アーシア・アルジェント

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アーシア・アルジェント
Asia Argento
アーシア・アルジェントAsia Argento
2012年のカンヌ国際映画祭にて
本名 Asia Aria Anna Maria Vittoria Rossa Argento
生年月日 (1975-09-20) 1975年9月20日(43歳)
出生地 ローマ
国籍 イタリアの旗 イタリア
職業 女優
著名な家族 ダリオ・アルジェント(父)
ダリア・ニコロディ(母)
フィオーレ・アルジェント(姉)

アーシア・アルジェントAsia Argento, 本名:Asia Aria Anna Maria Vittoria Rossa Argento、1975年9月20日 - )は、イタリア女優映画監督

略歴[編集]

ローマにホラー・シネマ界の巨匠、ダリオ・アルジェントと女優ダリア・ニコロディの間に生まれる[1]。姉のフィオーレ・アルジェントも女優。日本贔屓の父ダリオが「何か日本にちなんだ名前を」と選んだため、人名としてはあまり使われない「アジア」になった(発音も「アジア」だとダリオや元彼らが証言している[要出典])。9歳にして、セルジョ・チッティ監督のテレビドラマ『Sogni e bisogni』で女優デビューを果たし、1986年にはダリオが製作・脚本を務めた『デモンズ2』で映画初出演。

1994年の『Perdiamoci di vista!』と1996年の『雨上がりの駅で』で、「イタリアのアカデミー賞」といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の最優秀女優賞を二度受賞している。

父・ダリオの監督作では『トラウマ/鮮血の叫び』『スタンダール・シンドローム』『オペラ座の怪人』『サスペリア・テルザ 最後の魔女』に出演。1998年には、マイケル・ラドフォード監督によるイギリス映画『Bモンキー』で主人公ベアトリスを演じた。2002年の『トリプルX』でハリウッドに初進出し、その後は活動の場をアメリカにまで広げている。

1994年には、オムニバス映画『DeGenerazione』で初監督をこなし、2000年の『スカーレット・ディーバ』では脚本と出演も兼ねて長編初監督を果たした。2004年には長編では2作目となる『サラ、いつわりの祈り』で監督・脚本・出演をこなした。

プライベート[編集]

家族[編集]

私生活では、2001年にロック・ミュージシャンのマルコ・カストルディとの間にアンナ・ルーをもうける[2]。2008年に映像作家のミケーレ・チヴェッタと結婚[3]。同年9月にミケーレとの間の子であるニコラ・ジョヴァンニを出産。

性的暴行疑惑[編集]

2013年に、カリフォルニア州のホテルで当時17歳だった俳優でミュージシャンのジミー・ベネットを性的暴行し、秘密裏に38万ドル(約4,200万円)の口止め料を支払っていた事実が報じられた 。性交同意年齢が18歳のカリフォルニアでは、18歳未満の者との性交は犯罪となる。アルジェントは2017年10月ハリウッドの大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタイン被告によるレイプを告発し、セクハラ告発運動「#MeToo(私も)」の中心人物の一人であった。アルジェントがワインスタインを告発したその1カ月後の2017年11月に、ベネット代理人弁護団は、ホテルでの性行為は「性的暴行」であり、「精神的苦痛、逸失賃金、脅迫と暴行を意図的に与えた」損害賠償として50万ドル(約3億8000万円)を請求する訴訟を起こすとアルジェント側に通告していた[4]

ベネットが告訴に踏み切った理由は、ワインスタインの性暴力を告発したアルジェントが「被害者」として発言する姿を見るのが耐え難かった為とされている。

アルジェントは、ベネットとの性交渉を否定する声明を出したが、その後、二人がベッドで当時撮影した(上半身裸) セルフィー写真、アルジェントがベネットとセックスしたと書いた、友人宛のテキストメッセージ会話全文のスクリーンショットがネットに出回り、アルジェントが嘘の声明を提出したのは明らかとなっている。

カリフォルニア当局がどのようなこの件に関し捜査を行うかは、現未明である。

なお、父親ダリオ・アルジェントは「女の子が男の子をレイプするなんて聞いたことがない」と主張し、被害者のベネットの主張を否定した。また、この事件はアーシアから告発されたワインスタイン復讐であるとも主張しており、ベネットはワインスタインから金銭を受け取り、アーシアを告発したのだと語っている[5]

出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1986 デモンズ2
Demoni 2
イングリッド
1989 デモンズ3
La Chiesa
ロッテ
赤いシュート
Palombella rossa
ヴァレンティナ
1992 トラウマ/鮮血の叫び
Trauma
オーラ・ペトレスク
1994 王妃マルゴ
La Reine Margot
シャルロット・ド・ソーヴ
1996 スタンダール・シンドローム
La Sindrome di Stendhal
アンナ・マンニ
雨上がりの駅で
Compagna di viaggio
コーラ
1998 Bモンキー
B. Monkey
Bモンキー
オペラ座の怪人
Il Fantasma dell'opera
クリスティーヌ
ニューローズ ホテル
New Rose Hotel
サンディ
2000 スカーレット・ディーバ
Scarlet Diva
アンナ 監督・脚本・出演
レ・ミゼラブル
Les misérables
エポニーヌ テレビ・ミニシリーズ
2001 レッド・サイレン
La Sirène rouge
アニータ
アーシア・アルジェント/禁断の罠
Les morsures de l'aube
Violaine Charlier
2002 トリプルX
xXx
エレーナ
2004 ザ・キーパー 監禁
The Keeper
ジーナ
サラ、いつわりの祈り
The Heart Is Deceitful Above All Things
サラ 監督・脚本・出演
2005 ラストデイズ
Last Days
アジア
ランド・オブ・ザ・デッド
Land of the Dead
スラック
2006 リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!
Live Freaky Die Freaky
アパゲイル 声の出演
マリー・アントワネット
Marie Antoinette
デュ・バリー夫人
トランシルヴァニア
Transylvania
ジンガリナ
2007 レディ アサシン
Boarding Gate
サンドラ
最後の愛人
Une vieille maîtresse
ヴェリーニ
サスペリア・テルザ 最後の魔女
La Terza madre
サラ・マンディ
2008 戦争について
De la guerre
ウマ
2009 いずれ絶望という名の闇
Diamant 13
カルーン
2011 妹の誘惑
Gli sfiorati
ベアトリーチェ
2012 ダリオ・アルジェントのドラキュラ
Dracula 3D
ルーシー・キスリンガー

出典[編集]