アンティノウス座

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ヨハン・ボーデの星図に描かれた
わし座とアンティノウス座

アンティノウス座(アンティノウスざ、Antinous)[1]は現在使われていない星座の1つ。寵愛していた美青年アンティノウスの死を悼んだ2世紀ローマ皇帝ハドリアヌスが、当時どの星座にも属していないと考えられていたわし座の南側の星々を用いて設けた[2][3]

トレミーアルマゲストによると、現在のわし座のη星θ星δ星、ι星、κ星、λ星の6つの星で構成されていた[3]。アルマゲストにも記載された星座であるが、いわゆるトレミーの48星座には含まれていない。

1536年ドイツ数学者地図学者カスパル・ヴォペルドイツ語版天球儀に描いた他、メルカトルティコ・ブラーエも独立した星座として星図に描いていた。星図では鷲に攫われる姿で描かれており、そのためしばしばガニュメーデースと混同されることもあった[3]

出典[編集]

  1. ^ 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 (新装改訂版) 恒星社厚生閣、1996年6月30日、278-279頁。ISBN 4-7699-0825-3。 
  2. ^ Richard Hinckley Allen. “Star Names - Their Lore and Meaning”. Bill Thayer. 2014年3月18日閲覧。
  3. ^ a b c Ian Ridpath. “Star Tales - Antinous”. 2014年5月9日閲覧。