アラブ首長国連邦軍
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アラブ首長国連邦軍 | |
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派生組織 |
アラブ首長国連邦陸軍 アラブ首長国連邦海軍 アラブ首長国連邦空軍 |
総人員 | |
徴兵制度 | なし |
財政 | |
予算 | 157億ドル(公称,2010年) |
軍費/GDP | 8.2% |
アラブ首長国連邦軍(アラブしゅちょうこくれんぽうぐん、英語: Union Defence Force)は、アラブ首長国連邦陸軍、アラブ首長国連邦海軍、アラブ首長国連邦空軍を含むアラブ首長国連邦の軍隊である。
陸軍、海軍、空軍、防空軍、準軍事組織の警察軍を含む連邦軍は国防軍と呼ばれ、アブダビ、ドバイ、ラアス・アル=ハイマの3首長国は首長国軍を保有しており、UDFから地域コマンドと呼ばれている。これらを総称して連邦軍と呼ばれる。
歴史[編集]
1971年12月22日に、それまでイギリスが保有していたトルーシャル・オマーン偵察隊を引き継ぐ形で成立した[1]。
2015年にアラブ首長国連邦軍にとって初の海外基地を設置することでエリトリアと合意し[2]、2015年イエメン内戦への介入拠点ともされ、これによりアッサブにUAEの保有するフランス製のミラージュ2000戦闘機や中国製の翼竜無人攻撃機などが展開された[3]。
2016年からリビア東部のアル・カディムにも2014年リビア内戦に介入するために駐留し、基地にはUAEの保有するCOIN機のエアトラクターAT-802と翼竜無人機などが展開された[4]。
2017年にはソマリランドとも海外基地の開設で合意した[2]。
組織[編集]


連邦軍[編集]
アラブ首長国連邦陸軍[編集]
アラブ首長国連邦陸軍は64,000人の兵力を保有する。陸軍の主な任務は国の防衛である。
アラブ首長国連邦海軍[編集]
アラブ首長国連邦海軍は海兵隊と沿岸警備隊を傘下においておりこれらを含めて2,500人の兵力を保有している。
アラブ首長国連邦空軍[編集]
アラブ首長国連邦空軍は4,000人の人員を保有する。装備する航空機はアメリカ、フランス、イギリスなどさまざまな国から購入している。
アラブ首長国連邦防空軍[編集]
準軍事組織[編集]
アラブ首長国連邦警察軍[編集]
アラブ首長国連邦警察軍は、国境警備や国内の治安維持にあたっている。
首長国軍[編集]
- アブダビ国防軍
- ドバイ国防軍
- ラアス・アル=ハイマ国防軍
脚注[編集]
- ^ 篠崎, 正郎『引き留められた帝国―戦後イギリス対外政策におけるヨーロッパ域外関与、1968~82年』吉田書店、2019年。ISBN 978-4905497837。
- ^ a b “The UAE’s Military and Naval Reliance on Eritrea Makes the War in Yemen Even Riskier for the U.S.”. Just Security. (2017年5月31日) 2018年8月29日閲覧。
- ^ “UAE deploys Wing Loong II UAV to Eritrea”. ジェーン・ディフェンス・ウィークリー. (2018年8月15日) 2018年8月29日閲覧。
- ^ “Welcome to Libya's War of Drones (Courtesy of China?)”. ナショナル・インタレスト. (2019年5月1日) 2019年7月7日閲覧。
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