アーロン・ブーン

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アーロン・ブーン
Aaron Boone
ニューヨーク・ヤンキース 監督 #17
AaronBoone.JPG
フロリダ・マーリンズ時代
(2007年6月5日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ラメサ
生年月日 (1973-03-09) 1973年3月9日(46歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 1994年 ドラフト3巡目でシンシナティ・レッズから指名
初出場 1997年6月20日
最終出場 2009年10月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • ニューヨーク・ヤンキース (2018 - )

アーロン・ジョン・ブーンAaron John Boone, 1973年3月9日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ラメサ出身の元プロ野球選手三塁手)。右投右打。引退後はESPNの野球解説者を務めた。2018年からはニューヨーク・ヤンキースの監督を務める。

祖父のレイ・ブーン、父のボブ・ブーン、兄のブレット・ブーンも元メジャーリーグ選手。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校卒業時の1991年カリフォルニア・エンゼルスからドラフト43巡目で指名されるが契約せず南カリフォルニア大学に進学。

プロ入りとレッズ時代[編集]

1994年シンシナティ・レッズからドラフト3巡目で指名され契約。

1997年6月20日にメジャーデビュー。

1998年9月27日、レッズのシーズン最終戦で、アーロン・ブーンが三塁手、当時レッズに所属していた兄のブレット・ブーンが二塁手、ラーキン兄弟の兄バリー・ラーキン遊撃手、弟スティーブン・ラーキンが一塁手で出場し、史上初の兄弟2組同時出場が実現した。

2003年には初めてオールスターゲームに出場(兄のブレット・ブーンも相手チームで出場していた)。

ヤンキース時代[編集]

2003年7月31日にロビン・ベンチュラを放出したニューヨーク・ヤンキースがトレードで獲得。その年ヤンキースはポストシーズンに進出。地区シリーズでミネソタ・ツインズに4連勝し、ボストン・レッドソックスとのリーグチャンピオンシップに臨んだ。3勝3敗で第7戦までもつれ込み、5対5で迎えた延長11回裏、ティム・ウェイクフィールドからメジャー史上に残る劇的なサヨナラホームランを打ちリーグ優勝を決めた。

2004年2月、ヤンキースとの契約に違反してバスケットボールをして遊んでいる最中、左膝の靭帯を断裂して即刻解雇された。同年はメジャー出場なしに終わった。

インディアンス時代[編集]

2005年から2シーズンクリーブランド・インディアンスでプレー。

2006年は、8月以降は若手有望株のアンディ・マルテにポジションを追われる形となり、控えとしてベンチを温める機会が多くなった。またこの年、3年ぶりに二塁手として1試合プレーしている。同年オフにチームから翌年の契約オプションを破棄されFAとなった。

マーリンズ時代[編集]

2007年フロリダ・マーリンズで、主に対左腕用の一塁手、または正三塁手ミゲル・カブレラの控えとしてプレー。69試合に出場し、限られた出場機会ながら、打率.286、5本塁打、28打点をマーク。ちなみに一塁の守備に就いたのは、メジャー昇格後、この年が初めてだった。オフにFAとなった。

ナショナルズ時代[編集]

2007年オフにワシントン・ナショナルズと契約。

2008年6月25日、ロサンゼルス・エンゼルス戦の8回に内野安打を放ち、通算1000本安打を達成。

アストロズ時代[編集]

2008年12月18日にヒューストン・アストロズと1年契約を結んだ。

2009年はシーズン終盤に10試合出場し、13打数ノーヒットに終わった。

引退後[編集]

2010年2月23日に引退を表明し、ESPNの解説者に就任。

2017年12月4日、ニューヨーク・ヤンキースの監督に就任することが発表された[1][2]

ヤンキース監督時代[編集]

2018年3月29日にトロント・ブルージェイズとの開幕戦が行われ、6-1で勝利しシーズンが始まった[3]。2018年9月2日に、審判に暴力行為を働いたとして1試合を出場停止となった[4]。チームは、100勝・62敗でアメリカンリーグ東地区第2位と好成績を残し[5][5]、アメリカンリーグのワイルドカードゲームとなるオークランド・アスレチックス戦でもチームの指揮を執ることになったが、主力選手であるアーロン・ジャッジが手首の怪我で2か月の離脱となってしまう。2018年10月3日に、アスレチックスに7-2で勝利し[6]2018年のアメリカンリーグディビジョンシリーズに駒を進めたため、初めてのポストシーズンで勝利した監督となった。ただディビジョンシリーズでは3試合で1勝しかできず、チャンピオンシップシリーズには進めなかった[7]

親子三代メジャーリーガー[編集]

祖父は1950年代デトロイト・タイガース等で主に三塁手として活躍したレイ・ブーン。父はフィラデルフィア・フィリーズカリフォルニア・エンゼルスなどで捕手として活躍したボブ・ブーン(後カンザスシティ・ロイヤルズシンシナティ・レッズで監督)。兄はシアトル・マリナーズなどで活躍したブレット・ブーン

つまり、親子孫と三世代でメジャーでプレイした最初のファミリーとなった。ブーン・ファミリーは4人全員がオールスターに出場している。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1997 CIN 16 52 49 5 12 1 0 0 13 5 1 0 1 0 2 0 0 5 1 .245 .275 .265 .540
1998 58 206 181 24 51 13 2 2 74 28 6 1 3 2 15 1 5 36 3 .282 .350 .409 .759
1999 139 520 472 56 132 26 5 14 210 72 17 6 5 5 30 2 8 79 6 .280 .330 .445 .775
2000 84 331 291 44 83 18 0 12 137 43 6 1 2 4 24 1 10 52 5 .285 .356 .471 .827
2001 103 427 381 54 112 26 2 14 184 62 6 3 3 6 29 1 8 71 9 .294 .351 .483 .834
2002 162 685 606 83 146 38 2 26 266 87 32 8 9 4 56 4 10 111 9 .241 .314 .439 .753
2003 106 446 403 61 110 19 3 18 189 65 15 3 3 0 35 2 5 74 6 .273 .339 .469 .808
NYY 54 208 189 31 48 13 0 6 79 31 8 0 3 2 11 0 3 30 7 .254 .302 .418 .720
'03計 160 654 592 92 158 32 3 24 268 96 23 3 6 2 46 2 8 104 13 .267 .327 .453 .780
2005 CLE 143 565 511 61 124 19 1 16 193 60 9 3 4 6 35 3 9 92 16 .243 .299 .378 .677
2006 104 392 354 50 89 19 1 7 131 46 5 4 4 1 27 1 6 62 4 .251 .314 .370 .684
2007 FLA 69 228 189 27 54 11 0 5 80 28 2 0 1 4 21 4 13 41 0 .286 .388 .423 .811
2008 WSH 104 255 232 23 56 13 1 6 89 28 0 1 1 2 18 1 2 52 8 .241 .299 .384 .683
2009 HOU 10 14 13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 .000 .071 .000 .071
MLB:12年 1152 4329 3871 519 1017 216 17 126 1645 555 107 30 39 36 303 20 80 707 74 .263 .326 .425 .751
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































1997 CIN - 1 0 0 0 0 ---- 13 11 22 3 0 .917 -
1998 - 1 0 0 1 0 .000 52 37 97 7 7 .950 1 0 0 0 0 ----
1999 - - 136 86 253 15 17 .958 6 1 5 0 2 1.000
2000 - - 84 62 154 8 21 .964 2 1 3 0 0 1.000
2001 - - 103 72 207 19 17 .936 -
2002 - - 154 89 324 20 42 .954 16 24 35 2 6 .967
2003 - 19 43 63 0 14 1.000 83 62 180 14 20 .945 5 3 15 3 1 .857
NYY - - 54 36 111 6 7 .961 -
'03計 - 19 43 63 0 14 1.000 137 98 291 20 27 .951 5 3 15 3 1 .857
2005 CLE - - 142 81 299 18 20 .955 -
2006 - 1 1 1 0 0 1.000 101 56 186 16 16 .938 -
2007 FLA 48 352 26 5 34 .987 - 12 6 9 0 0 1.000 -
2008 WSH 54 313 17 1 32 .997 1 0 0 0 0 ---- 16 3 23 1 2 .963 -
2009 HOU 2 9 1 0 1 1.000 - 1 0 2 0 0 1.000 -
通算 104 674 44 6 67 .992 23 44 64 1 14 .991 951 601 1867 127 169 .951 30 29 58 5 9 .946
  • 各年度の太字はリーグ最高

ブーン・ファミリー通算成績[編集]




















レイ・ブーン(祖父) 1948年 - 1960年 三塁手 1,373 1,260 151 737 21 .275
ボブ・ブーン(父) 1972年 - 1990年 捕手 2,264 1,838 105 826 38 .254
ブレット・ブーン(兄) 1992年 - 2005年 二塁手 1,780 1,775 252 1,021 94 .266
アーロン・ブーン 1997年 - 2009年 三塁手 1,152 1,017 126 555 107 .263

年度別監督成績[編集]










[8]








順位/
チーム数


ポストシーズン
勝敗
2018 NYY AL 東 44 162 100 62 .617 2 / 5 ALDS敗退 2勝3敗
通算:1年 162 100 62 .617 - 2勝3敗
  • WS…ワールドシリーズ、LCS…リーグチャンピオンシップシリーズ、DS…ディビジョンシリーズ。

脚注[編集]

  1. ^ http://newyork.cbslocal.com/2017/12/04/yankees-hire-aaron-boone-official/
  2. ^ Aaron Boone tabbed to be new manager for Yankees”. MLB. 2017年12月4日閲覧。
  3. ^ Stanton, Yankees crush Blue Jays in opening-day drubbing”. Toronto Sun (2018年3月29日). 2018年10月4日閲覧。
  4. ^ Aaron Boone suspended one game for bumping umpire”. MLB. 2018年9月2日閲覧。
  5. ^ a b Aaron Boone”. Baseball Reference. Sports Reference LLC. 2018年10月4日閲覧。
  6. ^ “New York Yankees rout A's to set up ALDS showdown with Boston Red Sox”. Associated Press. The Guardian. (2018年10月4日). https://www.theguardian.com/sport/2018/oct/03/yankees-athletics-al-wild-card-game-red-sox 2018年10月4日閲覧。 
  7. ^ Red Sox Eliminate Yankees From Playoffs in a Photo Finish”. New York Times (2018年10月10日). 2018年10月10日閲覧。
  8. ^ 年齢は、その年の満年齢で表記。

関連項目[編集]