ウィットブレッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィットブレッド: Whitbread plc、ホイットブレッド)は、イギリスベッドフォードシャーHoughton Regisに本拠を置くホスピタリティ関連企業。現在はホテルチェーン「Premier Inn」、レストランチェーンの運営が中心となっている。創業は18世紀で、長くビール醸造業者として事業を行っていた。ロンドン証券取引所上場企業(LSEWTB)。

沿革[編集]

1742年12月11日、ベッドフォードシャー生まれの国会議員であるサミュエル・ウィットブレッド(Samuel Whitbread)が、Thomas Shewellと共同で、イーストエンド・オブ・ロンドンブルワリーを買収し事業を始めたことがルーツとなる[1]1750年にイギリスで最初となるポータービールの大量生産を開始、サミュエルのブルワリーは当時の世界最大となり、1784年にはジェームズ・ワットの改良した蒸気機関をブルワリーに導入、その先進技術は1787年に当時の国王ジョージ3世の視察訪問するところとなった[1]

第二次世界大戦後の1948年にロンドン証券取引所に上場、ラガービールを中心にイギリス有数のビールメーカーとして生産を続けたが、国際競争の強まる中で経営の多角化を進め、1974年にパブレストランのBeefeater(ビーフィーター)を開業し外食事業に進出、1979年にパブレストランBrewers Fayreを開業しチェーン展開、1987年Travel Innのブランドを立ち上げホテル事業に進出、1995年にイギリス最大のコーヒーチェーンであるコスタ(Costa Limited1971年創業)を買収した[2]。他方、250年以上の歴史を持ったビール事業は、価格圧力と業界再編の波を受けて2000年5月、ベルギーのインターブリュー(Interbrew S.A.、現在のアンハイザー・ブッシュ・インベブ)への売却を発表した[3]

2004年、ホテルチェーンのPremier Lodgeを買収の上、Travel Innと統合し新たにPremier Inn(プレミアイン)のブランドを創設し、同ブランドはイギリスを代表するエコノミーホテルブランドに成長[4]2008年に新たなレストランチェーンとしてTable Tableを開業した[5]2018年4月、コスタ・コーヒーの経営分離を発表[6]、同年8月、同チェーンのコカ・コーラへの売却を発表した[7]

なお日本のビジネスホテルチェーン「プレミアイン」(ホスピタリティパートナーズグループによる運営)は、ウィットブレッド運営のPremier Innとは無関係である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Our history” (英語). Whitbread plc. 2018年6月17日閲覧。
  2. ^ Costa History” (英語). 2018年6月17日閲覧。
  3. ^ Whitbread calls last orders for beer” (英語). ガーディアン (2000年5月26日). 2018年6月17日閲覧。
  4. ^ Whitbread acquires Premier Lodge chain” (英語). Health Club Management (2004年7月27日). 2018年6月17日閲覧。
  5. ^ Whitbread Launches New Pub-Restaurant Brand” (英語). BigHospitality (2008年2月20日). 2018年6月17日閲覧。
  6. ^ Whitbread to spin off Costa Coffee business” (英語). Market Watch (2018年4月25日). 2018年9月8日閲覧。
  7. ^ Whitbread sells Costa Coffee to Coca-Cola for £3.9bn” (英語). デイリーテレグラフ (2018年8月31日). 2018年9月8日閲覧。