ウィナーズカップ

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ウィナーズカップ
概要
開催時期 3月
開催地域 持ち回り
分野 競輪
カテゴリー GII
形態 4日間トーナメント
主催者 持ち回り
歴史
初回開催年 2018年
開催回数 2回
初代優勝者 郡司浩平
直近優勝者 脇本雄太(2019年)
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ウィナーズカップは、毎年3月中旬から下旬に開催される、競輪GII競走

概要[編集]

長らく、毎年3月には2016年まで日本選手権が行われてきたが、同競走が2016年度以降はゴールデンウィーク期間中に開催することとなった[注 1]ため、その『空いた』3月に新たに開催することとなったグレードレースが、新規GII格付けであるこの「ウィナーズカップ」である。伝統あるGI開催に加え、競輪界に新たな歴史を築くために創設された。

大きな特徴として、車券に最も貢献している1着回数上位者を中心に選抜することにより、他のGI・GIIにはない特色を出してアピールを高めるとともに、より多くの選手にGII出場のチャンスを与えている。

第1回大会は、2017年3月17日 - 20日春分の日)に高松競輪場で開催され、郡司浩平が初代王者[注 2]となった。第2回大会も決勝戦が春分の日に当たる日程となったが、第3回大会は春分の日が木曜日であったため春分の日を初日とし決勝戦は翌週日曜日という日程で行われた。

また、同開催最終日には「ガールズケイリンコレクション」●●ステージ(●●は開催地名)も併せて行われる。

第3回(2019年)の総売り上げは69億1438万6600円で、前回の93.4%であった[2]

賞金[編集]

以下は、決勝戦における各着順の賞金額。( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額。

大会(年) 1着 2着 3着 4着 5着 6着 7着 8着 9着
第2回(2018年)[3] 1,940万円(2,130万円[4][5] 930万円(994万円[4][5] 580万円(610万円[4][5] 310万円 230万円 190万円 180万円 170万円 160万円
第3回(2019年)[6]

出場選手選抜方法[編集]

ウィナーズカップの出場選手は、車券に最も貢献している1着回数の多い選手を中心に選抜される。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜する。

  • 選考期間…前年7月〜12月(6ヶ月)、選考月…1月、最低出走回数…24出走
  1. S級S班在籍者
  2. 1.を除く1位回数上位30名
    1位の回数が同数の場合は2位の回数の多い選手を、2位の回数が同数の場合は3位の回数の多い選手を順次選抜する
    3位の回数が同数の場合は平均競走得点上位者を優先して選抜する
  3. 前年のヤンググランプリ出走者
  4. FI開催(S級シリーズ)の決勝での1〜3位回数の上位者
    1位の回数が同数の場合は2位の回数の多い選手を、2位の回数が同数の場合は3位の回数の多い選手を順次選抜する
    3位の回数が同数の場合は平均競走得点上位者を優先して選抜する

なお、補欠選手は正選手を除くFI開催(S級シリーズ)の決勝での1〜3位回数の上位者からさらに順次選抜される。

また、正選手のうち、S級S班在籍者と1位回数上位者の合計27名については、特別選抜予選に出走できる。

勝ち上がり方式[編集]

初日〜3日目は12レース、4日目(最終日)のみ11レース(他に「ガールズケイリンコレクション」1レース)が行われる。

 優秀  初日 0002日目000 0003日目000 最終日
毘沙門天賞(1) 準決勝(3)
特選予選(3) 二次予選(6) 00決勝(1)00
一次予選(9)
敗者戦 00-00 (5) (9) (10)
  • 初日
「一次予選」 合計9レース行われ、各レース1〜4着36名が「二次予選」進出。
「特別選抜予選」 一次予選の後に合計3レース行われ、各レース1〜3着9名は無条件で2日目の「毘沙門天賞」と、3日目の「準決勝」進出権利が同時に得られる。4〜9着18名は「二次予選」進出。
  • 2日目
「二次予選」 合計6レース行われ、各レース1〜3着18名が「準決勝」進出。
「毘沙門天賞」 二次特別選抜予選として、最終レースに行われる。失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。
  • 3日目
「準決勝」 後半3レース。各レース1〜3着9名が「決勝」進出。
  • 4日目(最終日)
「決勝」 最終レース。上位3着は表彰式で表彰台に上がることができる。また、優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。
「特別優秀」 「決勝」前の合計2レース。「準決勝」各レース4〜6着9名と、二次予選敗退選手による3日目「特選」各レース1〜3着9名の18名により行われる。
ガールズケイリンコレクション」 女子選手による一発勝負。

その他、2日目以降に予選敗退者を対象とした「特一般」(2日目)、「一般」、「選抜」、「特選」(3日目以降)が開催される。

最終日は「ガールズケイリンコレクション」が行われる関係で「ウィナーズカップ」としての競走は11レースしか設定されていないため、3日目「一般」各レース7〜9着9名が最終日を待たずに強制的に(失格はなくても)途中帰郷(「お帰り」)させられる。

過去の優勝者[編集]

開催年 開催場 優勝者 府県 毘沙門天賞勝者
01 2017年(平成29年) 高松 郡司浩平 14神奈川) 平原康多
02 2018年(平成30年) 松山 武田豊樹 08茨城) 三谷竜生
03 2019年(平成31年) 大垣 脇本雄太 18福井) 脇本雄太

今後の開催予定[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 2016年の日本選手権は、3月に引き続き5月も開催された。これは、3月が2015年度(年度末のGI)の、5月が2016年度(年度最初のGI)の、それぞれの開催であるため。
  2. ^ 郡司浩平はGIIレース初制覇[1]

出典[編集]

  1. ^ “【競輪】高松で郡司浩平がG2初制覇 最終2角まくりで2130万円ゲット”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2017年3月20日). https://www.daily.co.jp/horse/2017/03/20/0010018183.shtml 2017年3月20日閲覧。 
  2. ^ 日刊スポーツ大阪本社版2019年3月25日21面
  3. ^ ウィナーズカップ(GⅡ)(SU1) (PDF) 副賞を含まない金額
  4. ^ a b c 日刊スポーツ大阪本社版2018年3月21日11面
  5. ^ a b c 日刊スポーツ大阪本社版2019年3月24日15面
  6. ^ ウィナーズカップ(GⅡ)(SU1) (PDF) 副賞を含まない金額