インジェ・スピーディウム

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インジェ・スピーディウム
各種表記
ハングル 인제오토피아
漢字
英語表記: Inje Speedium
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インジェ・スピーディウム(麟蹄スピーディウム、英語: Inje Speedium)は、韓国江原道麟蹄郡にあるサーキットである。2013年5月にオープンした。

概要[編集]

全長3,908m(公称)のレーシングコースがメインのサーキット(当初公式サイトでは4,207mと記載されていたが[1]、後述するスーパー耐久のレースの際に主催者が実測したところ誤りであることが判明している[2][3])。コースは北コース(公称・全長2,577m)、南コース(公称・全長1,375m)に分割して使用することもできる。観客席はグランドスタンドだけで約2万席、全体では約7万席となる予定。ソウルからは車で2時間ほど[4]

韓国当局からの建設許可は「観光団地」として取得しており、サーキット以外にホテル(134室)・コンドミニアム(118室)や商業施設が併設される[5]。このためホテル・コンドミニアム等を含めた敷地全体の総称として「インジェ・オートテーマパーク(Inje Auto Theme Park)」という名称が使われる。なおオープン前はインジェ・オートピア(Inje Autopia)という名称が使われていたが、正式オープン直前になり現在の名称に変更された経緯がある[6]

2013年のスーパー耐久がこけら落としイベントとなった[6]。その他アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)やSUPERRACE CHAMPIONSHIP、コリアスーパーバイク選手権などが開催されている。スーパーフォーミュラの開催も計画され、2013年3月に同シリーズを主催する日本レースプロモーション(JRP)との間で3年間の開催契約を締結したことが明らかにされたが[7]、サーキットが国際自動車連盟(FIA)の公認を得ていないことなどを理由に、同年7月に開催中止が決定した[8]

なお2013年8月現在、サーキットの経営を巡って出資者同士の間で争いが生じており[9]、一時はサーキットがロックアウトされたほか[10]、前述のAsLMSも暫定組織での開催を余儀なくされるなど[11]、レース開催が不透明な状態となっていた。2018年現在は韓国の泰栄(テヨン)グループ傘下のホテル・リゾート運営企業であるブルーワンが運営を担当している[12]

同サーキット独自のジュニア・フォーミュラとして、日本のスーパーFJ相当のシャシーに現代自動車の1,600ccエンジンを搭載したフォーミュラカーによるレースを実施する計画もあった[13]2007年限りで開催を終了したフォーミュラ・コリア以来、久々に韓国独自のフォーミュラカーレースが復活すると期待されたが、2015年現在実現には至っていない。

2018年平昌オリンピックの際には、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの女性応援団の宿舎として当施設のホテル・コンドミニアムが使用され話題となった[12]

脚注[編集]

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