・プロドゥッツィオーネ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 104分 |
製作国 |
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言語 | イタリア語 |
『アポロンの地獄』(アポロンのじごく、伊: Edipo Re、英: Oedipus Rex、)は、1967年製作・公開、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督・脚本によるイタリアの映画である。
ソポクレスによる悲劇『オイディプス王』を原作とし、原題もそのまま伊語で『Edipo Re』であるが、邦題は全く無関係のものになっている。
ストーリー[編集]
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表向きはオイディプス王の物語の映画化であり、その特徴は『奇跡の丘』で提示された、厳しい自然主義である。ソポクレス作品が王となったオイディプスを時の中心とし、災禍が下ったテーバイでアポロンの神託により国から除かねばならないとされた災いの原因をもとめるオイディプスに対して、次々となされる証言や告白によって、誰も知らなかった過去の真実が次第に暴かれて行く形をとるのに対し、映画では全場面が過去から未来へ、時間に従って展開される。
映画はパゾリーニの故郷である現代のボローニャから始まる。母親が出産し、子供が成長したのち、両親の寝所を覗き見たところから突如場面が転換しオイディプスの物語が始まる。オイディプスの物語が終わるとまた現代のボローニャに戻り映画が幕を閉じる。本作の真の姿は著名な作品であるオイディプス王に形を借りたパゾリーニ自身の物語である。
キャスト[編集]
- シルヴァーナ・マンガーノ:イオカステ
- フランコ・チッティ:オイディプス
- アリダ・ヴァリ:メロペ
- ラウラ・ベッティ
- ニネット・ダヴォリ:アンゲロス
- ピエル・パオロ・パゾリーニ:大祭司
音楽[編集]
- モーツァルト弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」第一楽章冒頭
- 日本の神楽
撮影[編集]
メインの場面はモロッコで、プロローグとエピローグはイタリアで撮影された。
関連作品[編集]
外部リンク[編集]
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