アンクルモー

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アンクルモー
Caleb's Posse - 2011 Kings Bishop.jpg
2011年キングズビショップステークス
(右奥の黄帽がアンクルモー)
欧字表記 Uncle Mo[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2008年3月10日(11歳)
Indian Charlie
Playa Maya
母の父 Arch
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産 D. Michael Cavey DVM[2]
馬主 Repole Stable[3]
調教師 トッド・プレッチャーアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[3]
競走成績
生涯成績 8戦5勝
獲得賞金 $1,606,000[3]
 
勝ち鞍
GI ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル 2010年
GI シャンペンステークス 2010年
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アンクルモー(英:Uncle Mo[1])は、アメリカ合衆国競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2010年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(GI)、シャンペンステークス(GI)。

現役時代[編集]

2009年キーンランド・イヤリングセールで22万ドルでマイク・リポールによって落札される[4]

2010年8月に東海岸の名門トッド・プレッチャー厩舎からデビューし、初戦で2着馬に14馬身1/4差をつける圧勝劇を演じる。この勝利により、プレッチャーは即座に1戦を挟んでブリーダーズカップ・ジュヴェナイルに向かうローテーションを発表した。2戦目に選ばれたシャンペンステークスでは過去30年で1983年デビルズバッグ(1分34秒20)に次ぐ2番目の好時計となる1分34秒51[5]を記録してGI初制覇を飾ると、迎えたブリーダーズカップ・ジュヴェナイルもホープフルステークス勝ち馬のボーイズアットトスコノヴァ(Boys At Tosconova)に4馬身1/4差をつけて楽勝し、無傷の3連勝で2歳シーズンを終える[4]エクリプス賞最優秀2歳牡馬の投票では238票中236票の支持を集めて選出された[6]

3歳初戦のリステッド競走も快勝するが、次戦のウッドメモリアルステークスで圧倒的1番人気に支持されながらまさかの3着で初黒星を喫する。その後、γ-グルタミルトランスフェラーゼの値に異常が見られたため、アメリカクラシック三冠への出走を断念し、休養に入った[7]

8月末のキングズビショップステークスで復帰し、ハナ差の2着となる。G2ケルソハンデキャップを制して挑んだブリーダーズカップ・クラシックで10着と大敗。同レース後、再びγ-グルタミルトランスフェラーゼの値が著しく上昇していることが確認されたため、現役引退が発表された。引退にあたって、調教師のプレッチャーは「2歳時の走りは今までに見たどの馬よりも素晴らしかった」と語った[7]

競走成績[編集]

以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2010.08.28 サラトガ 未勝利 6f 1着 J.ヴェラスケス 14馬身1/4 (Admiral Perry)
0000.10.09 ベルモントパーク シャンペンステークス G1 ダ8f 1着 J.ヴェラスケス 4馬身3/4 (Mountain Town)
0000.11.06 チャーチルダウンズ ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル G1 ダ8.5f 1着 J.ヴェラスケス 4馬身1/4 (Boys At Tosconova)
2011.03.12 ガルフストリームパーク タイムリーライターステークス ダ8f 1着 J.ヴェラスケス 3馬身3/4 (Rattlesnake Bridge)
0000.04.09 アケダクト ウッドメモリアルステークス G1 ダ9f 3着 J.ヴェラスケス Toby's Corner
0000.08.27 サラトガ キングズビショップステークス G1 ダ7f 2着 J.ヴェラスケス ハナ Caleb's Posse
0000.10.01 ベルモントパーク ケルソハンデキャップ G2 ダ8f 1着 J.ヴェラスケス 3馬身 (Jackson Bend)
0000.11.05 チャーチルダウンズ ブリーダーズカップ・クラシック G1 ダ10f 10着 J.ヴェラスケス Drosselmeyer

種牡馬時代[編集]

2012年からアッシュフォードスタッドで種牡馬として供用が開始された[7]。初年度の種付け料は3万5000ドルに設定された[8]。2歳時の実績に加え、米国の主流血統であるミスタープロスペクターエーピーインディの血を持たない貴重な種牡馬として人気を博した[9]

初年度産駒は2015年にデビュー。その中の1頭であるナイキストブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを父子制覇するなど、新種牡馬のみならず北米全体での2歳リーディングサイアーに輝く[9]。ナイキストは翌2016年ケンタッキーダービーも制し、父の種牡馬としての評価を高めた。2016年に7万5000ドルだった種付け料は2017年に15万ドルまで高騰した[10]

しかし、2世代目以降からはナイキストに続く大物産駒はまだ現れておらず、2018年の種付け料は12万5000ドルへと減額された[11]

産駒は自身と同様に仕上がりが早く、2歳戦で強さを発揮する[12]

主な産駒[編集]

血統表[編集]

アンクルモー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 フォルティノ系
[§ 2]

Indian Charlie
1995 鹿毛
父の父
In Excess
1987 黒鹿毛
Siberian Express Caro
Indian Call
Kantado Saulingo
Vi
父の母
Soviet Sojourn
1989 鹿毛
Leo Castelli Sovereign Dancer
Suspicious Native
Political Parfait Diplomat Way
Peach Butter

Playa Maya
2000 黒鹿毛
Arch
1995 黒鹿毛
Kris S. Roberto
Sharp Queen
Aurora Danzig
Althea
母の母
Dixie Slippers
1995 黒鹿毛
Dixieland Band Northern Dancer
Mississippi Mud
Cyane's Slippers Cyane
Hot Slippers
母系(F-No.) 8号族(FN:8-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer4×5×5=15.63% [§ 4]
出典
  1. ^ Uncle Mo(USA) 5代血統表 2018年11月10日閲覧
  2. ^ Uncle Mo(USA) 5代血統表 2018年11月10日閲覧
  3. ^ Uncle Mo(USA) 5代血統表 2018年11月10日閲覧
  4. ^ Uncle Mo(USA) 5代血統表 2018年11月10日閲覧

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b Uncle Mo(USA) JBISサーチ
  2. ^ Uncle Mo | Weatherbys Overview. Racing Post. 2018年11月10日閲覧
  3. ^ a b c d Horse Profile for Uncle Mo. Equibase. 2018年11月10日閲覧
  4. ^ a b Uncle Mo named champion juvenile. Kentucky Derby(January 27, 2011). 2018年11月10日閲覧
  5. ^ BELMONT PARK - October 9, 2010 - Race 9. Equibase. 2018年11月10日閲覧
  6. ^ Jason Shandler. Uncle Mo Runs Off With 2YO Male Honors. Bloodhorse(Janurary 17. 2011). 2018年11月10日閲覧
  7. ^ a b c Uncle Mo retired to Ashford Stud. Coolmore(November 7, 2011). 2018年11月10日閲覧
  8. ^ Mark Simon. Simon: Uncle Mo in rare company. DRF(March 23, 2016). 2018年11月10日閲覧
  9. ^ a b Bill Oppenheim. The Uncle Mo Show. Thoroughbred Daily News(March 22, 2016). 2018年11月10日閲覧
  10. ^ Uncle Mo Increased to $150,000. Thoroughbred Daily News(November 7, 2016). 2018年11月10日閲覧
  11. ^ Uncle Mo | Fee History. Racing Post. 2018年11月10日閲覧
  12. ^ Andrew Caulfield. Pedigree Insights: Uncle Mo Not to Be Overshadowed. Thoroughbred Daily News(Octobar 1, 2018). 2018年11月10日閲覧