アランヤプラテート駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アランヤプラテート駅(アランヤプラテートえき、タイ語:สถานีรถไอรัญประเทศ)は、タイ王国中部サケーオ県アランヤプラテート郡にある、タイ国有鉄道東本線である。

アランヤプラテート駅
アランヤプラテート駅正面
アランヤプラテート駅正面
อรัญประเทศ
Aranyaprathet
フアイドゥア (4.71km)
(5.73km) バンクロンルク英語版
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
サケーオ県
アランヤプラテート郡
駅番号 3100
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 東本線
キロ程 254.50km(クルンテープ駅起点)
電報略号 อร.
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1926年11月8日
テンプレートを表示

概要[編集]

当駅はサケーオ県アランヤプラテート郡にあり、サケーオ県の県都(サケーオ駅)からは52.25 kmの距離に位置する。またクルンテープ駅(バンコク)からは254.50 km地点に位置し、普通列車利用で4時間30分程度である。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(南側)が市街地である。

かつて、国境を越えてカンボジアまで運行していたが、カンボジア内戦により1974年に乗り入れを停止した。乗り入れの停止以降はアランヤプラテート駅が終点となっていたが、1990年代には一時期、国境手前のタイ停車場まで延伸して運行していた。その後、カンボジア方面の復旧が行われ、2019年4月22日に乗り入れを再開した。

1日に4本の列車(2往復)の発着がありいずれも普通列車である。運賃はクルンテープ駅 - アランヤプラテート駅間で48バーツ(約125円)となっている。

歴史[編集]

1908年1月24日に、東本線クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅(60.99 km)が開業した[1]。約18年後の1926年11月8日に、当駅までの延伸工事が完了し、東本線の完成を見た[2]

  • 1908年1月24日 - 【開業】クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅(60.99km)
  • 1925年1月1日 - 【開業】チャチューンサオ駅 - カビンブリー駅 (100.27 km)
  • 1926年11月8日 - 【開業】カビンブリー駅 - アランヤプラテート駅 (93.24 km)
  • 1974年 - カンボジア内戦のためカンボジアへの乗り入れを停止[3][4]
  • 2019年4月22日 - カンボジアへの乗り入れを再開[3][4]

駅構造[編集]

アランヤプラテート駅の転車台及び給水塔

単式切欠きホーム1面1線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。ホームの切り欠き部は貨車への荷役用に使用されている。また、線路は接続されていないが、かつて蒸気機関車時代に使用されていた転車台、給水塔が残っている[5]

駅周辺[編集]

  • アランヤプラテート・バスターミナル(約600 m)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.49
  2. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.75
  3. ^ a b “タイとカンボジア鉄道復旧 45年ぶり、内戦で破壊”. 産経新聞. (2019年4月22日). https://www.sankei.com/photo/story/news/190422/sty1904220018-n1.html 2019年4月22日閲覧。 
  4. ^ a b “タイ・カンボジア間、鉄道開通45年ぶり 域内分業活発に”. 日本経済新聞. (2019年4月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44043700S9A420C1FFJ000/ 2019年4月22日閲覧。 
  5. ^ 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)p.511

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]