アンサングシンデレラ

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アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり
ジャンル 医療漫画
漫画
作者 荒井ママレ
出版社 徳間書店
掲載誌 コミックゼノン
レーベル ゼノンコミックス
発表号 2018年7月号 -
巻数 既刊3巻(2019年9月20日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(アンサングシンデレラ びょういんやくざいし あおいみどり)は荒井ママレによる日本漫画。医療原案を富野浩充が担当する。『月刊コミックゼノン』(徳間書店)にて、2018年7月号より連載中。

病院薬剤師の主人公が、自身と薬剤部のメンバーを中心として、医師、看護師、外部の薬剤師などの医療に関わる役割の人物との間に起こる問題に向き合っていく。薬剤師法第24条で義務付けられている疑義照会が主要なテーマであり、それを実践する薬剤師の考えや行動と周囲におよぼす影響に焦点が当てられている。

タイトルにある形容詞のアンサングunsung)とは、日本語で「讃えられない」の意[1]unsung を用いたイディオムには、「縁の下の力持ち」を意味する unsung hero がある[2]

登場人物[編集]

萬津総合病院薬剤部[編集]

葵 みどり(あおい みどり)
本作の主人公。萬津総合病院薬剤部に所属する。入社2年目の薬剤師。小児科を担当する。チャームポイントは頭のおだんご。優れた味覚(バナンとフロモックスを舌で当てる)と嗅覚(インスリン濃度から注射有無を推測)を持つ。
瀬野
萬津総合病院薬剤部に所属する。ベテランの薬剤師。
羽倉
萬津総合病院薬剤部に所属する。入社1年目の薬剤師。整形外科を担当する。
刈谷
萬津総合病院薬剤部に所属する。ベテランの薬剤師。
くるみ
萬津総合病院薬剤部に所属する。入社1年目の薬剤師。
剣持
萬津総合病院薬剤部に所属する。眼鏡をかけており長身細身の薬剤師。循環器系の薬剤に詳しい。
江林 隆二
萬津総合病院薬剤部に所属する。がん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ。
販田 聡
萬津総合病院薬剤部部長。恰幅の良い体形で癒し系。

萬津総合病院職員[編集]

葉山
萬津総合病院内科に所属する医師。ランソプラゾールを処方。
大津
萬津総合病院整形外科に所属する医師。古賀の主治医を務める。
久保山
萬津総合病院小児科に所属する医師。妻は看護師。
六谷
萬津総合病院循環器内科に所属する医師。丸岡の担当医。
畑中
萬津総合病院消化器内科に所属する医師。柴崎太一の主治医。
豊中
萬津総合病院救急救命部に所属する救急看護師。飄々とした性格で語尾に〜〜が付いた気怠い話し方をする。杓子定規にしか患者を診ない職員に不満があるが、それに当てはまらない瀬野や葵のことを評価している。
伊吹 響子
オペ室看護師長。接遇委員会委員長を兼ねる。定期的な院内の巡視を行う。
松永
葵と同期の看護師。接遇委員会の委員を兼ねる。伊吹を理想としており、それに近づくべく努力する。
萬津総合病院小児科に所属する看護師。
成田 淳子
臨床心理士。柴崎樹里のメンタルケアを担当する。

患者、患者の家族[編集]

古賀 治朗
67歳男性。植木職人。仕事中に骨折し、萬津総合病院整形外科に入院している。病院の廊下で腰の痛みで床に座っていたところ、みどりに脚を蹴飛ばされる。テオドール、サルタノール、ロキソニンなどを服用。
古賀の妻
入院する古賀に寄り添う。古賀が早期に復帰しようと焦る様を心配しながら見守っている。
山口
シングルマザー。息子の礼央が萬津総合病院小児科で診察を受けている。デザイン会社に時短勤務しており、肩身の狭さを覚えながらも、育児と仕事の両立を目指している。礼央にクラリスロマイシンなどを処方される。
峰田 和昭
33歳男性。太った体形で血圧高めのため、降圧剤を日常的に服用している。友人と山登り中に蜂に刺されてアナフィラキシーショックを発症し、萬津総合病院救急救命病棟に搬送される。その後、心停止状態に陥る。
渡辺 奈央
13歳女性。中学1年生。3年前にI型糖尿病を発症。萬津総合病院小児科に入院中。
森本 優花
14歳女性。I型糖尿病を発症。萬津総合病院小児科に入院中。
新田 奏佑
34歳男性。萬津総合病院整形外科病棟に入院する。週3回の血液透析を受けていることから、夜間に営業しているナカノドラッグをかかりつけ薬局としている。
のん
女児。萬津総合病院小児科に入院する。フルタイドの吸入管理を受けている。
ユウキ
男児。萬津総合病院小児科に入院する。悪戯好きで葵のお団子髪にこっそり旗を刺した。
丸岡 はじめ
35歳男性。自宅自室にて狭心症の発作を起こし、萬津総合病院に救急搬送される。内科に入院するが、病棟満床のため一時的に小児科に移る。漫画家として一発当てることを目指しており、妻は妊娠中。
柴崎 樹里
13歳女性。祖父の太一と父との三人家族で実家は食事処。摂食障害で小児科を受診する。
柴崎 太一
74歳男性。難治性の胃潰瘍と診断を告げられている。

ナカノドラッグ[編集]

小野塚 綾
ナカノドラッグに勤務する薬剤師。新田の服薬指導を担当する。
薬局薬剤師としての振舞いについて読者から多少の反響があった[3]
須藤 拓也
ナカノドラッグに勤務していた薬剤師。小野塚と同日入社。24時間勤務体制に変わったのを機に転職する。
八幡
地域統括マネージャとしてナカノドラッグを管理する。店舗の24時間営業化を主導し、地域ナンバーワン店舗を目指す。

葵の友人[編集]

黒須 祐子
葵の大学同期の友人。製薬会社勤務のMR
柿崎 彩乃
葵の大学同期の友人。調剤薬局勤務。
青木 千尋
葵の大学同期の友人。ドラッグストア勤務。

過去の人物[編集]

萬津総合病院産婦人科に所属していた医師。道場の上級医として指導していた。
道場
萬津総合病院産婦人科に所属していた研修医。
倉本 靖子
萬津総合病院産婦人科に所属していた助産師。
矢島 詩織
29歳女性。萬津総合病院産婦人科に入院していた妊婦。片頭痛を訴えた。カロナールを処方される。

登場する薬剤たち[編集]

舞台が病院、主人公が薬剤師である本作の特徴として薬剤名が多数登場する点が挙げられる。
特に薬剤名を知らなくともストーリーの理解に支障はないが、さらに深く読み込む場合の参考として下記に整理する。
話毎に登場する薬剤名
話数 薬剤名
第1話 ランソプラゾールテオドール、サルタノール、ロキソニン
第2話 バナン、フロモックス、オラペネム、デパケン、アルファロール、カロナールクラリスロマイシン、メイアクト
第3話 アドレナリン硫酸アトロピン、メイロン、ラクテック、グルカゴン
第4話 ロキソニンカロナール、クリアニン、トリプタン、マグセント
第5話 インスリン、ランタス、トレシーバ
第6話 ビオフェルミン、ビクシリン、ビソルボン、セフゾンロキソニンムコスタ、イソジンガーグル、フルマリン
第7話 イーケプラ、キックリン、セフォタキシムブロプレス、アダラート、エディロール
第8話 フルタイド、キックリン
第9話 なし
第10話 バイアスピリンチクロピジン、ミカムロ
第11話 タミフルラピアクタ麻黄湯
第12話 ファモチジン、ビーフリード、ホスリボン、ビタミンB1、エンシュア
第13話 シスプラチンS-1オキサリプラチン
第14話 フルオロウラシル、ソルデム、イメンド
第15話 モルヒネ
※名前だけ登場する薬剤も含む。

取材協力[編集]

※団体名のみを記載。

書誌情報[編集]

  • 荒井ママレ 『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』徳間書店〈ゼノンコミックス〉、既刊3巻(2019年9月20日現在)
    1. 2018年11月20日発売、ISBN 978-4-19-980532-5
    2. 2019年4月20日発売、ISBN 978-4-19-980562-2
    3. 2019年9月20日発売、ISBN 978-4-19-980590-5

脚注[編集]

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  1. ^ 「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」第①巻 大好評発売中!!” (2018年11月30日). 2019年6月2日閲覧。
  2. ^ unsungの意味 - 英和辞典 - コトバンク”. 2019年9月10日閲覧。
  3. ^ アンサングシンデレラ 第6話 医療原案メモ” (2019年5月18日). 2019年6月2日閲覧。