アレックス・ウッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレックス・ウッド
Alex Wood
ロサンゼルス・ドジャース #57
Alex Wood before game against Texas Sept 2014.jpg
アトランタ・ブレーブス時代
(2014年9月14日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州シャーロット
生年月日 (1991-01-12) 1991年1月12日(29歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト2巡目
初出場 2013年5月30日
年俸 $4,000,000+出来高(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ロバート・アレクサンダー・ウッドRobert Alexander Wood, 1991年1月12日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロ野球選手投手)。左投右打。MLBロサンゼルス・ドジャース所属。愛称はウッドマン[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ジョージア大学時代はプロ入り後も共にプレーするカイル・ファーマーとチームメートだった[3]

プロ入りとブレーブス時代[編集]

2012年MLBドラフト2巡目(全体85位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、6月9日に契約。契約後、傘下のA級ローム・ブレーブス英語版でプロデビュー。13試合に先発登板して4勝3敗、防御率2.22、52奪三振を記録した。

2013年はAA級ミシシッピ・ブレーブスで開幕を迎え、10試合に登板。4勝2敗、防御率1.26と好投し、5月30日にブレーブスとメジャー契約を結んだ[4]。同日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。8点リードの9回表から登板し、1回を1安打無失点に抑えた[5]。6月18日のニューヨーク・メッツ戦でメジャー初先発を果たしたが、3回2安打1失点でメジャー初黒星を喫した[6]。その後は再びリリーフへ配置転換されたが、B.J.アップトンジョーダン・シェーファーら外野陣が故障で離脱したため、ホセ・コンスタンザを昇格させなければならず、7月13日にAAA級グウィネット・ブレーブスへ降格[7]7月25日に再昇格すると[8]、同日のメッツ戦から先発に復帰。7月30日のコロラド・ロッキーズ戦で7回を6安打3失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[9]。その後は先発ローテーションに定着したが、9月に入ると勝ち星を挙げられず、9月下旬からリリーフへ復帰した。この年メジャーでは31試合(先発11試合)に登板して3勝3敗、防御率3.13、77奪三振を記録した。

2014年2月25日にブレーブスと1年契約に合意した[10]。開幕から先発ローテーションに加わったが、4月17日のフィラデルフィア・フィリーズ戦から4連敗を喫し、5月に入るとリリーフへ転向された。6月10日にリリーフのジョーダン・ウォルデン故障者リストから復帰したため、AAA級グウィネットへ降格した[11]。6月24日にメジャーへ再昇格し、25日のヒューストン・アストロズ戦で先発として復帰。シーズン終了まで先発ローテーションを守った。この年は35試合(先発24試合)に登板して11勝11敗、防御率2.78、170奪三振を記録した。

ドジャース時代[編集]

2015年7月30日にエクトル・オリベラパコ・ロドリゲス、ザカリー・バードとのトレードで、ジム・ジョンソンルイス・アビランブロンソン・アローヨホセ・ペラザと共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[12]。ドジャースでは12試合に登板し、5勝6敗、防御率4.35だった。2チーム合計では2年連続二桁勝利となる12勝を記録した。

2016年は開幕から先発ローテーションに加わったが、5月30日に左肘の故障で15日間の故障者リスト入りすると[13]、その後手術を受け[14]、復帰は9月下旬になった。この年は14登板(10先発)で1勝4敗、防御率3.73に留まった。

2017年リッチ・ヒルの怪我による離脱に伴い、先発ローテーション入りした。開幕から絶好調で、前半戦は負けなしの10勝0敗・防御率1.67を記録した。5月にはプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク英語版月間MVPに選ばれた。7月7日に辞退したクレイトン・カーショウの代替として、自身初のMLBオールスターゲーム選出を果たした[15]。7月15日のマイアミ・マーリンズ戦で勝利し、これにより開幕から11連勝の球団記録を更新した[16]。7月21日のブレーブス戦で敗戦投手となり、連勝記録は途絶えた[17]が、最終的に自己最多となる16勝を挙げ、リーグ最高となる勝率.842を記録した。

2018年もローテーションの一員として投げたが、防御率3.68・9勝7敗と2年連続二桁勝利は逃した。ポストシーズンではリリーフとして起用され、9試合に登板した。

レッズ時代[編集]

2018年12月21日にホーマー・ベイリージーター・ダウンズ英語版ジョサイア・グレイ英語版とのトレードで、前述のファーマー、ヤシエル・プイグマット・ケンプと共にシンシナティ・レッズへ移籍した[18]2019年スプリングトレーニング中に負った背中の故障により[19]、ほとんど期間を故障者リスト入りして過ごした。最終的に7先発で1勝3敗、防御率5.80に終わった。オフにFAとなった。

ドジャース復帰[編集]

2020年1月15日にドジャースと単年400万ドルで契約を結んだことが発表された[20]。背番号は2018年まで身につけた「57」で、オプションとして最大600万ドルの出来高が含まれる。

投球スタイル[編集]

腕を体の後方に長く伸ばして溜めてから、一気に肩越しに背負い投げるような、球の出どころが分かりにくい特徴的なフォームからの平均球速90mph(約144.5km/h)のフォーシームツーシームに、ナックルカーブチェンジアップを持ち球とする[21][22][23]グラウンドボールピッチャー被本塁打が少ない。 2014年まではフォーシームを主体に、変化球を組み合わせていたが、2015年途中からツーシームを混ぜるようになると、2016年からはフォーシームを投げなくなり、実質3球種を武器としている[24]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2013 ATL 31 11 0 0 0 3 3 0 1 .500 327 77.2 76 3 27 1 1 77 4 2 29 27 3.13 1.33
2014 35 24 1 0 0 11 11 0 2 .500 694 171.2 151 16 45 1 6 170 5 0 58 53 2.78 1.14
2015 20 20 0 0 0 7 6 0 0 .538 509 119.1 132 8 36 2 2 90 5 0 50 47 3.54 1.41
LAD 12 12 0 0 0 5 6 0 0 .455 292 70.1 66 7 23 2 2 49 1 1 36 34 4.35 1.27
'15計 32 32 0 0 0 12 12 0 0 .500 801 189.2 198 15 59 4 4 139 6 1 86 81 3.84 1.36
2016 14 10 0 0 0 1 4 0 0 .200 255 60.1 56 5 20 0 3 66 4 0 30 25 3.73 1.26
2017 27 25 0 0 0 16 3 0 1 .842 614 152.1 123 15 38 6 6 151 2 0 50 46 2.72 1.06
2018 33 27 0 0 0 9 7 0 1 .563 637 151.2 143 14 40 5 8 135 2 1 70 62 3.68 1.21
2019 CIN 7 7 0 0 0 1 3 0 0 .250 153 35.2 41 11 9 0 1 30 0 0 25 23 5.80 1.40
MLB:7年 179 136 1 0 0 53 43 0 5 .552 3481 839.0 788 79 238 17 29 768 23 4 348 317 3.40 1.22
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2013 ATL 31 0 13 0 0 1.000
2014 35 3 25 2 2 .933
2015 20 2 14 2 2 .889
LAD 12 2 13 0 1 1.000
'15計 32 4 27 2 3 .939
2016 14 1 7 0 0 1.000
2017 27 3 22 4 1 .862
2018 33 3 14 3 1 .850
2019 CIN 7 2 3 0 0 1.000
MLB 179 16 111 11 7 .920
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 58(2013年)
  • 40(2014年 - 2015年途中、2019年)
  • 57(2015年途中 - 2018年)

脚注[編集]

  1. ^ Alex Wood Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2020年1月16日閲覧。
  2. ^ Dodgers Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  3. ^ Jerry Crasnick (2017年8月4日). “Dodgers' Kyle Farmer, Alex Wood share a tattoo tribute to paralyzed former teammate” (英語). ESPN. 2017年10月24日閲覧。
  4. ^ Mark Bowman, Eric Single (2013年5月30日). “Braves make tough decision and designate Francisco”. MLB.com. 2016年6月3日閲覧。
  5. ^ Scores for May 30, 2013”. ESPN (2013年5月30日). 2016年6月3日閲覧。
  6. ^ Scores for Jun 18, 2013”. ESPN (2013年6月18日). 2016年6月3日閲覧。
  7. ^ Eric Single (2013年7月13日). “New faces in Braves outfield due to injuries”. MLB.com. 2016年6月3日閲覧。
  8. ^ Mark Bowman (2013年7月25日). “Beachy poised to take injured Hudson's slot”. MLB.com. 2016年6月3日閲覧。
  9. ^ Scores for Jul 30, 2013”. ESPN (2013年7月30日). 2016年6月3日閲覧。
  10. ^ Atlanta Braves agree to terms with 19 players”. MLB.com Braves Press Release (2014年2月25日). 2014年2月26日閲覧。
  11. ^ Mark Bowman (2014年6月10日). “Walden returns; Wood optioned to Triple-A”. MLB.com. 2016年6月3日閲覧。
  12. ^ Ken Gurnick (2015年7月30日). “LA deals for Braves' Wood, Marlins' Latos” (英語). MLB.com. 2015年7月31日閲覧。
  13. ^ Brian Hedger (2016年5月30日). “Dodgers place Wood on DL, recall Urias”. MLB.com. 2016年6月3日閲覧。
  14. ^ Dodgers' Alex Wood will miss an estimated eight weeks after elbow procedure”. Los Angeles Times. 2016年7月20日閲覧。
  15. ^ Wood joins NL roster for first All-Star Game MLB.com (英語) (2017年7月7日) 2017年8月3日閲覧
  16. ^ Wood remains perfect behind Bellinger's cycle MLB.com (英語) (2017年7月16日) 2017年8月3日閲覧
  17. ^ Wood's unbeaten streak slammed by Braves MLB.com (英語) (2017年7月22日) 2017年8月3日閲覧
  18. ^ Dodgers deal Puig, Kemp, Wood, Farmer to Reds” (英語). MLB.com (2018年12月21日). 2019年3月29日閲覧。
  19. ^ Nightengale, Bobby. “Injured Cincinnati Reds pitcher Alex Wood sidelined until at least June with back injury”. Cincinnati.com. 2020年1月14日閲覧。
  20. ^ Wood returning to Dodgers on 1-year deal” (英語). MLB.com (2020年1月15日). 2020年1月16日閲覧。
  21. ^ Carroll Rogers Walton (2013年5月30日). “Braves promote left-hander Alex Wood” (英語). ajc.com. 2015年7月31日閲覧。
  22. ^ Alex Wood and small samples” (英語). SB NATION (2013年12月19日). 2015年7月31日閲覧。
  23. ^ Joel Cicchella (2013年9月5日). “Getting to Know The Braves’ Alex Wood: A Scouting Report & Outlook” (英語). 2015年7月31日閲覧。
  24. ^ Alex Wood > Pitch Data” (英語). The Baseball Cube (2016年5月31日). 2016年6月2日閲覧。

関連項目[編集]