アルテム・マルケロフ

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アルテム・マルケロフ
Artem Markelov.JPG
基本情報
国籍 ロシアの旗 ロシア
生年月日 (1994-09-10) 1994年9月10日(24歳)
出身地 ロシアの旗 ロシア
同・モスクワ
スーパーフォーミュラでの経歴
デビュー 2019
所属 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
車番 7
出走回数 5
ファステストラップ 1
過去参加シリーズ
2011
2011
2012-13
2014-16
2017-18
ADAC・フォーメル・マスターズ
フォーミュラ3・ユーロシリーズ
ドイツ・フォーミュラ3選手権
GP2シリーズ
FIAフォーミュラ2選手権

アルテム・ヴァレリエヴィッチ・マルケロフArtem Valeryevich Markelov, ロシア語: Артём Вале́рьевич Марке́лов 1994年9月10日 - )は、ロシア出身のレーシングドライバー

経歴[編集]

カート[編集]

ロシアモスクワで誕生。2006年からカートレースを始め、ロシア各地を転戦としながら腕を磨いていった。

ADAC・フォーメル・マスターズ[編集]

2011年より、カートレースからシングルシーターレースへステップアップする。モトパーク・アカデミー英語版から「ADAC・フォーメル・マスターズ英語版」への参戦を開始した。全23レース中、表彰台圏内11回を記録。第5戦レッドブル・リンク・レース3では初優勝を果たし、総合ランキング4位につけた[1]

フォーミュラ3[編集]

2011年は、「ADAC・フォーメル・マスターズ」に続き「フォーミュラ3・ユーロシリーズ」へもエントリーしている。所属チームは上記と同じモトパーク。ゲストドライバーとして、最終戦ホッケンハイムリンクの3レースに出走した。

翌年は、ロータスの名前を冠したモトパークより「ドイツ・フォーミュラ3選手権英語版」へ参戦した。第3戦モートルシュポルト・アリーナ・オッシャースレーベン・レース3で3位に入り初の表彰台を獲得。その後、第7戦ユーロスピードウェイ・ラウジッツと最終戦ホッケンハイムリンクのそれぞれレース2で勝利を挙げ総合7位で終える[2]2013年もチームに残留し、昨年を上回る順位を記録する。全26レースの内21回の表彰台圏内フィニッシュを果たし、その中で2度の優勝を飾る。総合順位もチームメイトのマービン・キーショーファー英語版に次ぐ2位となった[3]

GP2シリーズ[編集]

2014年シーズンからは、「GP2シリーズ」への参戦を開始する。チームはロシアン・タイム英語版に決定し、チームメイトは、ニュージーランド人ドライバーのミッチ・エバンス英語版となった。第8戦スパ・フランコルシャン・レース1で7位に入り初入賞を果たすが、ポイントを獲得したレースはこれに留まった。チームメイトのエバンスは総合4位と上位で締めくくったが[4]、マルケロフは総合24位と下位へ沈む結果となった[4]

2015年も、マルケロフとエバンスのコンビで2年目のシーズンに挑んだ。第7戦スパ・フランコルシャンのレース1で3位となり初の表彰台へ登壇する。総合13位で終え昨年より上の順位となったが[5]、ランキング上、チームメイトのエバンスには届かなかった(総合5位)[5]

ロシアン・タイムで3年目のシーズンを迎える。2016年シーズンではエバンスがカンポス・レーシング英語版へ移籍し、新たにイタリア人ドライバーのラファエル・マルチェッロ英語版がチームメイトとなる。第2戦モンテカルロ・レース1では、15番グリッドスタートからのトップチェッカーを受けシリーズ初勝利を果たす。総合順位も10位と昨年を上回った[6]。この年はグランプリ初優勝を飾ることができたが、安定した走りで着実にポイントを稼いだマルチェッロが総合4位でシーズンを終えたため[6]、3年連続でチームメイトの順位を上回ることはできなかった。

FIA フォーミュラ2選手権[編集]

2017年より、「GP2シリーズ」は名称が「FIA フォーミュラ2選手権」へと変更となった[7]。4年連続でロシアン・タイムより出走。ラファエル・マルチェッロに代わり、イタリア出身のドライバー・ルカ・ギオット英語版とタッグを組む。開幕戦バーレーン・インターナショナル・サーキットのレース1で勝利したため、名称変更となってからの最初のウィナーとなった[8]。その後も4勝してタイトル争いを繰り広げる走りを見せる。しかし、ランキング首位のシャルル・ルクレールを上回ることができず総合2位でシーズンを終えた[9]。チームメイトのギオットも1勝を挙げ、お互いに好調さをキープした。その結果、チームを4年ぶりのチームタイトル獲得へ導いた[10][11]

翌年もチームに残留し、ロシアン・タイムで5年目のシーズンに挑む。

F1[編集]

2018年2月、ルノーからテスト兼開発ドライバーとして契約したことを発表する[12]

レース戦績[編集]

略歴[編集]

シリーズ チーム レース 勝利 PP FL 表彰台 ポイント 順位
2011 ADAC・フォーメル・マスターズ モトパーク 23 1 0 4 11 251 4位
フォーミュラ3・ユーロシリーズ 3 0 0 0 0 N/A NC
2012 ドイツ・フォーミュラ3選手権 ロータス 27 2 0 1 3 155 7位
2013 26 2 0 2 21 339 2位
2014 GP2シリーズ RT ロシアン・タイム 22 0 0 0 0 6 24位
2015 ロシアン・タイム 21 0 0 0 1 48 13位
トヨタ・レーシング・シリーズ ジェイルズ・モータースポーツ 16 0 0 0 3 525 8位
2016 GP2シリーズ ロシアン・タイム 21 1 0 3 2 97 10位
トヨタ・レーシング・シリーズ M2・コンペティション 15 0 0 0 5 588 8位
2017 FIA フォーミュラ2選手権 ロシアン・タイム 22 5 1 6 7 210 2位
2018 24 3 0 5 7 186 5位
フォーミュラ1 ルノー・スポールF1チーム テストドライバー
  •  : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

GP2シリーズ/FIA フォーミュラ2選手権[編集]

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 DC ポイント
2014年 RT ロシアン・タイム BHR
FEA

15
BHR
SPR

10
CAT
FEA

11
CAT
SPR

Ret
MON
FEA

Ret
MON
SPR

Ret
RBR
FEA

21
RBR
SPR

16
SIL
FEA

18
SIL
SPR

17
HOC
FEA

Ret
HOC
SPR

12
HUN
FEA

16
HUN
SPR

20
SPA
FEA

7
SPA
SPR

Ret
MNZ
FEA

21
MNZ
SPR

Ret
SOC
FEA

16
SOC
SPR

12
YMC
FEA

Ret
YMC
SPR

19
24位 6
2015年 ロシアン・タイム BHR
FEA

13
BHR
SPR

12
CAT
FEA

12
CAT
SPR

5
MON
FEA

Ret
MON
SPR

14
RBR
FEA

5
RBR
SPR

DSQ
SIL
FEA

21
SIL
SPR

14
HUN
FEA

22
HUN
SPR

18
SPA
FEA

3
SPA
SPR

5
MNZ
FEA

5
MNZ
SPR

14
SOC
FEA

Ret
SOC
SPR

12
BHR
FEA

16
BHR
SPR

8
YMC
FEA

Ret
YMC
SPR

C
13位 48
2016年 CAT
FEA

4
CAT
SPR

4
MON
FEA

1
MON
SPR

8
BAK
FEA

Ret
BAK
SPR

5
RBR
FEA

Ret
RBR
SPR

11
SIL
FEA

10
SIL
SPR

12
HUN
FEA

9
HUN
SPR

4
HOC
FEA

Ret
HOC
SPR

9
SPA
FEA

5
SPA
SPR

21
MNZ
FEA

10
MNZ
SPR

10
SEP
FEA

DNS
SEP
SPR

13
YMC
FEA

3
YMC
SPR

7
10位 97
2017年 BHR
FEA

1
BHR
SPR

8
CAT
FEA

8
CAT
SPR

9
MON
FEA

2
MON
SPR

5
BAK
FEA

4
BAK
SPR

5
RBR
FEA

8
RBR
SPR

1
SIL
FEA

4
SIL
SPR

3
HUN
FEA

17
HUN
SPR

9
SPA
FEA

1
SPA
SPR

Ret
MNZ
FEA

9
MNZ
SPR

15
JER
FEA

5
JER
SPR

1
YMC
FEA

1
YMC
SPR

6
2位 210
2018年 BHR
FEA

3
BHR
SPR

1
BAK
FEA

Ret
BAK
SPR

Ret
CAT
FEA

8
CAT
SPR

9
MON
FEA

1
MON
SPR

4
PRI
FEA

14
PRI
SPR

14
RBR
FEA

8
RBR
SPR

1
SIL
FEA

6
SIL
SPR

4
HUN
FEA

8
HUN
SPR

13
SPA
FEA

6
SPA
SPR

5
MNZ
FEA

2
MNZ
SPR

2
SOC
FEA

11
SOC
SPR

5
YMC
FEA

2
YMC
SPR

7
5位 186

スーパーフォーミュラ[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 順位 ポイント
2019年 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS SUZ
10
AUT
Ret
SUG
16
FSW
19
TRM
12
OKA
SUZ
NC* 0

F1[編集]

エントラント シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 WDC ポイント
2018年 ルノー R.S.18 ルノー R.E.18 1.6 V6 t AUS BHR CHN AZE ESP MON CAN FRA AUT GBR GER HUN BEL ITA SIN RUS
TD
JPN USA MEX BRA ABU - -

出典[編集]

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  1. ^ ADAC Formel Masters 2011 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  2. ^ ATS Formel 3 Cup 2012 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  3. ^ ATS Formel 3 Cup 2013 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  4. ^ a b GP2 Series 2014 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  5. ^ a b GP2 Series 2015 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  6. ^ a b GP2 Series 2016 standings - Points table”. DRIVER DATABASE. 2018年3月15日閲覧。
  7. ^ GP2がフォーミュラ2に名称変更”. ESPN F1 (2017年3月10日). 2018年3月15日閲覧。
  8. ^ F2第1戦バーレーン決勝1:マルケロフ逆転優勝。松下信治は8位でレース2のポールを獲得”. AUTO SPORT web (2017年4月16日). 2018年3月15日閲覧。
  9. ^ STANDINGS - DRIVER STANDINGS”. F2 - FIA FORMULA 2 CHAMPIONSHIP. 2018年3月15日閲覧。
  10. ^ STANDINGS - TEAM STANDINGS”. F2 - FIA FORMULA 2 CHAMPIONSHIP. 2018年3月15日閲覧。
  11. ^ F2アブダビレース2:ルクレールが逆転優勝で7勝目。松下は4位で終える”. motorsport.com (2017年11月26日). 2018年3月15日閲覧。
  12. ^ ルノーF1、FIA F2のエイトケンとマルケロフをリザーブおよび開発ドライバーに起用”. AUTO SPORT web (2018年2月21日). 2018年3月15日閲覧。