アメリカ連邦裁判所

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合衆国連邦裁判所(がっしゅうこくれんぽうさいばんしょ、United States federal courts)は、アメリカ合衆国における合衆国憲法と法律の下で組織された裁判所のシステムである。アメリカの裁判所には大きく分けて、連邦裁判所と州裁判所がある。

構成

一般的な事件を扱う連邦裁判所は以下の種類がある。

主に連邦控訴裁判所及び州裁判所からの裁量上訴(サーシオレイライ)を取り扱う最上級裁判所である。
  • 合衆国控訴裁判所(連邦控訴裁判所)
アメリカ全土が第1巡回区から第11巡回区及びD.C.巡回区の全12巡回区 (Circuit) に分かれ、それぞれに控訴裁判所 (Court of Appeals) が置かれている。
  • 合衆国地方裁判所(連邦地方裁判所)
連邦控訴裁判所の下に置かれる一審裁判所であり。全米で94の裁判所からなる(ワシントン特別区、プエルトリコ及び準州を含む。)。

特別な事件についての管轄を有する裁判所として、以下のものがある。

  • 合衆国破産裁判所 (United States bankruptcy courts)
  • 合衆国租税裁判所 (United States Tax Court)
  • 合衆国国際通商裁判所 (United States Court of International Trade)
  • 合衆国連邦巡回区控訴裁判所 (United States Court of Appeals for the Federal Circuit)
  • 合衆国連邦請求裁判所(United States Court of Federal Claims)
  • 合衆国退役軍人請求裁判所(United States Court of Appeals for Veterans Claims)
  • 合衆国軍事控訴裁判所 (United States Court of Appeals for the Armed Forces)
各軍の刑事控訴裁判所からの控訴を管轄
  • 対外情報活動監視裁判所 (Foreign Intelligence Surveillance Court)

裁判官

憲法第3条裁判所(Article III Court)と呼ばれる、憲法上規定された通常裁判所(最高裁判所、控訴裁判所、地方裁判所及び国際通商裁判所)の裁判官は、大統領が指名し、上院の助言と承認を得て任命される。終身制で、定年の定めはなく、弾劾手続以外で罷免されることはない。連邦裁判官は、弁護士資格を取得した後、弁護士、検察官、ロースクールの教授、政府職員として、法律実務に携わっている者から選ばれる。

これに対し、破産裁判所裁判官等は連邦議会が憲法第1条の権限に基づいて任命する憲法第1条裁判官 (Article I judge) であり、終身制の保障等はない。

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