アメリカ合州国

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アメリカ合州国は、本多勝一の1981年の著書。

また、この本の社会的反響によって広まったアメリカ合衆国に対する呼称でもある。英語の正式名称である“the United States of America”に、より近い訳語として提唱された。合衆国も参照。

本多勝一著『アメリカ合州国』[編集]

アメリカ合州国』は、朝日新聞に連載された本多勝一の記事をまとめて1981年朝日新聞社から出版された文庫本。ISBN 402260803X

ベトナム戦争当時、朝日新聞記者だった著者がアメリカ合衆国黒人・先住民インディアンを中心に取材したもの。差別貧困などを通じて、アメリカ社会の深層をえぐりだしたルポルタージュであるとして、日本で大きな反響を引き起こした。著者は本書にて“アメリカという国家は、それぞれの人種(衆)が溶け合って一つの社会を築いているとは言い難い。人種(衆)は分離され不平等なままである。単に州が寄り集まっただけである。”として、「アメリカ合衆国」でなく「アメリカ合州国」という表記を用い、一定の認識が与えられた。

異論[編集]

齊藤毅『明治のことば――東から西への架け橋』によれば、「合衆国」は中国語に熟達した清代の外国人通訳官がUnited Statesの直訳として案出した訳語であり、その意味は「独立して自治権を持った各邦が一致協力して経営する国家」であるという[1]。この説が正しいとすれば「合衆」を「人種(衆)が溶け合って一つの社会を築いている」と解釈すること自体が語源を無視した誤りであることになる。

参照[編集]