アンゼリカ (菓子)

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アンゼリカAngelica)とは、セイヨウトウキを蜜煮にしてから乾燥させた製菓材料として用いられる、加工食品である。なお、片仮名表記ではアンジェリカと表記される場合もある。ただし、日本ではフキ甘露煮を乾燥させたものを代替品とすることもあり、日本ではこれも同様に呼ばれる。

概要[編集]

本来のアンゼリカは、セイヨウトウキ由来のネズのような香りと鮮緑色が特徴で、欧州諸国では古くから製菓材料として用いられてきた。パウンドケーキをはじめとする様々なケーキジンジャーブレッドなどのパンプディングスフレに使われる。製造方法は多々あるが、セイヨウトウキの空洞状の茎や葉柄を茹でて表面の堅い筋を取り去った後、砂糖のシロップで煮詰めて乾燥させ、グラニュー糖をかけて再度乾燥させることが多い。

日本ではセイヨウトウキがあまり栽培されていないため、日本原産の植物であるフキの葉柄をシロップ煮にして用いる。セイヨウトウキ同様、葉柄が中空であるため食感・見た目は似ているのだが、特徴的な香りはほぼ無いため、あくまでも代替品として用いられる。

アンゼリカと同属の日本原産の食用植物に、アシタバがある。

参考文献[編集]

  • 日仏料理研究協会編集 「フランス 食の事典」 白水社 ISBN 978-4-560-09202-6
  • 「料理食材大事典」 主婦の友社 ISBN 4-07-214741-9
  • 杉田浩一監修 貝沼やす子翻訳 「カラー版 世界食材事典」 柴田書店 ISBN 4-388-05839-4
  • 全国調理師養成施設協会編集 「調理用語辞典(改訂7刷)」 調理栄養教育公社 ISBN 4-924737-35-6
  • 山本候充編集 「洋菓子・和菓子・デザート 百菓辞典」 東京堂出版 ISBN 4-490-10465-0